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怪異探求倶楽部

第35話 - File6−カルネアデスバス−④

2025年09月07日

#ホラー

#高校生

#怪異

#都市伝説

#一次創作

#ドラマ

×××

それからカルネアデスバスは一度も止まる事なく走り続けていた

白縫信愛

どうしたらいいんだろ？

馬場龍河

何かないか・・・

龍河は情報を探るために車内を見回す

馬場龍河

ん？なんだ？これは・・

白縫信愛

どうかしました？

馬場龍河

いや、このバスの
車内の広告

馬場龍河

広告の様に見えて
広告じゃない・・

白縫信愛

た、確かにそうですね

バスの車内には広告の様に新聞記事やら家族写真やらありとあらゆる物が貼り付けられていた

花牟礼さくら

ちょ！これ！

さくらは貼られている新聞記事を指差し声を荒げる

八乙女焔垂

その新聞がどうかしたか？

花牟礼さくら

これってあれじゃん！

花牟礼さくら

バスジャックの記事！

白縫信愛

あ！本当だ！

さくらが指差したのは茜がネットで検索した狗頸バスジャック事件の新聞記事だった

八乙女焔垂

こっちは新聞の
実物って感じだな

赤迫美月

でも何でこの新聞が？

浦添朝陽

やっぱり信愛先輩が
言った通り

浦添朝陽

このバスはバスジャックに関係してるって事なんでしょうか？

白縫信愛

そうなのかな・・・

菅生茜

てかこの家族写真って
誰の写真なんだろ・・

茜は額縁に入れらた写真を手にする

白縫信愛

お父さんとお母さん

白縫信愛

それから娘って感じだね

八乙女焔垂

というか何でバスに
家族写真なんだ？

馬場龍河

・・・・・

龍河はその家族写真を黙って見つめていた

白縫信愛

馬場さん？

白縫信愛

どうかしました？

馬場龍河

いや、その写真に
写ってる父親──

馬場龍河

どっかで見た気がしてな

白縫信愛

え？この人
知ってるんですか？

馬場龍河

最近テレビで
見た気がすんだよな・・

赤迫美月

テレビで？

馬場龍河

えぇ・・最近・・・

馬場龍河

あ！思い出した！

馬場龍河

昨日ニュース
番組で見たんだ！

白縫信愛

ニュース番組？

馬場龍河

この写真の父親──

馬場龍河

西鉄雄さんだよ

浦添朝陽

西鉄雄って──

浦添朝陽

あ！バスの運転手？

花牟礼さくら

バスジャックの時に
拳銃自殺したって言う？

馬場龍河

ああ・・間違いない

八乙女焔垂

でも何で昨日の
ニュース番組で？

馬場龍河

昨日ニュースでバスジャックを振り返るコーナーが
放送されてたんだよ・・

馬場龍河

その時に当時の西さんの
顔写真が紹介されててな

白縫信愛

その顔写真がこの父親と
一緒って事ですか？

馬場龍河

ああ・・・

八乙女焔垂

ならやっぱりこのバスは

八乙女焔垂

バスジャック事件に
関係してるって事で
間違い無さそうっスね

馬場龍河

だろうな・・・

花牟礼さくら

てかさ？思ったんだけど

花牟礼さくら

このバス、さっきから信号無視しまくりじゃない？

白縫信愛

え？

信愛は窓から外の様子を伺う

白縫信愛

た、確かに・・・

さくらの言葉通りこのバス信号を完全に無視しながら走行している

浦添朝陽

事故とか大丈夫
なんでしょうか・・

そんな朝陽の不安をよそにバスは赤信号を無視して十字路に差し掛かる

菅生茜

あ！やばい！横から
車来てるじゃん！

馬場龍河

まずいな・・・

白縫信愛

このままじゃ
ぶつかっちゃう！

赤迫美月

止めなきゃ！

美月は運転席に走りブレーキを力一杯踏み込む

赤迫美月

ダメだ！止まらない！

花牟礼さくら

うっそ！？

花牟礼さくら

やばいじゃん！

馬場龍河

サイドブレーキは
どうですか？

龍騎が力一杯サイドブレーキを引っ張るがバスが止まる事は無かった

馬場龍河

くそ！こっちも無理か！

白縫信愛

（やばい！）

白縫信愛

（このままじゃ──）

菅生茜

ぎゃああ！ぶつかる！

皆の脳裏に最悪の事態が過ぎる

しかし

車はバスをすり抜け何事もなかったかの様に走り去っていく

菅生茜

は？何？今の？

浦添朝陽

すり抜けましたよね？

花牟礼さくら

どうなってんの？

白縫信愛

（もしかして・・・）

白縫信愛

（このバスって・・・）

白縫信愛

