テラーノベル
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薄暗い部屋
ひとつの大きなベッドと
捕らえられた3人の少女
とにかく怖かった
「はやく逃げなければ」
そう思う気持ちを
恐怖が上回っていた
一度は抵抗した
ここから出せ、と
骨が数本折れるほど
殴り潰された
顔は痣だらけ
痛かった
もう二度と、味わいたくない
「勝てない」と
知らしめられた
1人きりではなかったのが救いだ
孤独で心が死ぬことはなかった
励ましあって、助けあった
男たちの機嫌を必死にとった
傍から見たら滑稽かもしれない
「なぜそんなことで」と
それでも少女たちは構わない
この『組織』から逃げられるのであれば
もう一度
平和な日常を過ごせるならば
コメント
1件
めっちゃいい