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作者(みかんぼ〜)

こんみかん!

作者(みかんぼ〜)

愛知県出身の尾張弁を喋る小説家のみかんぼ〜です。

作者(みかんぼ〜)

苑楽アソビの二次創作を中心に活動していますが、今回【番外編】なるものを作ってみたので……

作者(みかんぼ〜)

掲載したいと思います。

作者(みかんぼ〜)

なお、彼の配信で遅刻した時の罰ゲームに寄稿したセリフも一部含んでおります。

作者(みかんぼ〜)

過激要素を含むかもしれないので、苦手な方はご視聴をお控えください。

アソビ

なお、アイコンは公式のものと作者の自作が混じってるぞ。

アソビ

腐ってドロドロになって土に還ったみかんの二次創作なんて……クソっ……

作者(みかんぼ〜)

ごめんよ。執筆するの楽しいもんで、つい……

作者(みかんぼ〜)

それでは、ゆっくりしていってちょ!、

 外は地獄みたいな暑さだった。日差しは肌を焼くように痛く、風は熱された砂をまき散らすように熱い。歩くだけで汗が噴き出し、息苦しくなるほどの猛暑。

……のはずなのに。

アソビ

何で、こんなに涼しいんだろう……?

 カンターヴィレの館の周辺は、まるで別世界みたいに快適だった。空気は軽く、風は心地いい。屋敷の中にいればなおさらだ。まるで、山の中にでもいるみたいな涼しさだ。

アソビ

うーん……これは一体?

 さすがに不思議になって、館の周辺を歩き回ってみた。庭、井戸、温室、裏口……どこを見ても、特別な仕掛けがあるようには思えない。

アソビ

なんだろうな……これ。

アソビ

クーラー的なものがあると思えないし。

バリトン

どうしたんだ?アソビ

アソビ

いや……今、夏のはずなのに涼しすぎね?って思ってて……

バリトン

あぁ……

バリトン

リトミアの北部、この地域では良く「エアロ」と呼ばれる魔鉱石の採掘場が近くにあるからだと思う。

アソビ

え……エアロ?

バリトン

水晶石の仲間らしいが、熱を吸収して、空気を冷やす特性がある石でね。

バリトン

王族や貴族の館じゃ、それを加工した『クーラー』って魔道具が使われているんだ。

アソビ

あるんかいっ!

バリトン

あるよ。
ここは年がら年中涼しいから大丈夫なんだけどね。

アソビ

え?この世界にもクーラーってあるんだ……

バリトン

アソビのいた世界にもそういうのがあるんだね

アソビ

あぁ。

アソビ

洗濯機とか……

バリトン

あぁ……使用人が使っているやつかな?

アソビ

冷蔵庫とか……

バリトン

あれもエアロの加工品だね。パントリーに付けるだけで食材の腐敗を遅らせるんだ。

アソビ

湯沸かし器とか……

バリトン

ウィンドっていう魔鉱石の加工品か。
風で火を起こして水を温めるやつか。

アソビ

何でもあるじゃねーか!しかも電気使わないやつなんだろ!?

バリトン

電気……照明以外には使わないね。

アソビ

やっぱりこの世界ヤベェわ

数日後……

 バスは猟友会の集まりに顔を出していたのだが、そこでとんでもねぇ代物を手に入れちまったらしく見せびらかしてきた。

バス

見ろよ。この砂時計。

アソビ

なにこれ?

バス

「セレンティアの砂時計」と呼ばれる魔道具だ。

バス

砂時計をひっくり返して、対象の動物に対して大人しくさせたり、安静にして苦痛なく狩りをするためのものなんだと。

 バスはバリトンと俺の前に、それを誇らしげに掲げてみせた。手のひらにすっぽり収まる小ぶりな砂時計で、中には淡い青色に輝く砂が収まっている。  金属のフレームには何やら古い文字が刻まれており、それなりに高級感もある。

アソビ

へー……変わった魔道具もあるんだな。

バリトン

なんでそんなものを持って帰ってきた?

