テラーノベル
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「総統、幹部様1人の遺体が確認されました…」
グルッペン
今、この瞬間「後悔」という意味を知ることになるとは。 オスマンのケーキを食べた時、 書類をほっぽって鬼の様な形相のトントンに追いかけられた時。
それも死ぬほど恐怖を感じたが、 これ程じゃなかった。
グルッペン
声が震える。 既にボロボロになった、基地の会議室には もう片手で数えられるほどの仲間しかしない。
しかし、どれもこの状況を理解しているのか いつもの様な馬鹿騒ぎでは無い。
グルッペン
自分に視線が注がれる。
グルッペン
戦ってこい!!!
自分の意を決した声に、 まるで洗脳から解かれたかのように。
会議室に光が注ぎ始めた。 それは太陽の光なんかじゃない。
グルッペン
爆弾だった。 ドォォォン、と言う音からして かなり威力の高いものなのだろう。
それを合図に、最後まで残った オスマン、コネシマ、シャオロン、ゾムは 駆けだした
どうせ、死ぬ戦いなのだ。 今も空の上で見守ってるだろう仲間たちには、 「死ぬまで戦ってやった」と 言ってやる。
ウワァァァ、という悲鳴が聞こえる辺り 暴れ散らしているのだろう。 それに乗じて、自分も剣を取った
グルッペン
…我々国 革命軍により発足された小さな国から歴史が始まる。 その後、多くの国と貿易のラインを繋ぎ 数々の戦争に勝利し、たった数年で勢力を増す。 **年、対連合軍による戦争で敗れる。 しかしその戦争が終戦したのは、2年と言う長い日数だった 現在、20**年版「我々国の歴史」より
そう、鮮明に。 自分は数十年と言う時を経て、思い出した。
グルッペン
グルッペン
衝撃だった。 だって、今まで平和ボケしたこの世界で。
のほほん、と生きてきたんだから。 前世…と言ったらいいのだろうか。
まったく正反対の世界で暮らしてきたものだから。
だからこそ、
グルッペン
そう、今世は
グルッペン
頭を抱えると、今までの自分がどう生きてきたかを じわじわと、思い出す
幼少期は、儚げな美女のような見た目とは裏腹に 暴走的な性格だったようで。
近所の少年たちと、ヤキュウだのサッカーだの…と。 そのせいで勉学は…まあ察せ。
グルッペン
そう悟ると、無間地獄な気がしてきたため 頬をパチン、と叩く。 痛い限り、やはり夢ではないようだ。
グルッペン
グルッペン
なんて、 「自分が居れば、きっとあいつらもいる」 という事で現実逃避しながら時計を見る。
その時刻は、8:00
グルッペン
グルッペン
教師に「前世思い出してたので遅れました」とか 云ったらワンチャン信じてもらえるのだろうか…
と考える辺り、自分の脳は今キャパオーバーらしい。
グルッペン
グルッペン
次回予告!
やっと近代についてこられたグルッペン。 慣れない学校生活に毎回翻弄される! 「え、グルッペ、ン…?」 「お前は…」 次回 仲間と再会!? お楽しみに!!
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