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主
今回は
主
藍斗と陽雨歌ちゃんの過去を書いていきたいと思いまーす！
早乙女 陽雨歌
……先に本編書きなよ…
主
いやいや！これも本編っていえば本編だし！
早乙女 陽雨歌
……𝕃𝕖𝕥'𝕤 𝕘𝕠
主
え！無視しないでy((
早乙女 陽雨歌
藍斗！大丈夫？
藍斗
おねえ、ちゃん？
早乙女 陽雨歌
大丈夫？
藍斗
足の感覚が……
早乙女 陽雨歌
そんな……
早乙女 陽雨歌
大丈夫、お姉ちゃんがすぐ治すから！
藍斗
……無理なんでしょ
藍斗
…分かってるよ、だからそんな顔しないでよ
藍斗
最後は、笑ってよ…
早乙女 陽雨歌
最後じゃない！まだ、まだ一緒に散歩してない！
早乙女 陽雨歌
舞の稽古もしてない！
早乙女 陽雨歌
お祭りも行ってないよ！
早乙女 陽雨歌
置いてかないでよ、
藍斗
……一緒に、行きたかったなぁ…
藍斗
でも、僕はお姉ちゃんが幸せなら、それでいい……
藍斗
幸せに、……
藍斗
お姉ちゃん、大好きだよ……
早乙女 陽雨歌
そ、んな……
早乙女 陽雨歌
待って！待ってよ！
早乙女 陽雨歌
やだ、やだよ、まだ、まだ何もしてない…
早乙女 陽雨歌
いや、こんなの、いや……
雷人
助けてあげよーか？
早乙女 陽雨歌
え？
雷人
だーかーらー！
雷人
助けてあげようか？
早乙女 陽雨歌
助けて、くれるの？
雷人
うん！
雷人
なんでも願いを叶えてあげるよ！
雷人
でもその代わり、代償を払って！
雷人
払ってくれるならなんでも叶えてあげる！
雷人
(どうせこの人間も、自分を助けてとか願うんだろうな)
早乙女 陽雨歌
じゃあ、それなら、
早乙女 陽雨歌
私の弟を、
早乙女 陽雨歌
藍斗を助けて！
雷人
え？
雷人
いいの？
雷人
そしたら、自分は助からないかもだよ？
早乙女 陽雨歌
私はどうでもいい！
早乙女 陽雨歌
どうなってもいい！
早乙女 陽雨歌
だから！藍斗を！
雷人
わかった
雷人
でも代償は大きいよ。
雷人
藍斗君から君の記憶を奪う。
雷人
そして君の感情を奪う。
雷人
それが代償だ。
早乙女 陽雨歌
……それで、藍斗が幸せなら…私は……
雷人
じゃあいいよ。叶えてあげる。
藍斗
ﾄﾞｸﾝｯ
そこからはもう、何も感じなかった
強いていえば強い孤独感だけが残った
私は有名な貴族の出であったがために、北条家長男の
北条邦時の許嫁になった。
完全な不良品だった私
ただ、舞だけは美しいと言われた。
同じく歌も美しいと言われた。
自分でも自分が分からなかった。
まるで深い海に落ちていくような、
沈んでいくような。
ここを見た事がある気がした
藍斗
……
雷人
どうしたの藍斗？
藍斗
……ここ、見た事ある気がしたの
ずっと前から雷斗が義理の兄だと言われていた
僕は疑っていなかった
でもなにか、大切なものを忘れている気がする
雷人
(まさか、まぁ、そんなことないよな……)
雷人
気のせいじゃない？
藍斗
……そうだよね……
でもなにか、モヤがかかったように思い出せないけど、
忘れている気がする
忘れちゃいけないものを、忘れている気がする
？？？
藍斗
藍斗
あなたは誰？
？？？
……あなたの、…ここから先は、あなたが思い出してあげて
藍斗
……待ってよ、
藍斗
いかないで、
？？？
大丈夫、あなたなら絶対
主
次回！
主
過去編Part.2！
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