みんな！

白縫信愛

もしかしたらこのバス──

白縫信愛

！！！！！！！

信愛は何かに気づき言葉を詰まらせる

馬場龍河

ん？どうした？

白縫信愛

みんな・・・

白縫信愛

落ち着いて聞いて？

白縫信愛

今──

白縫信愛

バスの後ろの席に──

赤迫美月

きゃあ！誰？あの人？

美月が後部座席を指差す

そこには

・・・・・

運転手の制服を見に纏った男性が立っていた

花牟礼さくら

誰？あの人？

白縫信愛

やっぱりみんなにも
視えてるんだね・・

浦添朝陽

さっきまで
居ませんでしたよね？

馬場龍河

西・・鉄雄さん・・・

赤迫美月

うっそ！？

白縫信愛

間違いないと思う

菅生茜

た、確かに同じ人・・

茜は写真の人物と後部座席に立つ人物を交互に見つめながら目を見開く

花牟礼さくら

でも西さんは
亡くなってるんだよね？

花牟礼さくら

て事は霊って事でしょ？

花牟礼さくら

それが何で私たちに
視えてる訳？

八乙女焔垂

確かに・・おかしいよな

白縫信愛

私は思い違いを
してたんだよ

馬場龍河

思い違い？

白縫信愛

このバスは西鉄雄
さんが憑依した姿

白縫信愛

そう思ってた・・・

白縫信愛

けど違ったんです

赤迫美月

違ったって？
どう言う意味？

白縫信愛

このバス自体が
西鉄雄さんなんですよ

菅生茜

バスが西鉄雄さん？

花牟礼さくら

言ってる意味が
分からないんだけど

白縫信愛

このバスは──

白縫信愛

西鉄雄さんが
バスに化けた姿

白縫信愛

って事！

八乙女焔垂

バ、バスに化けた？

白縫信愛

正確に言えば──
付喪神から派生した
特異体って感じかな

馬場龍河

付喪神は聞いたことあるが

馬場龍河

人がバスに化けるとか
実際にそんな事あるか？

白縫信愛

霊的な乗り物と言えば

白縫信愛

日本の幽霊列車とか
西洋では幽霊船とかが
有名だと思いますけど

白縫信愛

実際に絵巻物とか
怪談集、民話集に

白縫信愛

人が乗り物や物体に
化けるって言う話が
記録されてるんです

馬場龍河

まじかよ・・・

八乙女焔垂

て事は本当に
このバスは──

浦添朝陽

運転手が化けた姿・・・

八乙女焔垂

なるほど・・・

八乙女焔垂

だから俺らでも
霊を目視できた訳か

菅生茜

このバスは運転手さんの
腹の中状態って事？

白縫信愛

多分ね・・・

白縫信愛

そう考えればさっき
車がすり抜けた
事にも説明がつく

花牟礼さくら

なるほど・・・

花牟礼さくら

このバス自体が
幽体って訳ね

白縫信愛

そう言う事・・・

・・・・・

白縫信愛

・・・・・

信愛はゆっくり男性に近づく

菅生茜

信愛！？

白縫信愛

大丈夫だから・・・

・・・・・

白縫信愛

あなたは西鉄雄さん？

・・・・・

西鉄雄

はい・・・

白縫信愛

やっぱり・・・

八乙女焔垂

まじかよ・・・

馬場龍河

やはり恨みが──

西鉄雄

恨みなどはありません

馬場龍河

え？

菅生茜

恨みがない？

白縫信愛

どういう事ですか？

西鉄雄

私はただ・・・

西鉄雄

申し訳ないのです・・・

白縫信愛

も、申し訳ない？

西鉄雄

あの時の私は
お客様の身の安全を
最優先に考えました

白縫信愛

あの時？

白縫信愛

それはバスジャックが
起こった日の事ですか？

西鉄雄

はい・・・

西鉄雄

あの日は定刻通りに
順調にお客様を
お送り出来ていました

西鉄雄

しかし──

西鉄雄

犬吠埼病院前駅から
一人の少年が乗車され

西鉄雄

事態は一変しました

馬場龍河

バスジャックですね？

西鉄雄

はい・・・

西鉄雄

少年は懐から
拳銃を取り出すと

西鉄雄

威嚇射撃をしました

25年前

2000年6月2日金曜日正午

犬吠埼病院前駅から乗車した少年は懐から拳銃を取り出し天井に向かって威嚇射撃をする

そんな少年の常軌を逸した行動に乗客は恐れ慄き悲鳴を上げる

少年

うるせーんだよ！

少年の乗客に銃口を向ける

西鉄雄

お待ちください！

西鉄雄

お客様には手を
出さないでください！

少年

黙れ！

少年

てめーまで俺を
馬鹿にしやがんのか？

西鉄雄

馬鹿にはしていません

西鉄雄

ですが私にはお客様を
安全に目的地へと送り届けるという責務があります

少年

・・・・・

西鉄雄

