TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

*注意*

先のシーンより性的表現が多く出てきます

ご本人様とは一切関係の無いモノです

苦手な方は「己の慾望」をお読みになるのは御遠慮下さい

ワンクッション

会議室

今は緊急事態により、ホワイトボードが複数あり、机にはPCが並べられていた

もりこー

すまん、そこにプラグ差してくれ

チーノ

もりこーさん、カメラと繋がりました

シャオロン

嫌さ、南部はオスマンがおるし任せて……

コネシマ

でも、西部は先輩の叔父さんがおるやん

トントン

オシタニア様もあんまし信用ならんからなぁ……

ショッピ

でも、そんなこと言ってられないですよね?

エーミール

ゾムさん……

ゾム

はよ探さな……

会議室には、幹部がグルッペンを除いて集結していた

ホワイトボードには各部隊の陣形

PCには、国内にある監視カメラの映像が映し出されていた

とりあえずさ、一旦情報共有しやん?

鬱が声をかける

部屋にピリピリとした空気が漂い

それに耐えられなくなったのだろう

鬱も、例外なくサクラを思っている

ほかのメンバーに比べ軽度かもしれないが、それでもおもい

鬱にとってのサクラは絶対的存在

サクラの全てを見たい

好みのタイプ・性癖・身体的特徴

ましてや、自身の手でサクラを犯したいとも考えることもある

鬱の下に、とけた顔をするサクラを想像すると彼は興奮する変態

そんな彼女を見て、限界突破してまで 彼女を抱き潰したい

サクラがひた隠す本性全てをみたい

それが鬱 ストーカー型の依存を持つ人間

トントン

……

えっ……僕、変なことゆった?

だってさ、現場に出てたのはシッマとシャオちゃんと、ゾムやろ?

あとエミさんか

そんだけしか、最新の先輩の状態を知らんねんやろ?

手探りで探しても、見つからへんやん

エーミール

確かに……先輩は隠れんぼの天才ですしね

もりこー

一理ある……けど、国内やったらカメラで探したから手っ取り早いやろ

ショッピ

まあそれもあんまりにあてになってないんですけど

トントン

ま、1回全員座ろか

トントン

作業ある組は続けながら、耳だけ傾けてくれ

そうしてメンバーは1度席に着く

仕切るのは変わらずトントンだ

トントン

ほんじゃ……最初から纏めよか

トントン

ゾムと鬱、頼んだわ

りょーかい

ゾム

……

(ゾムは話さへんのか……まあ先輩追っかけてたし、その話してもらお)

僕が先輩を見たのは城下町

今は止んでるけど、ザアザア雨が降ってた時やね

びしょ濡れやったから、城下町に降りる前に何処へ行ってたんやろ

目には生気を感じられへんかったし、気配も重かった

顔には泣き跡みたいなのも見えたな

それに、クマも濃くなってた気がする……

トントン

(俺がもう少し……はよ手を差し伸べてたら……)

トントンは相手に尽くすタイプの崇拝型

サクラには何もして欲しくなく

してくれるなら、自身の欲求を満たしてくれるような行動を望む

外面上のトントンの行動は

過保護

その程度で済む行動

だが、真意は違う

サクラの生命維持に必要な行動全てをトントンが支配し

生きるためにトントンに縋るサクラの姿をみたい

そんな欲求を持つトントン

サクラがそこからトントンに堕ちると 尚良

完全にサクラを支配し自身の好みに塗り替える

自身のハジメテを、サクラに捧げたい

その興奮を抑えるために、今まで自身のものを慰めていた

そんな変態

*まあこの組織に純粋はいないが……

僕が知ってんのは、これぐらいや

その後、もりこーとペ神に連絡入れて本部に戻ってきた

先輩が逃げた先は、ゾムが追いかけたからそっちから聞いてくれ

トントン

ということやけど……

ゾム

……城下町を出ていったとこまでは、視界に入ってたんや

ゾム

多分……南部方向へ向かう門やったと思う

ゾム

サクラの速さに、俺すら追いつけへんのは知ってるやろ?

