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だから、歯向かってはいけないことだと分かっているんだけど、
郁人
俺が四宮君に言い返そうとした時に、愛実が大きな声で言った
愛実
愛実
そう言うと、愛実は彼を無理矢理納得させた
蒼斗
蒼斗
四宮君が去っていったあと、愛実がヒソヒソ声で言う
愛実
愛実
郁人
郁人
俺がそう言葉をかけると愛実は顔を真っ赤にして
愛実
愛実
と、足早に去っていった
愛実は何故か何時も四宮君から俺を助けてくれる
彼に目をつけられ始めている俺は、何時底辺に落ちても可笑しくない
今の階級にいられるのは愛実のお陰だ
雅也
雅也
郁人
俺は雅也の言葉に返事をすることは出来なかった
みんなと平等に仲良くする
それって難しいこと何だろうか?
それからSHR(ショートホームルーム)のチャイムが鳴った為、急いで自分の席に戻った
ガラガラと教室のドアが開き、何時ものように担任が入ってくると思っていたが、
現れたのはスーツを着た見たことの無い大人の男であった
郁人
郁人
郁人
そんなことを考えていると、目の前の男は淡々と話し始めた
謎の男
謎の男
郁人
俺たちは疑問に思いながら静かにその男の話を聞いていた
謎の男
男がニヤリと笑う
するとすぐに四宮君が言った
蒼斗
蒼斗
謎の男
謎の男
突如教室が騒がしくなる
どう言うこと?
ゲームの様子をパンフレットにのせるってこと?
でも撮影はないって
男は説明を続けた
謎の男
俺はその言葉に眉をひそめた
パンフレットの撮影にしては酷く物騒な言葉を使うんだな
謎の男
そう言うと四宮君が待ったをかけた
蒼斗
謎の男
謎の男
蒼斗
蒼斗
四宮君はイラ立ちをあらわにする
蒼斗
四宮君がそう言い放ったあと、諸星君が冷静に尋ねた
海
海
海
海
諸星君は冷静沈着なエリートだ
父親は大病院を経営している名医で、彼はその血を受け継いでいるのか、頭の回転が早い
学園生活でも、みんなが困っている時に機転を利かせたアイデアを出してくれたりする