ですからお客様には
手出しはしないで
いただきたい

西鉄雄

それだけは・・・

西鉄雄

どうかお願いします

少年

・・・・・

鉄雄から語られたバスジャック現場のリアルな危機感に皆は生唾を飲み込む

白縫信愛

・・・・・

西鉄雄

私は激昂している少年を
何とか宥めようとしました

西鉄雄

少年を何とか落ち着かせなければお客様の命が危ないですから・・・

馬場龍河

そんな危機的状況で
よくそんな冷静な
判断が出来たもんだぜ

西鉄雄

いえ、そんな事は
ありません・・・

西鉄雄

私はただ、誰一人犠牲に
なって欲しくなかった

西鉄雄

その一心でした・・

菅生茜

・・・・・

西鉄雄

ですがそれが逆に少年の
神経を逆撫でする結果に
なってしまいました

花牟礼さくら

え？どうして？

西鉄雄

お客様の中にはお子さんもいらっしゃいましたので

西鉄雄

私が冷静でいなければ
不安にさせてしまう

西鉄雄

そう思って平静を
装っていました

西鉄雄

しかし少年には
それが──

西鉄雄

こいつは俺を舐めている
という解釈になって
しまったようです・・

白縫信愛

なるほど・・・

西鉄雄

そして少年は持っている
拳銃を私に手渡し
こう・・言いました

西鉄雄

「おまえの命か乗客の命
どっちかを選べ」

西鉄雄

「生き残っている方を
助けてやる」と

八乙女焔垂

なるほど・・
そう言う経緯が
あったのか・・

馬場龍河

「これなら冷静じゃ
いられないだろ？」

馬場龍河

って感じだろうな

花牟礼さくら

ひ、酷すぎる・・・

西鉄雄

私は重要な選択を
迫られました

西鉄雄

しかし私にはお客様を
犠牲にすると言う選択は
ありえませんでした

白縫信愛

どっちか選べと
言われた時から

白縫信愛

自分の命を犠牲にする
って決めてたんですか？

西鉄雄

ええ・・もちろんです

浦添朝陽

どうしてそこまで？

西鉄雄

お客様を安全に目的地
まで送り届ける事

西鉄雄

それが私の責務だからです

少年

さぁ！選べ！

少年

おまえの命か──

少年

乗客の命か！

少年

生き残っている
方を助けてやる！

西鉄雄

・・・・・

鉄雄は少年から手渡された拳銃を握りしめて乗客の方に視線を移す

乗客は震えながら鉄雄を見つめていた

言葉にせずとも鉄雄には乗客の思っている事が理解できた

「自分たちは殺されるのか？」

西鉄雄

・・・・・

鉄雄は再び拳銃に視線を移し

西鉄雄

ふっ・・・

鉄雄は乗客に優しく微笑んだ後銃口を自分のコメカミに当てる

少年

！！！！！！！

鉄雄の予想外の行動に少年は目を見開き額から汗が滴り落ちる

西鉄雄

自分の命の為に
誰かを殺すなど
ありえません

少年

ど、どうせハッタリだろ！

西鉄雄

いいえ・・・

西鉄雄

私はあなたを
信じているだけです

少年

お、俺を？

西鉄雄

あなたは仰ってくれた

西鉄雄

生きている方を助けると

少年

・・・・・

西鉄雄

ですからお客様を
助けていただきたい

西鉄雄

助けていただけるなら私は喜んで命を差し出します

少年

て、てめー・・・

鉄雄は耳掛け式のマイクロフォンのスイッチを入れ乗客に語りかける

西鉄雄

お客様・・・

西鉄雄

本日は狗頸バスに
ご乗車いただき

西鉄雄

誠にありがとうございます

西鉄雄

本日は私の不手際により
大切なお客様を危険に
晒してしまいました

西鉄雄

誠に申し訳ございません

西鉄雄

ですがご安心ください

西鉄雄

お客様に被害が
及ぶような事は
決してございません

西鉄雄

私が命を差し出せばお客様の身の安全は保証すると約束してくださいました

西鉄雄

ですがお客様・・
申し訳ないなどとは
思わないで下さい

西鉄雄

私のようなバスの運転しか取り柄の無い中年の命ひとつでお客様をお救いできる

西鉄雄

これは私にとって
この上ない喜びなのです

西鉄雄

ですので罪悪感を
感じる必要はありますせん

鉄雄の最期の言葉に乗客は涙を流す

西鉄雄

お客様の未来が
輝きに満ちる事を
心より祈っております

そう言って微笑む鉄雄は躊躇いなく引き金を引いた

鉄雄の壮絶な選択を前に皆が言葉を失う

西鉄雄

それから私は死にました

西鉄雄

ですが申し訳なく
思っているのです

馬場龍河

さっきも言ってましたが

馬場龍河

その申し訳ないってのは
