/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
咲子
美穂！
美穂
なに？
咲子
ペンダント、貸して！
美穂
え、また？
咲子
いいじゃん！いいこと思いついたの
美穂
...良いけど
美穂
咲子
よし、OK
美穂
何なの？いい事って
咲子
いいからいいから♪
美穂
...？
咲子
よっと
美穂
！
美穂
咲子、何してるのよ！
咲子
え、だってさー
咲子
何盗んだって、バレたりしないし
咲子
ほら、よく言うじゃない
咲子
バレなきゃ犯罪じゃないの
美穂
咲子...
それからも咲子の行動は、さらにエスカレートしていった
毎回勝手にペンダントを取られ、気づいた時には咲子は何かを盗んでいる
その繰り返しだった
美穂
咲子、
咲子
何？今新作ゲームやってて忙しいんだけど
美穂
ペンダント、もう使うのやめよう...？
咲子
え！？
咲子
な、何でっ
美穂
咲子、何か変わっちゃったもん
美穂
前は、そんな悪いことしてなかったじゃない
美穂
きっとこのペンダントのせいよ
咲子
嫌よ！やめるもんか！
美穂
...！
咲子
美穂さ、別にそれ要らないんでしょ？
咲子
なら私にちょうだい！
咲子
用事ある度に借りるの、面倒だからさ
美穂
だ、ダメ
美穂
これはもう、捨てるから...
咲子
まだ言ってんの？
咲子
貸してっ
美穂
あ！
美穂
美穂、待っー...
咲子
ふぅ。
咲子
美穂ったら、どんだけいい子ちゃんなのよ
咲子
時間さえ止めちゃえば、このペンダントも奪えちゃうもんね
咲子
きゃっ！
咲子
咲子
痛ったー...
咲子
もう、誰よこんな所に水筒なんか置いて！
咲子
え、あ、あれ...？
咲子
あ！
咲子
ペンダント...
咲子
割れ、てる...？
咲子
た、確かめなきゃっ
咲子
う、嘘...っ
咲子
反応、しない！何で！？
咲子
ちょっと、待ってよ！
咲子
私、このままじゃ...！
......
美穂
あ、あれ？
美穂
私、何してたっけ...
美穂
何か、喉乾いた...
美穂
っ！？
美穂
無い、中身っ...
美穂
何で？
クラスメイト
美穂、見てこれ！
美穂
？
美穂
何これ
クラスメイト
見ての通り、やばくない？
クラスメイト2
それと、これ！
クラスメイト
怖ー...
クラスメイト2
写真あるよー
クラスメイト
わ、これは酷...
クラスメイト3
どう見ても人骨だね
美穂
...
クラスメイト
美穂？
美穂
え、なに？
クラスメイト3
何か、顔色悪くない？
クラスメイト2
もしかして、このせいで気分悪くなった？
美穂
あ、違うの。違うんだけど...
美穂
何か、大事な何かを忘れてるような...
クラスメイト3
忘れてる？
クラスメイト2
あ、忘れてるといえば次移動じゃん！
クラスメイト
ほんとだ！
美穂
(何だろう、大事な、何か...)
クラスメイト
美穂？
美穂
(いや、何も忘れてない。気の所為かな)
クラスメイト2
美穂何してんの？置いてくよー！
美穂
あ、まってーー！
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