バス

大物捕まえて、テナーに食わせたいからだよ

バリトン

お前なぁ……

 そんな話をしていると、テナーが神殿から帰ってきた。彼は、バスの手中にある砂時計をじっと見つめたまま、なぜか懐かしそうな表情をしている。

カウンターテナー

懐かしいなぁ……。

アソビ

懐かしい?

カウンターテナー

うん

バリトン

テナー。まさかとは思うが、お前、これ使われたことあるのか?

カウンターテナー

似たような魔道具ならあるよ

カウンターテナー

僕がここに来るまでにいた屋敷にも、こういうのがあった。

バス

……は?

アソビ

……どんな風に使われていたんだ?

カウンターテナー

簡単な話さ。

カウンターテナー

砂が落ちている間に聞いた言葉は、理屈抜きで心に刷り込まれる。

カウンターテナー

たとえば、『お前は主の命令が絶対だ』って囁かれたら、そう思うのが当然っていう気持ちになるんだ。

カウンターテナー

無理矢理、そう命令されるんじゃなくて、自然とそう思うようになる。心の奥に根付く感覚。

カウンターテナー

今思えば、奴隷商や調教師が使う魔道具だったんだろうけどね。

アソビ

……………

バス

………は?

バリトン

え?

カウンターテナー

まあ、僕は毎晩のようにこれを使われてたんだけどね。

アソビ

……お前、それで……本当に大丈夫だったのか?

カウンターテナー

んー、今でもどこまで影響が残ってるか分かんないけど。

カウンターテナー

でも、今はもう僕のことを好き勝手に操ろうとする奴はいないし、自分で考えて動ける。

カウンターテナー

たぶん、それが自由ってやつなんだろうね。

 バスが持って帰ってきたのは、便利な道具なんかじゃなかった。  むしろ、人間を壊すための道具じゃねぇか。

バス

………

バリトン

……………

アソビ

……バス。処分したほうがいい。

バス

あぁ、俺も丁度そう思っていたところだ。

 俺たち3人は同時に、テナーの手の中の砂時計をじっと見つめた。  ──魔道具ってのは、度し難いものもあるということを。

 魔道具ってのは、本当に恐ろしい。

あの『セレンティアの砂時計』の一件で、俺はそれを改めて痛感した。  バリトンも同じ考えだったのか、あれ以来、館の魔道具管理をさらに厳しくしているし、俺自身も迂闊に妙なものを持ち帰らないようにしていた。

それから数日後……

カウンターテナー

ねね、バス。

バス

なんだ?沢山買い物したな。また

カウンターテナー

えへへ……パンとかなくなりそうだって聞いたからついでに買ってきたの。

バス

本当にお前の耳どうなってんだ。んで、「ついでに」とはどういう意味だ?

カウンターテナー

実はねー……

ガサゴソガサゴソ……

カウンターテナー

これだよ!

バス

なんか不気味な水晶みてぇなものだな。

カウンターテナー

不気味だとか言わないでよ。ちゃんと王室公認の魔道具屋さんで買ってきたものなんだから。

カウンターテナー

ね?可愛いでしょ?

バス

確かに小さなサイズで可愛いと言えば可愛いだろうけど……

バス

……で、それは何をする魔道具なんだ?

カウンターテナー

『ルナティック・オーブ』って言って……

カウンターテナー

相手や自分をリラックスさせて、眠りを促したり……

カウンターテナー

自然な形で催眠させることも可能なんだって。

バス

……は?

カウンターテナー

ちゃんと、体に負担がかからないし、記憶にも残らない。

カウンターテナー

ね?安眠グッズで、こんなに可愛いのだったら良くない!?

バス

お前、さっき何と……

カウンターテナー

一時的にふわっとリラックスさせて催眠状態……

バス

それだ!お前、なんてもの買ってきてるんだ!バカ!(汗)

カウンターテナー

え?

バス

なぁ……テナー、お前、まさかとは思うが、それをアソビに使う気じゃねぇだろうな?

カウンターテナー

え?使いたいけど何で?