ゾム

でも、今までのスピードが嘘かと思うぐらい

ゾム

サクラのスピードは速かった

ゾム

今まで……手加減されてたみたいに

ゾムは独占型の依存

サクラの笑顔が彼の原動力

彼女の幸せがゾムの望み

誰よりもサクラを理解し

誰よりもサクラに愛される

そんな未来を望んでいる寂しがり屋

両方が両方を愛して

ともに深淵に沈んでいく

共依存

ゾムはそんな関係が好きだった

昔、サクラと生活をしていて

時にサクラを頼り、サクラから頼られる

その快感を忘れられず、サクラを愛すれば自身も愛される

本当は、誰にも見つけて欲しくなかった

人生の中で1番大切な宝物

本当はサクラを閉じ込めて置きたかった

彼だけの宝であり、家族

サクラが泣きながら彼を頼る姿を

ゾムは最近、そんな事を想像し大きくなる自身のモノを落ち着かせる

ゾムもまた、サクラを自身の手で狂わせたい変態だ

ゾム

俺……やっぱもっかい外行ってくる

シャオロン

ちょっと待てや!

シャオロン

なんの情報もないのに、外出たかて無駄やろ

ゾム

……なんも知らんからこそ、どうにかなるかも知れへんやろが

シャオロン

それの行動は、先輩はするか?

シャオロン

お前のその突発的は行動を、先輩は許容すると思うか?

シャオロン

ホンマに、その動きは必要か?

シャオロン

指揮官である先輩がここにおったら……その判断をすると思うか?

シャオロンはストーカー型の依存

サクラの決定が全て善

サクラの拒絶が全て悪

サクラが好意を示す人やモノには敬意を表し

サクラが拒絶する人やモノには制裁をくわえる

サクラの判断を一ミリたりとも疑わない

盲目信者……いや狂信者

サクラの思考全てを認知してサクラの思考を読み取り

先の行動を見越して動く

それはサクラの手を穢さない為

シャオロンにとって、サクラは純白の天使である

天使が穢れるのは、ご法度

穢れから天使を守る騎士

それがシャオロンの理想像であり、サクラに忠誠を誓ったという証明

サクラの性格が全ての判断を先読みし判断を待つ

命令により、彼女に罵られるのならばむしろご褒美だとすら感じる

いつか彼女を思考を全て先読みし

彼女の想定を超えた時

シャオロンの下で困惑し震えている彼女を想像する

それだけで、シャオロンの顔は暑くなり、下腹部も大きくなる

手に負えない変態

シャオロン

先輩はそんな判断はしやん

シャオロン

ゾムやからやぞ

シャオロン

唯一の身内やから、お前には比較的甘い

シャオロン

いっちゃん情けをかけられとる奴が、率先して動くなや

エーミール

ちょっと……そこまで言う必要は……

コネシマ

ええよ、エミさん

コネシマ

ほっときゃ

エーミール

コネシマさん……

コネシマ

別に、あいつらの言い合いなんかキョーミない

コネシマ

そんな時間あるんやったら、効率のいい探索方法を話し合う方がええわ

コネシマは他者排除型の依存

仲間である幹部を除き、それ以外の人間を徹底的に排除する

それ以外の人間に興味すら示さない

いずれは仲間すらも出し抜く

サクラと2人だけの世界を望み、それを叶えるために行動する

最近では、サクラに近付く仲間すら鬱陶しく感じ始めていた

2人だけになれば、自然にサクラはコネシマを見ることになる

全てを捨てたコネシマを、同情や情けの目で見ずに平等に見てくれる

サクラの隣は自分1人だけでいいと考える

元王族であり王位継承の資格を持った 由緒正しき家の人間

婚約するとしても条件は完璧

己の慾の為なら過去の栄光すら利用する

そんな人間

ゾム

なんやと……(°ㅂ° ╬)

ゾム

お前、サクラが心配なんやろ!

ゾム

なら、こんなとこでじっとしてる方が時間の無駄や!

コネシマ

3時間ぐらいか?エミさん

エーミール

えっ?

