主
主
主
ー🍣ハウスの前ー
……はぁぁ~…っ。 心の中だけで大きくため息をつく。 いや、あのね?別にいやとか、 そういう訳じゃないんだよ? でもさぁ……、急に好きとか言われてもどうすればいいかわかんないって…。 …どうしよ…。
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ため息をつきながら家の前まで出る。 …すると。
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こんなゲリラ雷雨の中、何してんの?
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嬉しい、なんて思ってしまう僕もいたけど。 まぁ、いふくんの好きな人は知ってるし、 期待しても意味ないんだけどね。
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いふくんの家までいってまた僕の家に戻ってくるって、 結構面倒くさいけど…。 でもいふくんはこんな雨の中待っててくれたんだから、 行くべきだよね。
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ー 🤪 目線ー
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ほとけが元気な声で入ってくる。 その声が耳に響いて、少し耳障りだ。
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まぁ片付け苦手だから、散らかさないだけなんだけど。 …はぁぁ~っ、頭痛ぇ。 雨の中待っていたからか、家に帰る道でとっても痛くなった。 ……でも、「大丈夫」とか言った手前そんなこと言えないよな。
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俺の家なんやから、どこも俺の部屋じゃないか? そう思ったけど、キラキラしてる彼が可愛すぎて何も言えなかった。 …ほんま、顔面国宝やんな。 ないことかもそうだけど、うちのメンバー顔良い奴多いよな (↑あなたもです)
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そう言って駆けていくほとけ。 …俺が話したいことがあるって言ったの、覚えとるかな…??
どこへ行くかと思えば、 彼が向かったのは寝室だった。
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寝室で酒飲んでるから仕方ないやろ…っ。 あ”~やべぇ、頭痛…っ。
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全然大丈夫じゃないけど……。
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ほとけはそう言っていたけれど、 俺から誘ったんだからもてなすくらいはしないと。 俺はふらつく足で、部屋を出た。
ー💎目線ー
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見るからに体調悪いのに無理してお茶出すとか…バカじゃない? ほんと、自分の体大切にしてよね‼ もうすぐ夏ツもあるんだしさぁ…! そんなふうに僕が怒っていると、ドアが開いた。
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体調、悪そう…。 やっぱり休ませないと…!
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出だしがかぶって、僕はしぶしぶ黙る。
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どうせダメって言っても話すんでしょ。 もう僕は倒れても知らないからね!
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急に何を聞くかと思ったら… ないちゃんのこと?
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”俺、絶対惚れさせるから” ないちゃんの声がフラッシュバックする。 …ぁ~やばい、その時は全然感じなかったけど、 今になって考えるとめっちゃ恥ずかしい!!
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思わず照れてしまうと、いふくんは急に立ち上がった。 …え?何? 急に立ち上がったら危ないよ…??
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何かをしようとしたみたいだけれど、 そのままふらっとしてから頭を抑える。
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これ、絶対体調悪いやつじゃん! あわてて彼のもとに近寄ると__。
__ドサッ
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ぎゅぅっと抱き着かれたまま、押し倒されたのだ。 …え?ん?? 思わず脳内でもフリーズしてしまう。 え……好きなの初兎ちゃんでしょ? ってか付き合ってないよね…? 疑問が次々にあふれ出る。
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返事はない。 …も~っ”!
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僕の最大音量でそう叫ぶと。
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生気のない顔でそういう彼。 …あ、そっか、体調悪いんだ。 なのにあんな大声だして…ごめんね。
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僕は彼の額に手を当てる。
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火傷するくらいあつい…っ!! ヤバい…どうしよ。 とりあえず冷えピタ持ってこよう!!
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そう言いながら立とうとする彼。 …いや立たないで⁉
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弱々しくつぶやく彼。 …っ超申し訳ない……。 早く取ってきて看病しないと…!
ー🤪目線ー
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頭痛いし迷惑かけるしで最悪だ。 しかも熱もあるみたいで、ほとけが冷えピタを取りに行ってくれている。 迷惑かけっぱなしやな。 さっきも、何をしたのか覚えてないけど、 ほとけに驚かれてしまった。 ほんま、ダメな奴やん……。
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年下に介抱されてる俺よ……はぁ。
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熱のせいにして、彼を抱きしめてしまいたい。 そんな下心満載の発言だったのに、 ほとけは頬を赤らめながら、こくん、とうなずいた。
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そう言った俺は、彼に抱き着いて、 そのまま眠りの中に引き込まれていった。
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主
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コメント
3件
好きですーーーー! 続き待ってます!
神すぎません!? 続き楽しみにしてますね!
ぐちゃぐちゃしてる〜( ˘ω˘ )