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嘘の笑顔が毎日続く
本当の笑顔も確かにあった
でも
本当は泣きたくてたまらないの
誰か助けてって
声に出して伝えたい
その想いはきっと
風に飛ばされて消えてしまう
小学生になってすぐのこと
勉強や宿題がたくさんあった
優しいお母さんは、少し怖かった
お母さん
瑞記
お母さん
瑞記
お母さんは部屋の隅に置いてた ランドセルを私に投げつける
瑞記
お母さん
プルルルル、プルルルル
電話が鳴った
お母さん
お母さん
瑞記
私は言われた通り 泣き止むしかなかった
じゃないと、両親が悲しむから...
お父さん
瑞記
お母さん
お父さん
瑞記
お父さん
お父さん
瑞記
お父さん
瑞記
お兄ちゃん
お父さん
それからが本当の地獄だった
授業に使う教科書が無くなる事が 多かった
瑞記
生徒A
生徒B
生徒C
生徒B
生徒A
瑞記
生徒B
教科書を開いて少しだけ破る
生徒B
瑞記
生徒B
瑞記
生徒C
瑞記
生徒A
生徒B
瑞記
???
生徒C
???
生徒A
生徒B
廊下を走ってどこかへ行った
???
瑞記
あの子まで虐められてほしくない
あの子まで傷付けてしまう...
そう思いながら教室を後にした