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翌日 会社
早瀬 あみ
おはようございます。
小崎 悠輔
おはようございます。
新井 渉
おはよう早瀬。
小崎くんのデスクへすぐに向う
早瀬 あみ
小崎くん大丈夫だった？
早瀬 あみ
あ。やっぱり口元赤く腫れてる。
小崎 悠輔
先輩。大丈夫ですよ。
小崎 悠輔
先輩を守った証ですから！
小崎は立ち上がり
あみにとびきりの笑顔を見せる
早瀬 あみ
(ドキっ！)
早瀬 あみ
(顔近い！)
早瀬 あみ
(何か昨日の事もあるし、
意識しちゃうよ。)
意識しちゃうよ。)
小崎 悠輔
それより、あみ先輩は
手のケガ大丈夫ですか？
手のケガ大丈夫ですか？
あみの左手を掴む
早瀬 あみ
え！！
早瀬 あみ
うん！
早瀬 あみ
小崎くんにすぐに手当してもらったから、平気だよ。
早瀬 あみ
ありがとう。
早瀬 あみ
(何か積極的？)
早瀬 あみ
(あみ先輩って。
前は早瀬先輩だったのに。)
前は早瀬先輩だったのに。)
新井 渉
小崎！
新井 渉
お前昨日作った見積書の計算間違ってんぞ！
小崎 悠輔
すみません！
小崎が新井のデスクへと向かった
早瀬 あみ
ふぅ。
真壁 祐希
早瀬。おはよう。
真壁 祐希
ちょっといいか？
早瀬 あみ
部長。
おはようございます。
おはようございます。
早瀬 あみ
はい。
真壁に呼ばれ会議室へ
真壁 祐希
昨日の夕方の事だ。
早瀬 あみ
あ。部長見てたんですか？
真壁 祐希
あぁ。
真壁 祐希
俺が通りかかった時には警備員もいて、騒ぎは落ち着いていたが。
早瀬 あみ
また待ち伏せされてしまって。
早瀬 あみ
でも小崎くんに助けてもらっ
真壁 祐希
すまなかった。
早瀬 あみ
え？
真壁 祐希
俺が守るなんて言っておいて、そばにいてやれなかった。
早瀬 あみ
そんな。
早瀬 あみ
昨日みたいに待ち伏せされたらどうにもなりませんよ。
早瀬 あみ
小崎くんにケガをさせてしまって。
真壁があみを抱きしめた
早瀬 あみ
え？部長。
真壁 祐希
俺が守ってやりたかった。
真壁 祐希
早瀬が落ち着くまで待つなんて言ったけど、他のやつに守られてるのを見たら、自分が情けなくて。
早瀬 あみ
そんな事。
真壁 祐希
それに。小崎が早瀬を想ってる事も見ていればわかる。
真壁 祐希
バカだよな。
真壁 祐希
他のやつに持ってかれそうで、焦ってる。
早瀬 あみ
持ってかれるだなんて。
早瀬 あみ
この前も言いましたが、私
今は恋愛してる場合じゃないんです。
今は恋愛してる場合じゃないんです。
真壁 祐希
そうだよな。
真壁 祐希
わかってる。
真壁はあみをそっと離し
真壁 祐希
元旦那がまた現れたら
すぐ俺に電話しろ。
すぐ俺に電話しろ。
真壁 祐希
いつでも出る。
早瀬 あみ
……。
はい。
はい。
真壁 祐希
よし。
真壁はあみの頭をポンポンと撫で
会議室から出ていった。
早瀬 あみ
(え〜。)
早瀬 あみ
(抱きしめられちゃった。)
早瀬 あみ
(部長が焦るなんて。)
早瀬 あみ
(こんな私に？)
早瀬 あみ
(急に色んな事があって)
早瀬 あみ
(頭の中が大混乱だよ〜)
早瀬 あみ
深呼吸 深呼吸！
早瀬 あみ
スー……
早瀬 あみ
ハー……
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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