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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

皆さんこんにちはこんばんはアイリスです!

今日は第3話をお届けします!

それじゃあ早速START!

そしてそれから3日が経ち、迎えの日がやって来た

スッ((襖を開ける

愛莉珠ちゃん、入りますよ

愛莉珠

おはようございます、お祖母様。

おはよう愛莉珠ちゃんニコ💦

支度はできたかしら、

愛莉珠

はい、ほとんどできています、、、。

そう、弘達は11時頃に来るからいつでも出れるようにねニコ💦

愛莉珠

、、、はい

それと、支度が終わったら応接間に来るようにってあの人が言っていたわ

愛莉珠

分かりました、すぐ行きます。

えぇ、((そう言って出て行く

愛莉珠

、、、、、、

愛莉珠

そういえばお父さんの部屋ってすぐ近くだったはず、、、ボソッ

愛莉珠

ここに来てから開ける勇気がなかったし入る許可ももらわなかったから入った事なかったな、、、ボソッ

愛莉珠

、、、、、、

愛莉珠

お祖父様、愛莉珠です入ってもよろしいでしょうか。((襖越し

浩司

あぁ、入りなさい。

愛莉珠

失礼します。((襖を開けながら

浩司

そこに座りなさい。

愛莉珠

はい。スッ((座る

浩司

行くのは今日だったな、

愛莉珠

はい、

浩司

もう荷物は準備できているのかい?

愛莉珠

はい、一応はできています。

浩司

そうか、

浩司

、、、最後に聞いておきたい事はあるか?

愛莉珠

、、、、、、

浩司

今までは愛莉珠が気を使って正弘の話をしないでいてくれたのだろう?

愛莉珠

、、、、、、

浩司

遅くなったが聞きたい事はないのか、、、?

愛莉珠

聞きたいことではないのですが、、、

浩司

あぁ、言ってみなさい。

愛莉珠

父の部屋に入る許可をもらいたいのです、、、。

浩司

浩司

そうか、まだ愛莉珠は入っていなかったな、、、

愛莉珠

、、、はい。

浩司

正弘の物は遺品も含めて全て正弘の部屋に置いてあるから一度確認しておくと良いだろう。

浩司

すぐに見せてやれなくてすまなかったな、💦

愛莉珠

いえ、ふと思っただけですから、、、。

浩司

、、、そうか、、、

愛莉珠

それでは失礼します。

浩司

あ、あぁ、、、(、、、、、、、、、)

応接間と同じ背景なのは気にしないでください💦

愛莉珠

スッ((襖を開ける

愛莉珠

、、、、、、、、、

愛莉珠

ここがお父さんの部屋、、、ボソッ

愛莉珠

、、、ッ、、、お父さん

愛莉珠

!、、、これは、、、写真、、、?

愛莉珠

写ってるのは、、、お父さんと小さい女の子と綺麗な女性、、、?

愛莉珠

これって、、、お母さんと私、、、?

愛莉珠

生まれたばかりの頃の写真、、、

愛莉珠

お父さんこんなの持ってたんだ、、、

愛莉珠

あれ、、、裏に何か、、、

その頃浩司さん達は?

玄関

お父さん、愛莉珠ちゃんを迎えに来ましたよ。

浩司

あぁ、

浩司

お前1人か?

真生は輝を家で見てます。

浩司

そうか、

弘、愛莉珠ちゃんをよろしくね💦

あぁ、

それで、愛莉珠ちゃんは?

浩司

今まで見せてやれなかった正弘の部屋を最後に見たいと言ったのでな、

兄さんの部屋を、、、?

浩司

あぁ、弘も行くか?

あぁ、

浩司

正弘の遺品も部屋に置いてるから愛莉珠にとって1つでも形見がみつかれば良いが、、、

、、、見てくる。

浩司

あぁ

正弘の部屋

愛莉珠

写真の裏に何か書いてる、、、ボソッ

愛莉珠

スッ((写真の裏を見る

愛莉珠

愛莉珠

これは、、、、、、

マヤ   俺の愛しい舞夜(母)と愛莉珠、、、 この写真が愛莉珠が大きくなっても残っている事を願って、、、。 もし舞夜だけじゃなく俺も死んでしまって愛莉珠だけになってしまった時、 これを愛莉珠が見ていたら見て欲しい物がある、、、。 俺が亡くなる前に愛莉珠に向けて書いた手紙が 写真と一緒に入っていたはずだ、それをいつか愛莉珠が中学に上がるまでに見てくれますように。

愛莉珠

手紙、、、

愛莉珠

これ、、、?