一体誰に対してですか？

西鉄雄

お客様に対して
そして家族に対してです

白縫信愛

なんであなたが
申し訳ないと思う
必要があるんです？

浦添朝陽

そうですよ

浦添朝陽

あなたは自分の命を
顧みずに乗客を守った
んじゃないですか！

西鉄雄

確かに私はお客様をお守り
出来たかもしれません

西鉄雄

ですが──

西鉄雄

人が死ぬ瞬間をお客様に
お見せてしまった・・

西鉄雄

そして何より家族を
悲しませてしまった

西鉄雄

それが申し訳なく
思うのです・・・

馬場龍河

なっ・・・

龍河は鉄雄の言葉に目を見開く

馬場龍河

それは違うだろ！

馬場龍河

あんたは悪く無い！

馬場龍河

確かにあんたの中では
いまだに葛藤が
渦巻いてるんだろう

馬場龍河

けどこれだけは言える

馬場龍河

あんたがあの時選んだ
選択は勇気と愛に
満ちたもんだった！

西鉄雄

・・・・・

馬場龍河

乗客を守るために
自分の命を捧げた行為は

馬場龍河

真似しようとしても
真似できるもんじゃ無い

西鉄雄

・・・・・

馬場龍河

確かにあんたが言うように

馬場龍河

人が死ぬ瞬間を目の当たりにするってのは誰だって辛いはずだ・・

馬場龍河

それは認めるよ
あんたの言う通りだ

馬場龍河

トラウマになってる
ヤツも居るだろう

馬場龍河

でもそれはあんたの
せいじゃないはずだ！

馬場龍河

あんたは最悪の状況下で
最善を尽くした！
ただそれだけの事だろ？

西鉄雄

・・・・・

赤迫美月

そうですよ西さん

西鉄雄

ですが私は・・・

西鉄雄

お客様の気持ちを考えずに
自決する道を選んだんです

馬場龍河

あんた以上に乗客の事を
考えてる運転者が世界に
どんだけ居るってんだよ！

赤迫美月

「申し訳なかった」

赤迫美月

そう感じるあなたの
優しさこそ──

赤迫美月

あなたが乗客を第一に考えていたって言う何よりの証拠じゃないですか！

西鉄雄

みなさん・・・

鉄雄の目から涙が溢れ出る

白縫信愛

このカルネアデスバスが
今も彷徨ってる理由が

白縫信愛

今言ったような
葛藤や後悔が
理由だとするなら

白縫信愛

私たちが西さんに
送る言葉はひとつです

西鉄雄

ひとつ？

白縫信愛

「あなたはもう十分に戦いましたからゆっくり休んでください」

西鉄雄

！！！！！！

西鉄雄

みなさん・・ぐすっ

八乙女焔垂

きっと乗客の心には
あなたの死に際なんて
残ってません

八乙女焔垂

残ってるとするなら
あなたの勇気に満ちた
勇姿だけですよ

菅生茜

絶対そうですよ、ぐすっ

花牟礼さくら

乗客に恐怖なんて
残ってませんよ

白縫信愛

安心して安らかに
眠ってください

西鉄雄

みなさん・・ありがとう

馬場龍河

あんたの事は俺が
絶対に世間に伝える

馬場龍河

約束する！絶対だ！

西鉄雄

ありがとうございます

鉄雄が微笑みながら言うと車内を光が包み込む

白縫信愛

う・・眩しっ

馬場龍河

な、なんだ？これ

気がつくと一同はバスを見かけた住宅地に居た

白縫信愛

も、戻ってきた・・

花牟礼さくら

西さん・・

花牟礼さくら

成仏出来たのかな？

白縫信愛

どうなんだろ・・・

浦添朝陽

そうだと良いですけどね

八乙女焔垂

つーか今何時だ？

八乙女焔垂

少なくとも2時間は
バスに乗ってたよな？

馬場龍河

確かに・・・

龍河はスマホを取り出して時刻を確認する

馬場龍河

は？なんで？

白縫信愛

どうかしたんですか？

馬場龍河

０時３分のままだ・・

現時刻は一同がカルネアデスバスを目撃した時間から経過していなかった

白縫信愛

え？

菅生茜

なら私たちだけ
時間が飛んでるって事？

八乙女焔垂

亜空間にでも
居たってのか？

白縫信愛

さぁ・・・

白縫信愛

どうなんだろ・・・

赤迫美月

というか馬場さん？

赤迫美月

これからどう
されるんですか？

馬場龍河

記事を書きますよ
カルネアデスバスの記事を

馬場龍河

西さんと約束
しましたからね

馬場龍河

世間に伝えるって

馬場龍河

まぁ、楽しみに
しててくださいよ

馬場龍河

立派な記事を
書いてみせますから

白縫信愛

発売待ってますね

馬場龍河

ああ・・待っててくれ

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