コネシマ

俺らが外で先輩を探してた時間や

コネシマ

あの場所に、エミさんの体感はどれだけおった

エーミール

確か……コネシマさんの言った通り3時間ぐらいかと

トントン

エミさん単独の時間も含めたら、4時間半や

トントン

外出記録がちゃんとついてるからな

コネシマ

宛もなく、そんだけの時間を探しても見つからんかったんや

コネシマ

時間をかけたら全部解決する問題でもあらへん

ゾム

そんでも!

コネシマ

お前が先輩を信用してるってんねんやったら、少しは落ち着けよ

コネシマ

先輩は、お前より弱いんか?

ゾム

うっ……

トントン

(まぁゾムの気持ちも分からんではないけど……)

もりこー

そんな話もええからさ、さっさと時系列で情報開示してくれへんか?

もりこー

そっちの情報を照らし合わせながらカメラを遡ってるんや

もりこー

同じ時間帯の映像みても意味ないやろ

もりこー

今、国内の監視カメラを全ストップして探索モードに切り替えてるんや

もりこー

本心、国内の安全管理は俺の仕事

もりこー

さっさと証拠見つけたいんやけど

シャオロン

( ᷄ᾥ ᷅ )チッ

もりこー

GPSも反応無いし、カメラにも現状1個も映ってない

もりこー

その状態なんや、お前ら現地組の証言でなにか変わるかもなんや

もりこー

さっさと話せや

もりこー

隠し事なんかなしやで?

もりこーもストーカー型依存

サクラの全てを見て管理する

サクラが頻繁に使う部屋には隠しカメラや盗聴器を設置し、発言から行動まで監視する

と言っても、サクラの身体を見る勇気はなく

その時になると、カメラはoffにする

サクラが何をしているか全てを知っている

本来、GPSも内密にセッティングしたモノがほかのメンバーにバレて共有しただけの話

全てを把握して手の上で転がる彼女がみたい

そんな癖を持つ人間

ゾム

……とりあえず、俺はそこから探してたけど見つからんかった

ゾム

これでいいやろ

コネシマ

そんじゃ、次は俺とシャオロンかな?

トントン

そうやね

コネシマ

エミさんに呼ばれて、森の中に行ったんや

シャオロン

この国には似合わんぐらいの花が咲いてる森やったよな?

ショッピ

森?この国に森なんてありましたっけ?

チーノ

国境付近にはあるけど…内陸部となるとなぁ……

エーミール

そこは一年中花が咲き誇る花畑なんですよ

エーミール

そして、そこに踏み入れることができるのも、限られています

トントン

立ち入り禁止とか、管理してる人が居るんか?

エーミール

いえ……あの場所は私と先輩しか知らない場所でした

もりこー

はぁ!?隠し事か!?

エーミール

先輩が、私に教えてくれた場所です

エーミール

実際、隠していたことは事実ですが、GPSが途絶えるとは思っていませんでした

コネシマ

その奥に、俺とシャオロンで行ったんやけど、見つからんかった

シャオロン

そん中で、エミさんから連絡が来てここに戻ってきたんや

トントン

なぁエミさん

トントン

その花畑、俺らに案内できるか?

エーミール

……

エーミール

恐らく、入れないかと

ショッピ

それはなんでですか?

エーミール

そこの管理人…らしき人が居たんです

エーミール

その人が言ったんですよ

エーミール

「エーミール様は認めてるからいつでもおいで」と

つまり、認められる必要があるんか…

トントン

他にその人は言ってなかったか?

エーミール

……特に、何も

この話から、何も進まなかった

エーミールは言わなかった

花畑には先代の墓があること

サクラが花畑にいる事を

エーミール

(共有しても、彼処に入れるのは現状私だけ)

エーミール

(今は……これからも…)

(特別は私だけでいい)

各それぞれの慾望を隠しながらサクラを探す

彼等の慾望はいずれ現れる

それがいつになり、どう爆発するか

それは誰にも分からない

また、まだ慾望が見えないチーノ・ショッピも

いつ出てくるのだろうか

ただ願っただけなのに

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

23

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