愛莉珠

、、、スッ((開けようとする

その時!

愛莉珠ちゃん、いるかい?

迎えに来たよ、入っても良いかな

愛莉珠

!、、、スッ

愛莉珠は咄嗟に手紙をポッケにしまう、、、

愛莉珠

どうぞ、、、

失礼するよ、ニコ

愛莉珠

弘さん、おはようございます。

あぁおはようニコ

どうだい?君の父親の遺品の中にいい物はあった?

愛莉珠

、、、まぁ、、、はい。

、、、(曖昧だなぁ、、、💦)

愛莉珠

もう出る時間ですか?

そうだけどもう少し見ててもいいよニコ

愛莉珠

、、、、、チラッ((あたりを見渡す

愛莉珠

いえ、、、もう平気です。

愛莉珠

荷物を取ってくるので先に玄関の方へ行っててくださいますか、、、

、、、あぁ分かったよニコ

弘、愛莉珠ちゃんは?

今荷物を取りに行ってますよ。

浩司

そうか、

愛莉珠ちゃんを家に迎えるんですから後で後悔とかしないでくださいね、?

浩司

もうすでに後悔は沢山して来た、今回に関してはまた会いにくればいいだけだ。

連れて来ませんよ?貴方達の元だと苦しいからって話だったでしょ?💦

浩司

、、、あぁ、、、

まぁ愛莉珠ちゃん本人が来たければ別ですが。

愛莉珠

お待たせしました。

おや、荷物はそれだけかい?

愛莉珠

、、、はい。

浩司

随分と少ないじゃないか、正弘の部屋では何かいいもの見つけられたかい?

愛莉珠

、、、えぇ、まぁ。

、、、(ここでも濁すか、、、)

愛莉珠

、、、、、、、、、

愛莉珠

お祖父様、お祖母様、、、

なぁに?ニコ

浩司

なんだい?

愛莉珠

今まで、お世話になりました。((お辞儀しながら

愛莉珠

お体には気をつけてください、ご無理なさらないように。

浩司

、、、、、、(ほんと、しっかりしてるな、、、)

えぇ、愛莉珠ちゃんも元気でねニコ

浩司

無理させてばかりの日々だっただろうに、すまなかったな

愛莉珠

いえ、育ててくださって感謝しています。

浩司

、、、そうか、真生くんはいい人だ、仲良くなニコ

愛莉珠

、、、はい。

それじゃあそろそろ行こうか、

愛莉珠

はい。

またね、ニコ💦

浩司

またな、ニコ

愛莉珠

、、、はい。

愛莉珠ちゃん、家に着いたら俺や真生、輝には敬語で話さなくたっていいんだぞ?

愛莉珠

輝くんはともかく、お2人にはこれからお世話になるので敬語で話させていただきます。

まぁ、慣れたら普通に話してくれニコ

愛莉珠

、、、はい。

家につくまでまだ少し時間があるからゆっくりしててくれ。

愛莉珠

、、、分かりました。

愛莉珠

、、、、、、

愛莉珠

、、、(お父さんからの手紙、、、落ち着いてから読もうかな、、、)

、、、チラッ(ほんとに無表情だな、何を考えてるんだろうか、、、💦)

そんなこんなで家に着く

さぁ、愛莉珠ちゃん着いたよ

愛莉珠

、、、はい。

ただいまー

真生

おかえりなさい!ニコ

パパ〜✨

おぉ〜輝〜帰ったぞニコ

真生

あ、愛莉珠ちゃん!いらっしゃいニコ

愛莉珠

、、、、、、お邪魔します。

違うだろ、?

愛莉珠

、、、え、、、?

真生

「ただいま」だよ愛莉珠ちゃんニコ

真生

ここはもう君の家でもあるんだニコ

愛莉珠

、、、、、、、、、

愛莉珠

ただいま、、、ボソッ

真生

うん!おかえりニコ

おかえりニコ

おかえりーニコ✨

愛莉珠

、、、、、、(どうして、、、ただ一言言っただけなのに、、、)

愛莉珠

、、、(なんでそんなに笑顔で答えてくれるの、、、)

真生

あ!そうだ愛莉珠ちゃんの部屋、案内するねニコ

愛莉珠

私の、、、部屋、、、?

