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桃
赤
紫
紫
七年交際し、結婚の約束をしていた彼が死んだ。
原因は酔っ払いによる交通事故。
紫
体調を壊した。 これも事故の原因、？ストレスかな。
紫
信じられなかった。
嬉しい。幸せ。
まず先に"不安"が勝った。
怖くて、不安で、
降ろしたかった。
でも降ろすなんてお金もかかる。
紫
隣にいるはずの彼がいなくて。
この子の父親になるはずの彼がいなくて。
辛かった。
桃
3歳になった桃くん。
他の子より発達が早く、 既に日本語ペラペラ。
唐突に言われたその言葉に、
なんて返せば良いのか分からなかった。
桃
桃
桃
紫
紫
何もしてあげられなくて、
伝え方が分からなくて。
ただただ抱きしめた。
桃
引っ越すことにした。
あの日から元気に桃くんも幼稚園に行けていて、
父親の話をすることはなかった。
弱ってる彼を見つけて、
どこかしらか昔の俺のように見えて
迷いなく家に入れた。
赤兄
紫
桃くんがあんなに楽しそうに笑ってるのは初めて見た。
桃
紫
桃
紫
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