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作者

作者です。

作者

歌詞パロ?曲パロ?です。

作者

<秘蜜~黒の誓い~>で

作者

光クラブのメンバーが天使です。

作者

若干百合表現あります。

作者

この話しでは<タミヤ=カノン>

作者

ニコがちょっと敵役的なポジですが、音楽とイラスト?動画?を見ればなんとなく

作者

あー!ニコやぁ!ってなると思います。はい。

作者

それではどうぞ

カノン

.....きれい。

下級天使のカノンは夕焼けに染まる町を眺めていた。

天使が視える人はごく僅かで、カノンは人間界で

自分が視える人を探していたのだが、途中で羽を怪我し

教会で羽休めをしていた。

レイ

きれい....

カノン

(....ん?人?)

カノン

(...嗚呼、この夕焼けのことだわ。)

カノン

....西の町からみたほうがもっと綺麗よ。

どうせ聞こえやしない。そう思っていたのだが。

レイ

そうなんだ....見てみたいな。

カノン

カノン

あ....

カノンは顔をあげると、綺麗な金髪に透き通るようなその瞳をみて

胸の高鳴りを感じたカノン。

カノン

あなた....私が見えるの?

レイ

あ、ごめんなさい....

レイ

天使には、人間に話しかけられたら堕天してしまうって聞いたけど...

レイ

貴方の羽が綺麗で....思わず

カノン

......あ、いや...

カノン

平気よ。そんなことで、堕天はしない。けど.....

レイ

怪我をしてるの?

カノン

平気、このくらいなら教会にいれば治るわ。

レイ

そうなんだ?...ねぇ、名前はあるの?

カノン

あるわ。

カノン

カノン。カノンっていうの。

カノン

君の名前は?

レイ

レイ、レイチェルっていうの。

これが二人の出会いであり、

美しい物語の始まりである。

天界ヘブンズ・オブ・ヤード

ニコ

カノン。最近、任務をすっぽかして

ニコ

何処に行ってる?

カノン

別に?ニコには関係ないでしょ!

あれから、カノンはレイチェルに会うために

人間界によく行く。それをパートナーのニコはあまりよく思っていないようだった。

ニコ

わかってるか?

ニコ

人間と触れあうことは禁忌だぞ。

ニコ

ゼラが言っていたじゃないか。

カノン

わかってるわよ!

カノン

私はただ、任務のために人間界に行ってるのよ!

ニコ

....気を付けるんだぞ。

ニコ

人間は醜い。俺たちにただ守られているだけの生き物にすぎん。

カノン

あー、もう!わかってるってば!

カノンは頬を膨らませ、人間の命を管理している

栽培園に向かう。

ここでは、木に実るリンゴのようにいくつもの光る果実がなっている。

これが、人間の命そのもの。なので、栽培係に任命された天使は

取り扱いに気を付けて、人間の命を見守っているのだ。

カノン

雷ちゃん

雷蔵

あら、カノン。いらっしゃい。

雷蔵

また、ニコに叱られたの?

カノン

そうなの。

カノン

ニコったら、酷いのよ!

カノン

人間を弱い生き物扱いして。

カノン

ノアの方舟の話を知らないのかしら?

雷蔵

んんー、でも。ニコの言うことには一理あるかもしれないわ。

雷蔵

あの<かわいこちゃん>達は、何かにすがってないと生きていけないもの。

カノン

でも!ニコは人間を知らないから、ああやって酷いことしか言えないんだわ!

雷蔵

ニコの人間嫌いは昔のパートナーの堕天のせいって知ってるでしょ?

カノン

そうだけど...だからって彼らを嫌うのは違う気がするもの。

雷蔵

貴方が大事、っていうのもあるのよ。

雷蔵

<ゼックス>の転生かもしれない貴方が。

カノン

むー...

カノン

私はその<ゼックス>の天使じゃないわ!

カノン

カノンよ!

雷蔵ならわかってくれると思ったが、理解してくれなかったので、

カノンは人間界に降りたった。

カノン

レイチェル?今日は何をしているの?

レイ

カノン....

レイ

私、結婚することになったの

カノン

え?

レイ

相手は、ちょっとお金持ちの人で

レイ

父が働いてる工場にお金を出してくれるって

カノン

でも、そんなの

カノン

レイチェルの幸せじゃないわ!

レイ

カノン.....

レイ

でも、このままだとお父さんの工場が危ないの。

カノン

別の方法があるはずよ!

カノン

そんなの、貴方の父にしかメリットがないわ!

レイ

わかって、カノン!

レイ

....私だって、本当は...

カノン

.......

わからない。何故、レイチェルが自分の幸せを捨ててまで、

別の人の幸せを優先してしまうのか。

わからない。天使である

カノンには。

カノン

レイ

!?

気づいたら、カノンはレイチェルに口づけをしていた。

レイ

ッ!か、カノン!?

カノン

ッ!.....

カノンはレイチェルの家を飛び出した。

レイチェルと過ごしていて、芽生えていたこの感情の正体に気づいた。

これは....恋だ。

数ヶ月後。

レイ

......

レイチェルは黒いドレスに身を包み、式が始まるまで待機していた。

レイ

はぁ....