真生

うん、急いで準備したから気に入らなかったらごめんね💦

愛莉珠

、、、、、、

愛莉珠ちゃんの部屋

真生

ここが今日から愛莉珠ちゃんの部屋だよニコ

愛莉珠

ここが、、、

真生

うちは全員男だから女の子の好きそうな家具とか分からなかったんだよね💦

愛莉珠

いえ、特にこだわりはないです。

愛莉珠

ありがとうございます。

さぁ愛莉珠ちゃんも荷物を整理したいだろうし、俺たちは一階にいるよ。

何かあればなんでも言いなさいニコ

愛莉珠

、、、はい。

真生

それじゃあねニコ

バイバイ✨

愛莉珠

、、、、、、

1人になる

愛莉珠

整理って言っても荷物少ないし、、、

愛莉珠

スッ((しまっていた手紙を出す

愛莉珠

、、、今なら、、、ボソッ

愛莉珠

スッペラッ((手紙を開けて開く

             俺の愛する娘愛莉珠へ この手紙を読んでいるという事は愛莉珠を1人にしてしまったという事だろう 、、、すまない、、、。 それに死ぬ間際に気づいてしまったが俺も舞夜(母)もお前に大切な事を言っていなかったみたいだ、、、許して欲しい。 俺もお母さんも愛莉珠を世界一愛しているよ、自分の口で直接言ってあげれなかった事が俺もお母さんも心残りだ。 それに普通なら当たり前に注いであげる愛莉珠への愛ももう叶わないけれど、、、 遠く離れていても俺もお母さんも愛莉珠を見守っているし愛を注いでいるよ。 今まで言う機会がなくて言えなかったが愛莉珠の名前にはこんな意味があるんだ、『愛』は、親が子をかわいがる気持ちや、好きな人など特定の人を慕う気持ちのこと、『莉』は、愛らしくだれからも好かれる人気者になることを願って、そして最後の『珠』は、魅力あふれる美しい人になってほしい、穏やかで落ち着いた優しい子に育ってほしいと言う願いが込められているんだ。 俺達は生まれてくる子がどんな子でもどんな形で生まれても、周りから愛される子になって欲しい、幸せになって欲しいと思っていたんだ。 お母さんが亡くなって俺1人で愛莉珠を守れるのか不安だったし愛せるかも不安だった、でもいつも笑顔でいてくれる愛莉珠を見る度に悩みがちっぽけだと言うことに気づいたんだ、どんな事があってもこの子には俺しかいないこんな可愛い子他にいないってな! 愛莉珠が大人になるまで一緒に入れなくてとても悲しい、それに愛莉珠には沢山の辛い思いをさせたと思う。 だからこそこれからの人生は笑顔で1日1日を幸せに生きて欲しい。 俺には弟がいる、名前は弘だ、困ったことがあったら頼ったっていい。 幼いうちは大人に頼って欲しい。 何より愛や幸せが何かを忘れないでくれ。 長くなったが最後に、、、愛莉珠、俺と舞夜の間に生まれたのが愛莉珠で良かった、生まれて来てくれてありがとう! 愛してる。                  俺と舞夜の愛する娘の父正弘より。

愛莉珠

、、、お父さん、、、ッ、、、

愛莉珠

遅いよ、、、ボソッ

愛莉珠

もっと早く、、、その言葉が聞けたら、、、

愛莉珠

愛も幸せも何か分かれたかもしれないのに、、、ボソッ

愛莉珠

、、、ッ、、、

愛莉珠

私も愛してるよ、お父さん、、、

愛莉珠

今は、、、お父さんへの気持ちの愛しか分からない、、、ボソッ

愛莉珠

お母さん、、、産んでくれありがとう、、、ボソッ

愛莉珠

今は涙さえ出ないけど、、、お母さんとお父さんがいたら違ったかな、、、ボソッ

真生

愛莉珠ちゃん、ちょっといいかな((扉越し

愛莉珠

、、、ッ、、、

愛莉珠

なんですか、、、?

