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マオは天界にいた頃から、 謎のオーラと威圧感を漂わせていた
口調は上品でありながら、 どこか馴れ馴れしくできない雰囲気があった
ある日、ゆいちーが天界の 立ち入り禁止区域の頑丈な結界の前に佇んでいた
ゆいちー
ゆいちーは隣を歩くマオに、 真顔でそう言った
マオはこの頃から食い意地が張っていたため、 「チョコ」というワードを聞き逃すはずがなかった
マオ
ゆいちー
マオ
マオ
マオはにっこりした笑顔でそう言うと、 上品に袖をまくり、ドレス姿のまま、 片手で結界の空間ごと大理石の壁を粉砕した
ゆいちー
ゆいちー
ゆいちーは真顔のつもりだが、 ニヤニヤが隠しきれていない口元で、その領域に入り、 果実をモグモグ食べていた
その様子を見た警備の天使が、 血相を変えて飛んできた
天使
天使
ゆいちーは警備の天使の怒号を気にすることなく、 「美味い!」と言いながら、呑気に果実をモグモグ食べている
マオ
マオ
マオは「何がおかしいんですか?」と言わんばかりに、 真顔でそう言う
天使
まさか、食べ物が理由だったなんて…
警備の天使ですら、怒る気力が出ずに、 思わず困惑する
困惑している天使を押し退けたマオは、 姉のゆいちーと共に「チョコの味がする」と噂されている果実を食べに行った
これが最初の「反逆罪」のカウントだった
天界の高貴な天使たちが集まるお茶会に、 姉妹で出席した時のことだった
ゆいちーが真顔で、 高級な神聖紅茶の中に「天界の白い粘土」をスプーンで混ぜていた
ゆいちー
ゆいちーはマオに、 白い粘土が入った紅茶を差し出した
天使
天使
相変わらず周囲の天使たちは、「ズレていらっしゃる…」と、 ドン引きして、距離を置いていた
しかし、その中でもマオだけは目を輝かせていた
マオ
マオ
マオは誤学習をしたまま、 一滴残らずお上品に飲み干した
マオ
ゆいちー
それを見た周囲の天使たちは、 背筋が凍るような感覚を覚えたと語っていた
マオは白い粘土入りの紅茶を飲み干した後も、 「次の飯はまだですか?」と笑顔で圧をかけて、 天使をボコボコにした結果、美味しい果実をたくさん食べたんだとか
天使
天使
マオが神に反逆して、 お上品な天使をやめた最大のキッカケは、まさにこれだった
マオはゆいちーと共に問題行動を重ねすぎて、 等々おやつまで減らされてしまった
マオは食い意地が張っており、 とにかく食いしん坊だった
それを聞いたマオは、 笑顔で威圧感を放ちながら、 ゴゴゴ…と擬音が聞こえんばかりに覚醒する
マオ
マオ
マオは神殿の天井を素手で3つほど叩き割り、 そのままお偉いさんの天使の顔面をボコボコにした
マオの拳は目に見えないくらい速いスピードで、 殴られている天使は考え事をする余裕すらなかった
天使
天使
周囲の天使たちが止めに行こうとしても、 マオは御構い無しだった
拳を止める気はなかった
マオはこれが原因で、「神に反逆した」と捉えられ、 そのまま漆黒の羽を持つ堕天使へと至った
マオ
マオ
この過去の話を、 人間界のベンチで聞いたはねりくの反応はというと…
はねりく
はねりく
マオ
はねりく
はねりくとマオの間に、 ゆいちーが割り込むようにやって来る
ゆいちー
ゆいちーはドヤ顔ではねりくの財布から、 こっそり抜き取った現金を見せびらかす
ゆいちー
マオ
良い子は真似しないでください
はねりく
ゆき
はねりく
はねりくの鋭いツッコミと笑い声が、 緑が多い野原に響いた
ここから、カオスでいつまでも騒がしい、 「ゆいちー達の日常」が始まるのだった…
ゆき
ゆき
ゆき
次回、 「ゆいちー達、ゆきの師匠とご対面!?」
ー完ー
コメント
1件
わはは、まさか堕天使が「おやつ減らされたから反逆した」って過去を持つとは思いませんでした!ゆいちーのズレた感性に乗っかって白い粘土入り紅茶を平然と飲むマオ、最高にカオスで面白いです。ゆきの「師匠」発言も気になるし、次回が待ち遠しいです!