悪霊払い

三ツ谷・左手の手のひらを見せる

お祓いが終わったあと

覚悟はできていたのに....2度目のお別れに当時まだガキだった俺は耐えることが出来なかった。

ずっとそばにいてくれたのに、もうどこにもいない、いるとすら感じることが出来なくなる

それがとても寂しくて、辛かった

ただひたすらに、その悲しいという感情に流されるように1人その場ずっと泣いていた。

そんな俺に真一郎君は一言切り出した

さっきまで成仏の手伝いをして、それが終わったあとにもかかわらず、真剣な顔でこちらを見ながらこう聞いてきた

訳が分からなかった、だってもうドラケンはあの世に行ってしまったわけだから、もう会えないはずなのに

それからは、ドラケンは三ツ谷の式神として三ツ谷が旅立つその日まで相棒でい続け、三ツ谷共に相棒として出会うことを約束した後輪廻の輪に、一緒に歩いていったみたいです。

END