バス

テナーぁぁぁ!💢💢💢

 館の廊下を歩いていると、ふと聞き覚えのある声が聞こえてきた。  ──バスとテナーだ。  何やら言い合っているが、よくある小競り合いだろうと気にも留めず通り過ぎようとした。

 ──が、次の瞬間、俺の名前が飛び出した。

カウンターテナー

アソビって、僕の歌の力の影響をすごく受けやすいでしょ?前に長期間体調を崩したこともあったし。

カウンターテナー

だから、歌の力じゃなくて、この魔道具で意識を緩やかに誘導できたら、もっと安全に……って思ったんだよね。

バス

はあ……。

バス

お前は、自分の歌の力がアソビに負担をかけるのが怖くなったんだろ。だから、歌を使わなくても済む方法を探した。

バス

でもな、それって結局『アソビの意思とは関係なく、お前が意図的に状態を操作しようとしてる』ってことなんだよ。

アソビ

バス……

テナーの瞳が、一瞬揺れた。  ──分かっていないわけじゃない。  きっと、彼自身も気づいている。でも、それを認めたくない。だから、**「俺のため」**という大義名分を掲げて、自分を正当化しようとしている。

バス

テナー、お前がアソビを思っているのは分かる。だが、それが本当にアソビのためになっているかどうかは、慎重に考えた方がいい。

バス

なぁ、今度アソビとちゃんと話せよ。

バス

俺たちじゃなく、直接アソビと。あいつがどう思ってるのか、お前自身の言葉で聞いた方がいい。

 バスがそう言うと、2人の間に沈黙が訪れる。  聞き耳を立てるのは良くないと分かってしまうけど、どうやら俺のことで揉めているのは確実だった。

カウンターテナー

……ないじゃん……

バス

あ?

カウンターテナー

しかたないじゃん!

バス

……へ?

アソビ

……嫌な予感がする……

カウンターテナー

アソビに『女の子の服着てほしい』ってお願いしたら、めっちゃ暴れて拒否するんだもん! 何でダメなの!?
(´;ω;`)ブワッ

アソビ

(やっぱそうですよねぇぇぇ!!!)

カウンターテナー

ちょっと催眠かけて『かわいいな〜』って思って、心を癒したいだけじゃん!それのどこが駄目なのっ!?

バス

全部だ馬鹿野郎!!!
(´゚д゚`)

カウンターテナー

なんで!? だってアソビ、絶対似合うもん!

カウンターテナー

お人形さんみたいに肌が白くて綺麗で……背が高くて、体がスラーっとしてて……

カウンターテナー

ちょっとフリフリのドレスとか着て、可愛くくるくる回ってくれたら、僕すっごく癒されると思うんだよね!!

バス

知らねぇよ!!

バス

ていうか、お前本当は、安眠グッズとかアソビのためとかじゃなくて、自分が癒されたいだけだろ!?

カウンターテナー

そうですけど、何か!?

バス

お前、アソビに対して執着強すぎるだろ!

カウンターテナー

だって、お願い聞いてくれないんだもん!

バス

だからって、アソビに対してその魔道具を使うのは良くないぞ……

 不穏な予感がして、そっとドアの隙間から覗き込むと、テナーが見たこともない魔道具を手にニコニコしていた。  嫌な予感しかしない……

カウンターテナー

前みたいに歌の力で体調崩したら困るでしょ? だから、ちゃんとした道具を使おうと思ってさ!

 ……ちゃんとした道具?  俺の頭に、ある最悪のビジョンが浮かんだ。  テナーが俺に向かってその魔道具をかざす。  意識がふわふわと遠のいて、知らぬ間にテナーの思い通りにされて……  気がついた時には、フリフリのドレスを着せられている。

アソビ

・・・・・

 駄目だ。  気づけば、額に冷や汗が滲んでいた。 

ま た こ れ か

アソビ

・・・(汗)

いや、前回はまだ「歌の影響」とか「催眠の副作用」とか、そういう言い訳ができた。  でも今回は違う。  完全に、最初から最後まで、テナーの私利私欲100%の催眠計画じゃねぇか!!!

