TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

ns

これからどうしましょう…

今日BMを退団しました。 ドイツに帰国して直ぐの事です。

ns

まあ、世界中にあんな醜態を晒してしまったのですから仕方ありませんよね。

世界で一番大好きな人にいらないと言われました。犬とも豚野郎とも言われました。 でも一番辛かった言葉は「お前もうサッカー辞めろ。」でした。

ns

これから何を糧に生きていけば良いのでしょう。

大好きな人の側にはもう居られずサッカー選手としてやって行く事も出来ず(僕みたいな不良物件引き取ってくれるチームなんてありません。)

ns

ああ、消えてしまいたい。

モブ1

チームの恥さらしが!

ドスッ🔪

ns

あえ?

腰のあたりに衝撃と共に熱を感じます。これは? 触ると体から何か生えて…いえ、刺さっています。

ns

(ああ、刺されたんだ…)

ゆっくり体が倒れ石畳に体が打ち付けられると視界が真っ暗になったのでした。

ns

ここはどこでしょうか

眠りから目覚めると知らない部屋のベッドの上でした。

ベッドから降りて窓の外を見れば某魔法映画の街並み。

ns

夢ですね!

だって僕はチームのファンに刺された筈ですから。 死ななかったんですね。助けてくれた人には申し訳ないけれど死んで良かったのに…

ns

それにしても何だか某魔法小説の主人公みたいにクラシックな部屋ですね。

執事

ノックの後
アレクシス様、カイザー閣下のお屋敷に向かう時間ですよ

ns

え!何でカイザーの家に行くんですか?
(いくら夢でも図々し過ぎます)

執事

何故ってミヒャエル様とアレクシス様はご両親が決められた婚約者同士なのですから当然ではありませんか。

ns

あり得ません!図々しい夢ですね!

願望にしても不敬過ぎます!

執事

何を訳のわからない事をおっしゃいますか。さあ、急いで着替えてお屋敷に向かいますよ。

ns

凄いお屋敷の庭園にあるテーブルに連れて来られましたが…もう30分以上お茶の相手が来ません。

メイド1

…。

ns

あの…このお茶会ってカイ…ミヒャエル様が来るんですよね?

メイド1

わかりかねます。ミヒャエル様はお忙しい方ですから。

これは待っていても来ませんね。

ns

そうなんですか。じゃあ帰りますね。

メイド1

え!いつもはもっとお待ちになるのに…

僕いつも待たされる設定なんですね。夢でもカイザーに嫌われてるんだ。夢なのに夢見させてくれませんね。

kis

…。

ns

この夢目覚めませんね~。普通にご飯も食べたり出来ますし…あーでも!魔法が使える夢だから目覚めなくていいかもしれません!

僕この夢では雪と闇の魔法が使えるんです!…でも雪って微妙ですよね氷なら兎も角。 闇魔法もデバフしか使えませんし 夢ならもっとサービスしても良いのに。

執事

アレクシス様、体調も良くなりましたし明日から学園に行きましょうね。

あ、僕体調悪くて学校休んでる設定でしたか。

ns

学園て魔法学校とかですか!

執事

どうされたのですか?確かに魔法の授業はありますが、王貴族の為の格式ある学園ですよ。

ns

あ、ちょっと最近記憶が曖昧で…
(夢なんだから細かい事気にしないでよ)

執事

記憶が…。お医者様をお呼びしましょうか。

ns

だ、大丈夫です!どこも痛くありませんから!

翌日

ns

大きな学校ですね。ええと僕は3階にあるBクラスでしたね。不安ですね。(主に常識とか)

isg

朝から鬱陶しいんだよ!

kis

朝練で俺に負けたから機嫌が悪いのか?

ns

あ…世一とカイザー…。この夢でも仲が良いんですね。それを見せるなんて何てタチの悪い夢でしょう。

ああでもやっとカイザーの顔が見れました。

kis

ns

あ、目が―

kis

今日も昼一緒に食べよう。

ns

無視されました。

そしてカイザーは世一と昼食をとるのですね。

ns

今日も、って言ってましたね。毎日一緒に食べてるんでしょうか。

カイザーは世一が好きだから婚約者の僕が邪魔なんでしょうね。嫌われて当然です。

hor

アレクシス君お早う。体調良くなったん?

ns

!おはようございます。体調は良くなりました。(夢だと僕は羊と仲が良いのでしょうか)ドキドキ

hor

良かったわあ。アレクシス君がおらんから寂しくて。

ns

羊…そう言ってもらえて嬉しいです。

kis

クソ邪魔

ns

痛っ!

背中を強く押されて僕は無様に床に倒れる。

hor

アレクシス君に何すんねん!大丈夫?

羊が体を起こしてくれる。廊下はこんなに広いのに邪魔な筈ない。 カイザーはそんなに僕が嫌いなのだろうか。

ns

平気です…。ありがとうございます。あ、

ポロ。痛みじゃなくて悲しみの涙が流れてしまった。

isg

お前何やってんだよ。

kis

世一が気にする事ではない。教室へ行こう。

世一を抱える様にしてカイザーは背を向けた。涙が勢いを増したのが分かる。 僕がこんなにカイザーを好きでも想いは涙1粒程も届かない。

書いた人

ここまで読んでくれた方ありがとうございます。凪玲も出したいです。

夢でも僕は嫌われる(表紙変えました)

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

2,226

コメント

7

ユーザー

あ、好き……

ユーザー

え!?面白すぎません!?なんですか?💕これ神回ですか?マジで大好きです!主様の大好きですよ✨フォロー失礼します☕𓈒𓏸︎︎︎︎

ユーザー

コメント失礼します。 やばっ……性癖に刺さっちゃいました…… とりあえずnsくん強く生きて〜〜

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