真生

荷物の整理は終わった?((そう言って部屋に入る

愛莉珠

はい、一応は、、、

真生

そっかじゃあ下で弘さん達とお昼にしない?

愛莉珠

、、、はい。

真生

それじゃあ行こうかニコ

愛莉珠

、、、、、、

一階のリビング

愛莉珠

お待たせしました、、、。

全然平気だよ、ニコ

アリスちゃごはん!✨

愛莉珠

、、、うん、、、

真生

💦(ぎこちない、、、)

愛莉珠ちゃんはそこに座って、

愛莉珠

ありがとうございます、、、。

真生

はい、これ愛莉珠ちゃんの分ねニコ

愛莉珠

、、、はい、

真生

こっちがひーくんのねニコ

わぁ✨

、、、(クッ、、、うちの子はなんて可愛いんだ✨)

いたらきます!ニコ

愛莉珠

、、、いただきます、、、。

真生

はい、どうぞニコ

愛莉珠ちゃんって嫌いな食べ物はある?

愛莉珠

いえ、特にはありません。

真生

偉いね、嫌いなものないんだニコ

愛莉珠

、、、はい、、、

真生

味、、、どうかな口に合うといいんだけど💦

愛莉珠

美味しいです。

真生

ほんと?良かったニコ

愛莉珠

、、、(本当にこの人達は些細なことで喜ぶんだなぁ、、、)

ひーくんトマトすき!ニコ

真生

うん、美味しいねニコ

はぁ〜今日もうちの子は可愛すぎる✨

愛莉珠

、、、(親バカ、、、?)

そしてなんやかんやでお昼を食べ1時過ぎ(※輝は寝てます)

ピーンポーン((インターホン

!、、、嫌な予感、、、

真生

誰かな、、、

真生、きっと松尾達だ、、、

真生

松さん達ならいいじゃないニコ

いやダメだ、あいつがくる時は大抵何か企むか遊びに来る、、、

真生

とりあえず出てくるよニコ💦

愛莉珠

、、、、、、(お二人のお知り合い、、、かな、)

真生

はーいガチャッ((開ける

松尾

よお真生、遊びに来たぞ〜ニコ

平井

ごめん真生さん、止めたんだけど💦

真生

ううん、大丈夫だよニコ

真生

ひろくんは気づいてたみたいだし💦

松尾

あいつ気づいたのか?何も連絡してねぇのに💦

真生

うん、嫌な予感がするってニコ💦

松尾

あいつすげぇな!💦

悪いが今日は帰ってくれ、

松尾

なんだよ弘、いつもなら入れてくれるのになぁ

平井

今日は何か用事とか?

いや、用事というか知らない人が来たらあの子がなぁ、、、

真生

ひろくん、松さん達はいい人なんだし、、、会わせてあげてもいいんじゃない?

松尾

え、お前らまさか、、、

平井

松尾

輝の他に子供ができたか!?

俺たちの子ではないがな、

真生

ひろくん!聞こえちゃうよ?💦

!まずい、、、💦

松尾

なんだなんだ余計に気になるじゃないか、

平井

誰か来てるってこと?

真生

うーんとなんて言えばいいのかな💦

はぁ、あの子には申し訳ないが中で説明するか、、、

真生

そうだね、

真生

2人とも中で説明するよニコ💦

松尾

おう

平井

うん

愛莉珠

、、、(丸聞こえだったんだけど、、、)

愛莉珠

、、、(やっぱり、あの2人も実の子じゃないから、、、)

松尾

さてさて誰が来てるんだ?

平井

ちょっと松さん💦

愛莉珠

、、、、(この2人が、、、)

松尾

!?

平井

!?

平井

え、女の子!?

松尾

しかも超美少女じゃねぇか!

おい松尾失礼だろうがニコ💢

真生

ご、ごめんね💦((愛莉珠に向かって

愛莉珠

、、、いえ、別に。

平井

、、、(いや、ほんと何この子お人形さんなんじゃ、、、?💦)

松尾

おい弘、この子お前の隠し子じゃないだろうな💦

平井

え!そうなの、、、💦

松尾

だってあの子弘に顔が似てるぞ?💦

平井

、、、確かに、目元とか似てる、、、かも?

説明するから落ち着け、

松尾

あ、あぁすまない💦

真生

この子は藤吉愛莉珠ちゃんだよニコ

平井

藤吉って、、、

松尾

まさか!

