人は大切なものほど
無くしてから気づくことがある
自分の自惚れた考えが 自分を苦しめた
君はいつもそばに居たのに
君はいつも笑いかけていたのに
僕は
背を向けていた
決して避けていた訳ではない
無関心でもない
ただ…
いつの間にかそれが 当たり前になっていた。
だから気づかなかった
君の淋しそうな顔を…
抱きしめてあげることが出来なかった
だから…
君は
僕を見なくなったんだね
君を恋しくなった僕は
誰かを愛おしそうに見つめる姿を ただ…遠くから眺めるだけだった
僕に笑いかけてた声も
僕を愛おしそうに見つめる顔も
今はあの子のものになったんだね
君は幸せかい?
愚問だと分かっていた
君の顔はいつも笑っているね
その先には君を見つめる あの子の笑顔がある
僕が失った君の愛
僕に残った君への愛
過ぎ去った過去に溺れる前に
僕は認めよう
君が好きだ
いつか
君がまた僕に 微笑みかえしてくれたなら
その時は
迷わず君を 抱きしめよう
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END
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