アソビ

終わった……
俺の尊厳、終わった……

テナーの欲望が尽きるまで、俺は幾度となく催眠の餌食にされ、気がつけば「ほら、めっちゃ似合ってるよ!」とか言われながら、フリフリドレスを着せられる運命……。

アソビ

──詰んだ。

アソビ

俺はもう、終わりだ。
俺は……何を間違えたんだ……?
いや、間違えたのは確実に過去の俺……か。

アソビ

もっと強く「絶対に催眠とか禁止!!」って釘を刺しておくべきだった。
アイツのわがまま定期的に聞けばよかった……
くそ、くそがぁぁぁ!!!

アソビ

ん……っ

アソビ

ここは……?

 目が覚めた。  目が覚めると、見たことのない部屋にいた。

アソビ

うぇ!?な、なんだこの部屋!?

 状況が飲み込めず慌てて起き上がった途端、バランスを崩して盛大に転んだ。そのままべちゃっと床に落ちる。  痛い! 打った頭を押さえて辺りを見回すと、そこが可愛らしい部屋だと気づいた。ぬいぐるみや化粧道具……女性らしさあふれるもので統一された室内は、まるでおとぎ話の世界のお姫様の部屋のようだ。

アソビ

こ、ここって……

カウンターテナー

ふふっ、アソビ……?

アソビ

……っ!?

カウンターテナー

盗み聞きは良くない……よ?

アソビ

て、テナー!
お前、俺に何をした!?

アソビ

催眠とか変な道具とか使って、俺をどうしようとしたんだよ!

カウンターテナー

いや、まだ……
別に何もしてないんだけど(汗)

アソビ

『まだ』ってどういう意味だよ!

アソビ

は?じゃあなんで俺、テナーの部屋にいるんだよ!それにこの部屋、可愛すぎんだろ!

カウンターテナー

え?ドア開けたら、なんか……なんとも言えない顔で気絶したアソビがいたから……

カウンターテナー

なんか……その……
(^o^)←こんな表情で

アソビ

………(;´∀`)

 なんと俺は、あまりの絶望と恥ずかしさから、その場で気絶してしまったらしい。そしてそのままテナーの部屋までに運ばれ、目を覚ましたというのだ。

……ガチャッ

バス

おう、目が覚めたか。

アソビ

ば、バス……

バス

お前、テナーの部屋の目の前で、気絶したの……覚えてるか?

アソビ

まぁ……何となく……

バス

俺等の喧嘩、聞こえてた……?(´-﹏-`;)

アソビ

バッチリと聞こえましたとも。
えぇ、俺の尊厳に関わることがしっかりと。

バス

だから声漏れてるって。

カウンターテナー

だってアソビ、大人しくしてくれないんだもん! それに今だって!

バス

とにかく一旦落ち着いてくれ。話をしよう。

数分後……

バス

じゃあまず、どうして俺がここにいるかについてだが……

アソビ

………

バス

まず第一にお前が心配だからだ

バス

テナーにぬいぐるみ扱いされているの見て、流石にまずいって思ってて……

バス

また怪しい物買ってたから問い詰めたんだよ。

アソビ

でも、あまり拒絶しすぎても次はテナーが体調崩すじゃん……

バス

催眠かけられて、女もののドレス着せられて、また「うわぁぁぁ!?」ってなるのいやだろ?

アソビ

た、確かに……!

 俺はこくりと頷きながら俯いた。  ……うん、それは確かに嫌だ。テナーに余計な負担をかけてまで逃げようとするのは間違っている気がする。ここは大人しく従っておくか。

バス

それにテナーのことだって心配なんだよ。

アソビ

は…何でだよ。

バス

いや、だってお前、アソビに着せ替えとかしてみたいんだろ?

カウンターテナー

うん!

アソビ

即答かよ!?
(´゚д゚`)

バス

でもアソビが嫌がることしたらアソビが可哀想だし、だから、ちゃんとアソビの意思を尊重したらどうだ?

カウンターテナー

でも、ここ一ヶ月、ずーっと拒否されてばっかりだもん

バス

は……?アソビ、それはないわー……(引)

 バスがジトっとした目で俺を見てくる。「だって」と言い訳しながら言葉を探すと、ふとテナーがそばに寄ってきた。  そして俺の耳元で囁く。

アソビ

お、俺は別にそんなんじゃ

カウンターテナー

本当に……?

