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くるみ
はーい
くるみ
最初は私からねー
くるみ
この話は私の友達から聞いた話なんだ
くるみ
夜食を運ぶ母
くるみ
友達が試験を控え
くるみ
夜遅くまで勉強をしていたの
くるみ
夜中の2時ごろに急に
トントンっ
くるみ
とノック音が聞こえたの
母
「夜食を持って来たからドアを開けて」
母の声だ
くるみ
ちょうど勉強に集中していたので
後で開けようかな
くるみ
と、思っていたら
ドンドンっ
くるみ
て、強く叩いて来たの
母
「早く開けろ」
…
くるみ
声色が変わる
くるみ
不気味でなんだか怖くなったので
くるみ
開けずにいたら
ドンドンドンドンっ
母
「だから開けろって言ってんだよ」
くるみ
男のような声になって
くるみ
ドアを叩く音が一層激しくなった
あれ？
くるみ
ふと思い出したの
くるみ
母は今、旅行に行って家に居ないはず…
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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