来栖 蓮
来栖 蓮
僕の方の過去を書くらしいよ
来栖 蓮
来栖 蓮
暇だなぁ……
僕は学校以外で 外に出れなかった
別に何も思わなかった 当たり前だと思っていたし
朝ご飯、晩御飯は妹が 持ってきてくれた
コンコンッ
来栖 真理
晩御飯……』
来栖 蓮
持ってきてくれないかい?
ガチャッ
来栖 真理
来栖 蓮
来栖 真理
来栖 蓮
来栖 真理
ふふっ……
来栖 蓮
真理は可愛い子だった
だけど不思議な子でもあった
あまり運動もしないのに 痩せていて、怪我をしていた
真冬でも 上着を1枚羽織るだけで 常時ノースリーブのワンピースだった
当時の僕は 虐待なんて事は考えなかった
父
来たぞ!
来栖 蓮
父
来栖 蓮
父
父さんは強いぞ〜?
来栖 蓮
父
だってほら 僕に対してはとてもいい父だったから
来栖 蓮
とある日 僕は農業に興味を持った
学校で教えられた知識では 飽き足らず 自分でやりたいと思い出した
来栖 蓮
僕農業がやってみたい!
父
そうか……農業か……
父
来栖 蓮
こんな感じで家から離れた
来栖 蓮
来栖 真理
来栖 蓮
結局その後 手紙は来なかった
当たり前だよね 虐待に性暴力を受けたんだから
祖父母の家に引き取られてから 僕は畑仕事に熱中した
……僕が熱中しなきゃ あんな事起きてなかったかもね
来栖 蓮
戻っ____
来栖 蓮
そこに居たのは
血だらけの祖父母と
父
母
両親
父
母
やっぱりあの子を置くには惜しいのよ〜!
祖父
言ってなるものか……!!
祖母
死すら本望!!!!
父
じゃあな、父さん
来栖 蓮
おめぇだよ
父
ザシュッ
母
蓮……ッ?どうしたのよッ?
来栖 蓮
ザシュッ
来栖 蓮
祖父
祖母
もう祖父は事切れていた 祖母も虫の息
祖母
来栖 蓮
祖母
ほら、お行きッ……
祖母
常にッ……共……に
祖母
来栖 蓮
来栖 蓮
1家はこれで全員死んだ
来栖 蓮
半年、経った 真理は売られたらしい
来栖 蓮
ドンッ
チンピラ
てめぇなめてんのか!?
来栖 蓮
チンピラ
あ?なんか言ってみろよ?
来栖 蓮
チンピラ
ブンッ
来栖 蓮
ザシュッ
来栖 蓮
皇 陽菜
皇 陽菜
これをやったのは君かい?
来栖 蓮
どう見えるんですか
皇 陽菜
最初見た時は 頭がおかしい人だと思った
皇 陽菜
拠り所がないのではないか?
来栖 蓮
皇 陽菜
来栖 蓮
何も良くならないですよ
来栖 蓮
生きる資格はありません
皇 陽菜
資格を取ってしまえば良い話ではないか!
皇 陽菜
皇 陽菜
来栖 蓮
皇 陽菜
何難しい事でもないぞ!
来栖 蓮
どうやって取るというのだ 神様なんていないのに
分かってた、けど
来栖 蓮
来栖 蓮
皇 陽菜
来栖 蓮
そんな彼女が今のボス 皇陽菜さん
皇 陽菜
また負けた〜!
来栖 蓮
ボス、少し弱すぎるのでは?
皇 陽菜
お前失礼だぞ!?
来栖 蓮
皇 陽菜
皇 陽菜
来栖 蓮
ガチャリ
来栖 蓮
ボスは僕と別れると 寂しそうになる
きっと、もうすぐ真理に殺されるのが 分かっての行動だろう
来栖 蓮
来栖 蓮
待っているよ