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お〜、広い

田辺

まぁ組織に入ってるからね、お金はある

掃除屋

お邪魔します

田辺

はいよ〜

田中

あ、これおすすめの酒

田辺

その辺置いといて

マヤ

お邪魔するよ〜

田辺

いらっしゃい

 

じゃあ酒飲むか

田辺

その前に各々自己紹介しようよ、初めましての人もいるしね

 

そうだな

田中

俺は伊龍 爪牙(いりゅう そうが)みんなからは田中って呼ばれてるから好きな方で呼んでくれ

 

え、お前そんなかっこいい名前だったのか

田中

お前が田中って呼んでから周りから田中って呼ばれるんだよ

田辺

俺は猫田 奏(ねこだ そう)周りからは何故か田辺って呼ばれてるけど好きに呼んでね

マヤ

猫田って可愛い苗字だね

田辺

ありがとう、俺も好きな苗字なんだ

 

俺は柳 宮戸(やなぎ みやと)なんでか知らないけど周りから鈴木太郎って名前で認識されてる

田中

お前の名前も十分カッケェじゃん

 

お前程じゃない

マヤ

ふふ、私はマヤ、よろしくね

掃除屋

えっと…僕は玄野 秋(くろの しゅう)です、普段は掃除屋とか呼ばれてます、よろしく

 

よっしゃ自己紹介も終わったし酒飲もうぜ〜!

 

 

マヤさんなに飲んでんの〜?

マヤ

スクリュードライバー、オレンジジュースとウォッカ混ぜたやつだよ

 

美味い?

マヤ

オレンジの味して美味しいよ

 

へ〜、俺も飲も

オレンジジュースとウォッカを適当に入れて混ぜる

 

あ、結構美味い

田中

玄野〜、お前なぁに飲んでんだぁ?

掃除屋

うわ酒臭……ただの赤ワインです

田中

ぶどうジュースじゃねぇのか?これ

掃除屋

ストローで飲んでるけどちゃんとアルコールありますよ

田辺

田中、悪がらみしないの

田辺

ごめんね玄野ちゃん

掃除屋

あ、大丈夫です

なんで掃除屋のことちゃん付けしてんだろ……男にちゃん付けは変じゃね?

田辺なら尚更変だ……はっ、もしや

 

田辺、掃除屋の尻狙ってんのか?

田辺

違うよ!なんでそうなった!?

 

いや、だって男のことちゃん付けしてるし

 

お前普通男のことちゃん付けしないだろ

田辺

そうだけど……玄野ちゃん、女の子だよ?

 

………え

田中

え、マジ?

マヤ

うっそぉ……

掃除屋

……え、なんで分かったの?

田辺

口調と匂いと声

 

匂いで分かるとかキモ

田中

キッモ

マヤ

ちょっと引く…

掃除屋

匂い……私臭い?

田辺

いや臭くない、逆に好きな匂い

田中

おいこいつ顔に出てないだけで酔ってやがる

 

水飲め水

田辺

おみずおいしい

 

 

そういやマヤさんの身長どれくらいなんですか?

マヤ

ひゃ……160

掃除屋

え、ちっさ…

マヤ

そういう掃除屋の身長はどれくらいなの

掃除屋

170だったと思います

マヤ

たっか…今度抱っこして170の世界を見せて

掃除屋

い…いです、よ

 

おい田辺、お前の身長はなんぼだ

田辺

俺?俺の身長…‥2メートル

 

下手な嘘だな

田中

太郎の身長なんぼなんだよ

 

180あるかないかくらい

田中

俺184、勝ったな

田辺

192の俺、高みの見物

 

なに食ったらそんなデカくなるんだよ

田辺

どっかとどっかのハーフなんで、俺

 

どこのハーフなんだよ

田辺

日本とジャパンのハーフ

田中

ふざけんなどっちも日本だろうが

 

 

田辺

はぁ〜……梅酒美味い

なんで梅酒はこんなにも美味いのか

田辺

……太郎の髪案外サラサラだな

胡座をかいた足に右に太郎、左に田中が頭を乗せて眠っている

マヤ

でしょ?

田辺

……起きてたんですか

酒を飲んで眠ったと思ったマヤに多少驚きながらも言葉をかけていく

マヤ

うん、少し寝たらスッキリしたよ

田辺

はは、そうなんだ

コップに入っていた梅酒を一気に飲み干す

マヤ

すごい飲みっぷりだね

田辺

そうですかね

マヤ

うん、明日の二日酔いヤバそう

田辺

その時は頭痛薬でも飲みますよ、仕事に支障来たしちゃうのでね

マヤ

そっか……

マヤ

宮戸と仲良くしてくれてありがとね

マヤは俺に近づいて宮戸の頭を撫でる

田辺

まぁ、久しぶりの友人なのでね

マヤ

この子の両親、私が殺しちゃったから笑顔なんて初めて見たんだよ

田辺

っ…え

いきなりの衝撃発言、マヤは罪悪感なんて微塵も感じてない、いつもの顔で宮戸の頭を撫でている

田辺

なん、で…?

マヤ

なんで…って、それが私の存在意義……仕事だから

田辺

そう……です、か

ニッコリと笑顔を浮かべるマヤの目は狂気を孕んだ…まるで悪魔のようで

どこか、哀しそうな目をしていた

組織の下っ端構成員は眠りたい

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