最低ランクの俺が、!?最高ランク達に愛されています!?

注意 ・本人とは全く関係ありません ・地雷さん、純粋さんはBack!! ・パクリ×　参考○　　　　　 ・流血表現○　　　　　　　　

ﾄｺﾄｺﾄｺ__

長い廊下を歩く音だけが響いている

病室を出て、あの子にゆっくり着いていく

その道中はとても長く感じられた

ふと、窓の外を見てみる

外は真っ暗だった

だが、病院の庭にある、鯉が泳いでいる池がハッキリと見えた

全然眠れない、…

3時51分、…微妙な時間帯だ

そもそも寝る時間が遅かった

すち君が出ていったから、約10分…

ｷﾞｼｯ　ｷﾞｼｯ　ｷﾞｼｯ__

事故の傷が少し痛む、

だか、そんなことを気にすることなく

俺はスロープを掴み、無我夢中であの子を追いかけた

あの子の足音はしない…

だけど信じたくなかった

やっぱり"生きてる"って思いたかった、ｯ

ｷﾞｼｯ　ｷﾞｼｯ__

一段一段階段をのぼるたび、

あの子の姿がより鮮明になってくる

俺が原因の足の傷まで、…

遅い、いくらなんでも遅すぎる…

あれからもう10分ほど待ってみた

だか、一向に帰ってくる気配がない、

さすがに心配なので、探しに行くことにした、

すち君は足を怪我してたはずだからあまり遠くへは行かないはず…

ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ__

ﾊﾞﾀﾝｯ___

ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ__

病院の屋上に着いた

俺とあの子だけ、…

まるで、あの子が屋上から飛び降りた時のようだ

いまだにあの時、俺に何て言っていたのかが思い出せない

そんなことを考えていると

あの子がフェンスの前で止まった

"おいで、？"

無意識に体か動く

これでやっと、…

許して貰える、ｯ？

解放されるｯ、？

"おいで"

とても体が軽く感じられた

あと少し、…あと…

ﾊﾞ"ﾝｯ"ｯｯ"

病室を出た後、血痕が所々床に落ちてあり、

気になって辿ってみたら、屋上に着いた

嫌な予感がして、すち君にそうたずねる

すち君は再び歩き出した

俺の声なんて聞こえてないみたいに、…ｯ

一瞬、聞きたいことのある声が聞こえた気がした

"おいで"

…気のせいだ、

俺も、飛び降りようとしてたあの子をただただ見ているだけだった

もう太陽が昇って来ている…

誰かにバレるかもしれない、

そう思い、俺はあの子のもとへ駆け足で向かった

そうだ、

そのままこっちに来るんだ

"すち"

名前を呼ばれたｯ、

あの子にｯｯ、!!

俺と一緒に

"堕ちような"

♡800