子供
子供
休日のお昼すぎた時。
散歩がてらに来てみた公園で楽しそうな声が響き渡る。
子供が約10名ほど。その中に1人、子供ではないことだけがわかる、金髪の眼帯を付けた男性がいた。
シオン
ボーッとその光景を眺めた。
そろそろ秋になることがわかる冷たい風が頬を撫でていく。
?
子供
子供
?
不意に金髪の彼が私を見た。
近寄ってきたと思ったら
?
シオン
口篭る私に、目を合わせるように少ししゃがんだ彼は
たっつん
シオン
たっつん
私が遊ぶとも遊ばないとも言ってないのに、腕を掴んで引っ張られた。
驚きはしたが、断る理由もないのでやることになった。
たっつん
子供
『キャー!』と声を上げて逃げていく子供に私は混じった。
運動がそんなに得意じゃない私は、きっとすぐ捕まるんだろうなと考えていたが、悪い予感が当たった。
子供
子供
全っぜん追いつかない。
息が上がって上手く走れなかった。
『私って…こんな体力なかったんだ…』
たっつん
小声だが、微かに聞こえた彼の声。
彼はすぐこそに居た。
たっつん
包み込むように肩を支えられ、されるがままにベンチに座らさせられた。
情けない。そう思った。
キャーキャー騒ぎ立てて遊ぶ彼と子供たちを見ながら息を整えた。
十分ほど後
たっつん
軽く汗をかき、髪をかき上げながら彼はやってきた。
たっつん
はい、上げる。っとスポーツドリンクを2本向けてきた。
お言葉に甘えて1本貰った。
たっつん
シオン
たっつん
シオン
たっつん
彼は驚いた目を向けたが、私はお構い無しだ。
そんな哀れみの目を向けられるのにも慣れた。
シオン
たっつん
シオン
たっつん
シオン
たっつん
そう言って人懐っこい笑顔で手を振った。
私が心配なのか、はたまた私を笑いものにしたいのか…
何を思ってるのかは知らないが、また遊びたいと思ったのは確かだった。
主
たっつん
主
たっつん
主
主
主
主
主
主
シオン
主
主
主
主
主
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