これでいい。父が少しでも楽ができるなら。

??

あの、すいません。

レイ

は、はい?....

??

レイチェル・ガードナーさんですか?

レイ

は、はい。そうですけど....

??

どうも、俺。貴方の父親の工場にお世話になっているものです。

タミヤ

タミヤ、といいます。

レイ

.....綺麗。

タミヤ

え?

レイ

あ、その....ごめんなさい。つい...

タミヤと名乗る青年は何処か儚い瞳で笑う。その瞳が真っ直ぐ

レイチェルを写していたので、思わず、綺麗と言ってしまった。

タミヤ

貴方も綺麗だ。

レイ

...あ、その...

綺麗と言われ、胸が高鳴る。

始めて会うのに、何故か近くにいると安心する。

タミヤ

それじゃあ....俺はこれで

レイ

え?式には参加しないんですか?....

タミヤ

ああ、その....なんつーか。

タミヤ

式には参加するつもりはなくて....

タミヤ

ただ、貴方を。

タミヤ

一目、見たかったから....

レイ

.....!

行ってしまう。そう思った時には体が勝手に動いていた。

レイ

ま、待って....!

タミヤ

タミヤ

....レイチェル?

レイ

...連れて、行って

レイ

私も、....

何を言ってるんだろう。今日、結婚する人にこんな事を言われて

タミヤ

.....。

タミヤ

行こう。レイチェル....

タミヤ

俺と、一緒に!

レイ

強く手を引かれ、レイチェルは花嫁は

全てを捨てて、裏切り。式から姿を消したのだった。

あの駆け落ち事件から数年後。

ある冬の日に。

終わりを告げる銃声が響いた。

ニコ

人間め.....裁きを受けるがいい!!

レイ

数分前

レイ

......

レイチェルは祈りを捧げていると目の前に片目のない天使が現れた。

ニコ

レイチェル・ガードナーだな?

レイ

て、天使!?

レイ

お、お許しください!

レイ

私は家族を、婚約者を裏切り、駆け落ちし親不孝なことを...!

ニコ

.....勘違いするな。

ニコ

俺は懺悔をしろと言いにきたわけではない。

レイ

え?

ニコ

.....悪いことは言わん。

ニコ

今すぐ、田舎に帰りやり直せ!

レイ

そんなっ....

レイ

できません!私には、タミヤしかいないんです!

ニコ

あいつといる事が禁忌なんだ!!

ニコ

お前があいつから離れん限り、やつが天界にて裁かれてしまうんだ!

レイ

タミヤ?...タミヤが裁かれてしまうの?

ニコ

そうだ!あいつを思うのならば、今すぐ!田舎に帰れ!!

レイ

私は....

レイ

嫌です

ニコ

何!?

レイ

タミヤが裁かれてしまうなら

レイ

変わりに私を裁いてください!

レイ

タミヤが罪を犯したというのならば...

レイ

その原因は私にあるはずだから!

ニコ

くっ....!そうか、ならば....

レイ

ニコ

人間め.....裁きを受けるがいい!!

白いリボルバーをレイチェルに向け、

一発の弾丸がレイチェルの心臓を貫いた。

ニコがいなくなったと同時に、タミヤが教会にたどり着いた。

タミヤ

レイチェルー!!

レイ

......

タミヤ

レイチェル...レイチェル!!

タミヤ

目を開けてくれ....頼む!!

冷たくなった体を抱き寄せて、頬を撫でるタミヤ。

タミヤ

ごめんな....俺のせいで、

タミヤ

.....今、起こしてあげるから

タミヤは光に包まれながら、レイチェルの口にそっと口づける。

光はレイチェルに移るようにして消えた。その時、タミヤは

本当の姿に変わっていた。

レイ

....、

レイ

ここは.....

カノン

おはよう、レイチェル...

レイ

貴方は、カノン!?

レイ

ああ....どうして、私。

レイ

どうして、貴方を、忘れていたの....!?

タミヤの正体は天使のカノンだった。

カノン

話せば、長くなるわ....

レイ

!...カノン、その羽!

カノンの羽は真っ黒に染まっていた。

天使の口づけは、死者を甦らせる力がある。しかし、その代償は...

<自分の命>

カノン

私、もう...いかなきゃ。

レイ

いや、待って....一人にしないで、カノン!

レイ

私は、カノンでもタミヤでも...

レイ

どっちも、愛してるの!....

カノン

私も、愛してるわ。

カノン

その言葉が、聞けて...嬉しいよ。

レイ

カノ...

レイチェルがカノンに手を伸ばした時。

カノンは....消えた。

一枚の黒い羽だけを残して。

レイ

いやぁああああ!!!

レイ

カノン...カノンっ.....!!

レイチェルは教会でカノンの残した黒い羽を抱きしめ、泣き続けた。

羽を堕とした堕天と穢れた黒に染まる花嫁。

堕天は地のそこへ堕ちてさえも誓いの楔を絡めあって

許されない罪を抱えていく。

罪の果実が朽ち果てた時。

再び巡り会うその日まで。

短編集!皆DEもっともっと光クラブ★

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