怜衣
怜衣
怜衣
怜衣
怜衣
高専から出た私は宛もなく歩き回った
だけど
私が訪れた場所は
悟に連れてきてもらった所ばかり
怜衣
思わずため息が出た
自分から振り払った相手との思い出の場所にしか行っていなかったから
怜衣
???
誰かに声をかけられた
気づかなかった訳では無い ただ気にしていなかった
いや、 "気にしたくなかった"
怜衣
傑
傑
意味がわからない 傑だけど傑じゃない 何を言いたいのか分からない
怜衣
怜衣
そう言い振り向いた私の目には
前と変わらない姿の、いや少しだけ変わった傑が目に映った
でも傑じゃないことがすぐにわかった
怜衣
傑
怜衣
誰かわからない
傑の見た目をした何か
気味が悪い
怜衣
傑
怜衣
悟を殺す?
そんなことは不可能だ
そんな気持ちが顔に出ていたのだろう
すぐに返事が来た
傑
傑
怜衣
別に協力したかったわけじゃない
ただこの苦しさを消してやりたかった
だからなのか
怜衣
傑
これで
これで楽になれる
そう思っていたのに……
別にほんとに殺せると思ってたわけじゃない
殺したかった訳でもない
なのに…
なのに…!!
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