その瞬間、心臓が大きく跳ね上がった気がした。まるで魔法でもかけられたかのように頭がボーッとしてきて……

……んぁ? あれ、オレ……?  なんか、からだポカポカして…… あれれぇ、おかしいなぁ……

カウンターテナー

ねぇ、アソビ……僕のこと、好き?

アソビ

……うん。、

カウンターテナー

えへへ、よかったぁ……やっとしてもらえる……。僕、ずっと寂しかったんだよぉ……ね?ぎゅーってして?

アソビ

んっ……

カウンターテナー

可愛い……

カウンターテナー

はぁ……癒されるなぁ……

 スリッと頬ずりされながら、優しく抱きしめられる。その心地良さに身を委ねていると……

アソビ

テナー……

カウンターテナー

なぁに?アソビ?

アソビ

もっと、撫でて……?

カウンターテナー

可愛い……
いいよ。もっとしてあげる……

 俺の口から本来なら言うはずのない……いや、思ってすらいなかった言葉が零れ落ちる。それを聞いてテナーは嬉しそうに微笑むとさらに激しく手を動かした。俺はそれに合わせて身体をくねらせる。

アソビ

(何だか気持ちいい……)

アソビ

癒されて……もっと……

 まるで猫のように甘える俺。  こんなことありえないはずなのに、何故か違和感がない。おかしいなと疑問に思うけど、頭がぼーっとしてよく分からない。  それになぜかすごく幸せな気分。俺はそのままされるがまま身を委ねることにした。そうしてしばらくの間甘い時間を楽しんだ後、テナーは満足したように手を離して俺を解放した。

アソビ

……は!?

アソビ

今、俺何してた?

アソビ

な、なんだコレ……あっ……

カウンターテナー

アソビ。どうしたの?

アソビ

ち、違う!ちが……っ、なんだこれ!?ちょっ、見んな!!忘れろぉぉぉ!!

 慌てて顔を両手で覆った。羞恥のあまり泣きたい気持ちになりながら俺はじたばたと暴れた。  一方、テナーは不思議そうに首を傾げていた。

バス

アソビ……?

アソビ

いや、だって、俺今なんか変なこと言ったし!

カウンターテナー

別に変じゃないでしょ?いつものアソビだったじゃん

アソビ

変だよ!!絶対おかしいって!俺こんなんじゃないもん!!

カウンターテナー

え?でもアソビ、今ちょっと喜んでなかった?

アソビ

え……?

バス

テナー……

カウンターテナー

ん〜?

バス

今何隠した?出せ。

カウンターテナー

な、なんのことかな〜?

バス

じゃあなんでさっきから目が泳いでいるんだ〜?

カウンターテナー

うぐっ……

アソビ

て、テナー……?

カウンターテナー

これね……
『ルナティック・オーブ』って言うんだ。凄いでしょ?

カウンターテナー

アソビもさっき幸せそうな雰囲気してたよね?リラックス出来たんじゃないかな?

バス

さっきからそれ使ってたのかよ……

カウンターテナー

だって、アソビはこんなに可愛いんだもん!癒したいし、癒されたいもん!

アソビ

う、うぐ……!テナー……く、苦しい……!

バス

お前のその純粋さと行動力が怖いんだってば。

バス

テナー、離してやれ。アソビが苦しそうだぞ

カウンターテナー

やだ

バス

フゥン……?嫉妬しても……いいんだな?

カウンターテナー

へ!?(。>﹏<。)

バス

俺ならお前をあそこまで情熱的に求めさせてやる自信あるけど?

アソビ

お前、馬鹿なこと言うんじゃねぇ!!!

カウンターテナー

アソビ、どうしたの?顔赤いよ?

アソビ

うるさい!お前ら2人ともうるさいんだってば!!!

アソビ

バカぁ……(泣)

 俺は恥ずかしさのあまりその場から逃げ出した。後ろから二人の笑い声が聞こえた気がしたが、聞こえないふりをしたのだった。

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