12side
11月の初め、だんだんと冬らしくなってきたのを感じる。 別に冬が特別好きという訳ではないが、冬になると寒い寒いとどこか儚い雰囲気を醸し出す秀哉が俺で暖をとってくる所は冬の良さになってもいいと思う。
ガチャ
音の鳴った方を見ると、秀哉が鼻や手を真っ赤にしながら家に帰ってきた。 ノーセットで萌え袖になるくらいぶかぶかな服が俺の好みなの、多分秀哉は知ってるんだろうな。
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そう言ってよちよちとソファに座ってる俺の元へ駆け寄る。目の前まで来た時、秀哉は俺の膝の上に座りその冷たい手を俺の首にピタッと当てた。
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そう言うと、嬉しそうに笑って俺に抱きつく。 これがまた可愛いんだよな。 俺は秀哉のノーセットのサラサラ髪を優しく、髪の毛一本一本を確かめるように撫でた。
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顔は見えないけど、きっと耳は真っ赤っかなんだろうな。
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抱きしめられる力がより一層強くなった気がした。 可愛いなんて思いながら頭を撫で続けていると、ビリっとした感覚とリップ音が俺の首からした。
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自分の首は見えないけど、秀哉が嬉しそうに上目遣いをするから、きっとキスマを付けられたのだろう。
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そう言って、また俺を抱きしめた。 あまりにも可愛かったから、お返しに俺も秀哉のうなじに唇を重ねた。
ちゅっ、ち"ゅーーっ
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やられると自分でも分かってこの反応なら、だいぶずるいが、唇を離すとシラフとは思えないほど顔が真っ赤になっていた。
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不貞腐れた秀哉のうなじには俺の印が鮮明にうつっている。可愛いなんて思いながら無意識にその跡をなぞる。
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ちょっとくさい言葉でも、秀哉は真面目に受けっとてくれる。
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幼稚な声に思わず吹き出しそうしなる。 秀哉とはずっと一緒にいても飽きないなぁ。笑
コメント
4件
コメント失礼します! いつも主様の作品天才すぎて大好きです! 失礼かもしてませんが…もしかして夢小説の方でも活動してますか、…?