そう言ってツムは
ぽつり、ぽつりと
俯いて話し始めた
宮侑
宮侑
宮侑
宮侑
宮侑
宮侑
宮侑
宮侑
宮侑
宮侑
宮侑
宮侑
宮侑
宮侑
宮侑
なんや
こいつは俺に説教するためにわざわざここまで来たんか
まあ、こんなダメな弟やもんな
怒りたくもなるよな
こんなことで傷ついて逃げ出す俺に
軽蔑したんかな
嫌われたんかな
そんなん嫌やな
辛いな
ツムに嫌われるなんて
途端に怖くなり
ぽつりと、聞こえるか聞こえないかの声で呟いた
宮治
その途端
ツムが声を荒げて言い放つ
宮侑
宮侑
宮侑
宮侑
宮侑
宮侑
宮侑
宮侑
宮侑
宮侑
宮侑
ずっと俯いていたツムが
顔を上げた。
その瞳は涙で滲んでいて
とても弱々しくて
けど
その弱々しい瞳は
真っ直ぐに俺の瞳を
見つめていた
宮侑
宮侑
宮侑
知っとる。
宮侑
宮侑
宮侑
ツムは数秒口を閉じ、
また口を開いた
宮侑
何当たり前のこと言っとるん
知っとるわ。
宮侑
宮侑
宮侑
宮侑
宮侑
宮侑
宮侑
宮侑
宮侑
宮侑
宮侑
宮侑
宮侑
宮侑
宮侑
宮侑
宮侑
いつ俺がツムのファンになったんや
宮侑
宮侑
宮侑
宮侑
宮侑
宮侑
ツムの言葉を聞いて俺は目を見開いた
そんなこと言われたらもう
完全に
死にたく無くなるやん
生きていきたいって
思ってしもたやん
宮治
宮治
宮治
宮治
宮治
宮治
宮侑
宮侑
宮侑
宮侑
きっと
このツムが言う''お願い''は、
俺がおじいちゃんになるまで
ずっとずっと背負い続ける
重荷になるんや
ツムからの重荷
この重荷はとてもとても重い。
なのに
俺の兄弟からの重荷は
少し前の重荷とは違って
とてもとても軽いんや
宮治
ツムからの重荷を背負うことになって
俺は
なぜだか笑顔になって
宮治
宮治
宮治
宮治
宮治
宮治
俺がそういうと
ツムは面白おかしく
笑ってくれた
数ヶ月後──
稲荷崎高校のある一つの体育館。
その体育館では、
シューズと床が擦れる音
ボールと腕がぶつかる音
ボールが床に叩きつけられる音が響いている。
そして__
宮治
宮侑
稲荷崎高校名物の宮兄弟が
お互いの名前を呼び合い
今日もまた
バレーをしていた。
終
「宮治の重荷」の物語はこれで終わります! 最後らへん早く終わらせようとして展開が強引になっちゃいましたけど、 更新がめちゃくちゃ遅い中、最後まで見てくださった方々ありがとうございました! こんな短い物語を約一年かけて完結させるというね 次の物語はちゃんと定期的に投稿していきたいですね!
それでは改めて、 最後まで見てくださった方々本当にありがとうございました! また、会えることを願っています。
すみません! 内容的にセンシティブ設定になりました!
コメント
1件
最高です! こんな最高な作品を投稿して頂きありがとうございました!!