/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
翔太
ウインクキラーやんねーか？
大弥
なんだそれ
冬奈
あ、知ってる！鬼決めて、その人がウインクして目が合った人は死んじゃうってゲームでしょ？
翔太
そうそれ！
秋子
2人の人が鬼わかったら打ち合わせて言うんだよね？
美希
へぇ〜そんなゲームあるんだ
龍介
それ都市伝説もあるぜ
快斗
何それ
翔太
聞いたことないぜ？
龍介
なんか始める前に魔法陣？みたいなの書いてある言葉を唱えるみたいな
夏那
それ知ってるかも
夏那
それやるとほんとに死んじゃうんでしょ？
美希
何それ怖い
翔太
なんだそれ
翔太
面白そうだな
秋子
ちょっと何言ってるのよ
冬奈
死んでもいいの？
翔太
やってみようぜ
大弥
まぁただの都市伝説だろ
龍介の言う通りに魔法陣を書きみんなで唱える
翔太
んじゃ、くじ引こうぜ
大弥
おう
みんなそれぞれ引いていく
龍介
スタートだな
みんな伏し目がちになる
夏那
下向いてたら進まなくない？
春歌
確かにね笑 怖いから分かるけど…
翔太
目線あげようぜ
ゆっくりと目線をあげる…その瞬間
冬奈
きゃっ…
目の前でゆっくり倒れていく冬奈
春歌
冬奈？！
夏那
どうしたの？
素早く快斗が駆け寄る
快斗
…死んでる
龍介
嘘だろ？！
大弥
都市伝説ほんとなのか？
美希
だとしたら早く鬼見つけないと
龍介
だけど…鬼が見つかったらその鬼が死ぬぜ
秋子
何それっ？！
美希
それ言ったら鬼絶対勝ちに来るじゃない！
春歌
言っちゃダメな情報…
龍介
早く鬼見つけて犠牲減らすしかねーだろ
大弥
お前が言わなきゃそれで終わったのにな！
快斗
さ…再開するか
先ほどよりさらに下を向く
それじゃあ進まない…そう思って目線を軽く上へあげる
翔太
うっ…
倒れたのは翔太だった
大弥
翔太？！まじかよ…
そして私は…
美希
鬼…分かったよ
美希
あと一人頑張って当てて
美希
じゃないと終わらない
夏那
そうね
春歌
さすが美希だね！
秋子
私たちも頑張ろう…え…
秋子が倒れる
大弥
…鬼早くねーか？
夏那
あと6人？
大弥
早く見つけねーと
龍介
美希が分かってんならあと一人、それで勝てる
快斗
残り2人になる前に当てねーと
夏那
……
夏那が無言で倒れた
もう誰も確認しようともしない
春歌
ねぇ怖いよ
大弥
誰かわかんねーのか？
快斗
鬼からしたら美希は殺したいだろうし頑張れよ
美希
うん…もちろん
春歌
あと…5人
美希
だいぶ絞られたね
大弥
なんでだよ…友達同士で殺し合いとか
龍介
俺さ…この都市伝説この中のあるやつに聞いたんだ
快斗
え？
龍介
まだそいつが残ってる
龍介
もしかしたら鬼になれるような内容もあるのかもしれない
龍介
だとしたら鬼は…うっ
そこで龍介は倒れた
大弥
どういうことだよ？！
快斗
これ完璧な口封じだよな？
美希
みたいだね…
美希
龍介と仲良かったのって…
春歌
大弥？
大弥
なんでだよ
大弥
俺ウインクキラーも知らなかったんだぜ？
大弥
それよりこんなかの誰かに恨みあるやつとかじゃねーの？
快斗
春歌は冬奈に好きな人取られてなかったか？
春歌
そんなことで殺したりしないわよ！
春歌
そんな些細なことなら美希だって快斗だってあるでしょう？
美希
日常の些細なことを言ってたらキリがないよ
美希
早く探さないと
快斗
まぁそれもそうだな
快斗
俺が気になるのは1番に殺されるはずの美希が殺されてないことだけどな
大弥
なんで美希が？
大弥
恨まれてるのか？
快斗
そうじゃねーよ
快斗
鬼が分かったってことはあと1人にバレたら死ぬんだぞ？
快斗
普通いなくなって欲しいだろ
快斗
春歌
まぁそうね
春歌
それは気になってた
春歌
もしかして美希…
美希
私じゃないよ
美希
さっきっから私下しか見てないし
春歌
そうだよね…疑ってごめん
春歌
え…
倒れたのは大弥だった、そして…
春歌
私鬼分かった
春歌
美希答え合わせしよ？
春歌
2人で合わせるんでしょ？
美希
ごめん、私大弥だと思ってたから
美希
頑張って生きてね、春歌
快斗
ってことは…
快斗
この3人の中に鬼1人か
快斗
どう考えても疑わしいのは俺だよなぁ
快斗
見つけられてねーもん
美希
そうなるわね
美希
でも私も間違えたわ
快斗
それもそうだな…は？
驚いた顔をしたまま快斗が倒れる
美希
これで2人ね春歌
春歌
やっぱり美希だった
春歌
おかしいとは思ったの
春歌
全然殺されないだけじゃない
春歌
顔は下向いてても目線はしっかり前を見てた
伏し目がちに語る春歌
春歌
なんで私が最後まで残されたの？
美希
さぁね
美希
気まぐれかな
美希
龍介に都市伝説教えたのは私
美希
鬼をとる方法も知ってた
美希
全部仕組んでたの
春歌
なんでそんなこと…
美希
言ったでしょ
美希
全部気まぐれ
美希
じゃあこれで最後ね
春歌
いや…
春歌
嫌だ
春歌
やめてよ美希
美希
そんなこと言っても
美希
もう負けは決まっているのよ
春歌
嫌だ……
そのまま音もなく崩れ落ちる春歌
美希
…危なかった
美希
美希
さて、次は誰で遊ぼうかしら
美希
美希
貴方で遊ぼうかしらね？
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
