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案内されたのは 住宅街のようなところだった
その住宅街の家が 目の前を吹っ飛んできた
ルーナ
さすがにそれには私もびっくり
寿命が5年は縮んだ感じがする
ルーナ
ナイジェル
ヴァイオレット
ヴァイオレット
ジリアン
ジリアン
ナイジェル
ナイジェル
レウィウス
ルーナ
ルーナ
ルーナ
狙いが________
狙われてるのは______
エマ
ルーナ
ダメ、ダメ
2回も見殺しにできない
でも、クナイじゃ間に合わない__
私が__________！
レウィウス
レウィウス
レウィウスの長くて 鋭い爪がすぐそこに見える
私はエマを蹴飛ばした
蹴飛ばして……
代わりに私が貫かれている
私の胸と翼に爪が貫通している
エマ
エマ
レウィウス
そう一言言ってレウィウスは私の翼を ちぎって口に放り込んだ
ルーナ
私は柄にも合わず、 大きな叫び声をあげた
まるでΛに居たときみたいに
レウィウス
レウィウス
もう反対の翼もちぎられた
次は痛みで声すら出なかった
口から出たのは言葉に なれなかった息だけ
それから、ようやく爪が体から離れた
高い位置からドサッと落とされて どこか骨がイカれた気がした
でも
もはやもう
痛みは限界を越えて感じない
ただ刺された場所が火照り、 血が流れ出ていくのを感じるだけ
寒い
眠い
寒い_____
目を開けると みんなが周りに集まっているのが見えた
でも
向けられていた目線は 意識が戻った喜びではなかった
喜びではなく、驚き？
この瞬間を見逃さんばかりに目を 見開いている者もいれば
興味からワクワクしている者もいる
みんなの視線は私の翼に行っている
エマ
エマ
エマ
レイ
ナイジェル
ナイジェル
あ
そうか
私、翼ちぎられたんだっけ
もう
飛べないのかな
もう自由に羽ばたけないのかな、
私は恐る恐るみんなが見ている 翼の方に視線をやった
きっとボロボロで血だらけなんだろう
そう思ってた
ルーナ
つばさ
翼が
ひとりでに再生している
少しずつ
少しずつ
確実に元の形に戻ろうとしている
ルーナ
ルーナ
レイ
ルーナ
オジサン
オジサン
ルーナ
ルーナ
ジリアン
ルーナ
ルーナ
エマ
ルーナ
ルーナ
エマ
エマ
エマ
エマ
エマ
エマ
エマ
エマ
ルーナ
ルーナ
ルーナ
オジサン
ルーナ
オジサン
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