TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

手放すには惜しい

大人組。 楽しい夢は終わります

性描写なし 不穏

わーい

タクシーはどんどん速く、 そして料金が高くなってく。

このタクシーには、 俺が奢りなのでかなり不安だ。

今は彼の家に向かっている

   

こんばんは紫くん

   

....久しぶりだね

   

願い事ってなに?

あざとくそして見抜くように、 俺を下から上目遣いした

   

教えて欲しくて..あのさ

   

紫くんの家、
行ってもええ?

   

....どうして?

   

個人情報は禁止して..

   

いや〜俺の都合でな、

   

俺、小説家なんよ
まだまだ無名やけど

   

それと何の関係が?

   

恋愛小説を書いて
それでそのシチュが..

   

家でデートするって
決めてあるんやけど

   

自分の家が余りにも
汚すぎるからさ?

   

マンションだし。

   

彼女を呼ぶには、
非現実的やったし

   

一人暮らしの人は、
どんな暮らしかなって

   

そこで頼めんの
紫くんだけでさ

   

ごめんな?こんな
割と遅い時間で

   

..いいよ全然

   

..青が承諾したの?

   

あぁ、せやなぁ

   

そういう使い方全然
いいですよーって

   

...そっか

   

漁らないでね?

   

そんなんしんよw
じゃ早速案内...

といった会話を重ね、 冒頭に至る

タクシーを捕まえる前は、 紫くん電話してたけど何だろう。

今はあまり考えないけど...

魂胆は勿論家に行きたいだけ。

家デートナイナイwって考え方だし、 まず外に出ることすら嫌になる

   

(とりあえず2人で、
話とかしたいだけ)

色々なことを考えていると、 もうタクシーが停車した。

お金を置いてお釣りを貰う。

外に出てタクシーを見送り、 少し肌寒い風が横を通り過ぎた

   

...ここなんだけど

   

ごめん、俺、
片付けたっけ..

   

多少散らかってても
出来るから大丈夫!

   

そういうことじゃ
無いんだけどなぁw

   

さ、入って

   

お邪魔しますっ

バタンという音と、 ガチャという音を聞いてすすむ

危機感のないところは、 俺の欠点なんだなと思った。

リビングに入ると、本が2冊、 重ねられていた。

それと、充満する誰かの匂い

   

...ごめんね、少し
散らかってたかな

   

..全然大丈夫やけど

   

これ俺の本じゃない?

重ねられていた本の1冊を手に取る

   

え、ほんと?

   

まだ読んでないけど
凄く表紙に惹かれてさ

   

あらすじとかも、
面白そうと思って

   

えー!うれし!

   

なんか次のやつ、
モチベ上がったわw

   

っははww

   

またゆっくり、読むね

   

うん、感想、
できたら書いてな

   

ん、わかった書く

そして、俺は彼の部屋を探索した

   

あ、あのさ

   

1番奥の、寝室は
入らないでくれる?

   

え?なんで

   

..趣味がちょっと
バレちゃうから、

   

えっとそういうの、
俺隠したいなって...

眉間に皺を寄せて俺を上目遣いする

なにかに困ってる人みたいだった

   

ん、わかった

   

そういうのは...っと
プライベートやしな

   

見んよ、わかった

そう言ったら、彼は 花が咲いたように笑った

   

ありがとう..!

   

じゃあ俺、ここで
ゆっくりしとくけど

   

ん!

ガサガサと探索を始めた

俺には下心を見抜くことが 鬼がつくほど得意である。

だから他人がどんなことを思ってるか 何となく態度と目線でわかる

今この目の前で、探索を始めた この客。下心丸見え。

俺の部屋に興味津々で、 桃くんが隠れてる部屋は隠した

素直に守ってくれればいいが

   

...(取り敢えず、
後はつけてみよう)

バレずに動向を伺った。

キッチン、寝室、(何故か)トイレ

色々な所をガサガサと探索していく彼

ほんと不審者に等しいほど、 俺は疑心暗鬼で見つめた

拘束用具が詰め込まれてる 引き出しに手をかけた時は焦った

だが踏みとどまったらしく、 開けず次の所へ向かった

心臓に悪い。悪すぎる。

他にも桃くんのスマホを見つけられ まじで焦りながら必死に弁解した

あと桃くんの服。匂い。色々 指摘されて全部誤魔化していた

   

(焦って弁解して、
戻ってきちゃった)

「なんでおるん?」って言われるし、 俺はここで安静にするしかないのか

開けられない事を祈って、 俺は椅子に座った。

疑心暗鬼に見てくる彼を追い返して 秘密と言われた部屋に手をかける。

彼の隠し事。全て知りたい。

少しの恐怖と好奇心を背負い、 おれは部屋を開けた。

...

    

ひっ...!?!

   

...え?

    

っ...だれ、?

ピンク色のふわふわとした髪の毛と 秋には寒い半袖の男の人..?

そこそこの広さの部屋で、 うずくまっていた

   

..どうして、ここに?

この子が、趣味?

    

っ早く逃げなきゃ
紫くんにっ紫くんに

    

殺され....ッ

   

え...

その子は俺の腕を引っ張り、 思わず俺はぶっ倒れてしまう

膝を打って、それでも、 ドアを見つめると

紫くんがいた

    

ッ紫く...

悲しそうな顔をして、 桃くんの元へ行く

   

追い返さないの?

   

言ったじゃん、
人が来たら...

   

自分の手で、
こうして殺すって

   

っ!?

    

ご、ごめんなさ...

   

橙くんも、

俺の手を握って、優しく問いかけた

   

どうして入ったの?
俺辞めてって言ったよ

   

っ...

   

きになった、だけ

   

........そっか、残念

   

橙くんの本、ね俺、
意図せず買ってたよ、

   

え、...!?

   

すごく面白かった
想像できない話で

   

もっと読みたい......
なんて思ったけど

   

今日で最後みたいだね

目の前の彼はなぜか憶測で、「最後」 という言葉を使った。

意味がわからない、どういうこと..?

   

レンタル彼氏、
来世でも俺を使って

   

...!!!

首に刃が通る。切れ始めた。

刃が首に当たり少し入っても、 痛みなど感じなかった。

死を覚悟したその時

ずっと叫んでいた「趣味」の子が 彼の刃を握る手を止めた

    

っ紫く、紫くんっ
まって、やめて、

    

殺すなら俺を殺して

    

いったでしょ..前に、
「殺して欲しい」っ、て

    

おねがい

    

赤の他人を見殺しに
して生きたくない

彼に何が通じるものがあったのか、 その手をぴたりと止めた。

驚いた。驚きすぎて、もう、 身動きが取れなかった。

   

嫌っていったでしょ

   

桃くんは殺さない

    

いや、そんなの..!

    

その人を殺さないで

    

俺のこと好き勝手しても
乱暴に扱っても、いい

    

だから離したげて

静まりかえった部屋だけに、 「趣味」の子の声だけが響いていた。

   

でも知られちゃった。
桃くん生きてけないよ?

   

俺がいないと、何も
できない子なんだよ

   

分かってるくせに、
よく言えるよね

    

っ........それは..
紫くんがさせた..

俺は驚き恐怖を感じている状態で、 動けずにただ話を聞いていた。

言葉を遮り彼は言う。

   

あ!良い事思いついた!

   

監禁しちゃえば
いい話だね!!

   

.....え、?

俺の人生は、きっとここから始まった

そう思えるほどの衝撃だった

この作品はいかがでしたか?

153

コメント

2

ユーザー

雷がすごくて泣きそうです テスト明日で終わりやったぜ

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