俺たちの産んだ子ではないからな?

松尾

え、じゃ誰の、、、

松尾も知ってる人の娘だ、

松尾

俺も知ってる、、、

松尾

まさか、正弘さんの娘か!?

あぁ

松尾

まじか!あの人娘いたのか、

愛莉珠

、、、、、、

平井

え、正弘さんって誰?💦

真生

ひろくんのお兄さんだよニコ

平井

え、弘さん兄弟いたの!?

なんか色々めんどいな、

真生

まぁまぁ💦

松尾

でもなんで正弘の娘ちゃんがここに?

お前も知ってるだろ、

松尾

あ!、、、(まずい、悲しいこと思い出させたか?💦)

真生

愛莉珠ちゃん、大丈夫?無理せずに辛かったらここにいないで部屋にいてもいいんだよ?💦

愛莉珠

いえ、今更そんな感情が湧いたりする事はないので、、、

愛莉珠

、、、松尾さん、ですよね、、、

松尾

あ、あぁ

愛莉珠

昔父から聞いたことがあります、幼馴染だったて、、、

松尾

おう、そうか、、、

愛莉珠

、、、私の口から説明します。

真生

え、でも💦

愛莉珠

真生さんは輝くんに着いててください、

真生

う、うん、、、💦((そう言って輝のとこに行く

愛莉珠

、、、では説明します。

愛莉珠

私がここにいるのは、、、生まれてすぐに母を亡くし、、、

愛莉珠

ついには2年前に父をも亡くしたのでその日から昨日まで藤吉の実家で縁を切っているにも関わらず、、、

愛莉珠

私を育てると言ってくださったお祖父様とお祖母様の元で暮らしていたのです、、、。

愛莉珠

ですがお2人は私があの家で暮らしているのに苦しんでいるのではないかと、、、

愛莉珠

その時に弘さんと真生さんがお祖父様と話して私を引き取る話になりました、、、

愛莉珠

以上がことの成り行きです。

松尾

な、なるほど、、、

平井

でもそれって愛莉珠ちゃん?は良かったの?

愛莉珠

、、、どういう意味ですか、、、

平井

そこにちゃんと愛莉珠ちゃんの意思があって来てるのかなって、、、

愛莉珠

、、、同意の上ですよ。

平井

、、、会ったばかりで言うのもアレだけど、俺は君が本音を言ってるようには見えないなぁって、、、

愛莉珠

、、、、、、(!まさか、、、)

愛莉珠

、、、(、、、会ったばかりの人にも本音じゃないと気付かれるなんて、、、)

愛莉珠

、、、(私も嘘が下手になったのかな、、、)

平井

あ、気分悪くしちゃったらごめんね💦

愛莉珠

いえ、

松尾

そう言えば愛莉珠ちゃん、だっけ?歳はいくつなんだ?

愛莉珠

今年で13です、、、

松尾

!今年中学生か、

平井

の割には大人っぽいね、

だよなぁ、俺も初めて会った時はそう思ったよ

松尾

、、、なぁ愛莉珠ちゃん、少し弘と話したいから席を外してもらえるかな、

愛莉珠

、、、(おおかた私の話をしたいんだろうな、、、まぁどうでもいいけど、、、)

愛莉珠

分かりました、

愛莉珠

弘さん、部屋に戻っていますね、、、。

あぁ、

愛莉珠が行った後

それで、話ってなんだ?

松尾

お前も気づいてんだろ?

、、、、、、

平井

え、何が?💦

松尾

あの子、どれだけの過去があるのか知らないが相当やばいぞ、、、

平井

、、、、、、

松尾

弘、何か聞いてないのか?

、、、兄さんは、あの子の目の前で死んだらしい、、、

松尾

!?

平井

!?

松尾

なん、だと、、、?

平井

一体何が、、、💦

愛莉珠ちゃんの見た目、お前達が言ったようにあの子は可愛い、、、

平井

うん、お人形さんみたいな、、、

だからだろう、兄さんが目を少し離した隙に愛莉珠ちゃんは誘拐されそうになったらしい

それをすぐ見つけて止めようとした兄さんは愛莉珠ちゃんの目の前で殺され、その日以来笑わなくなったそうだ、、、

平井

酷い、、、!

松尾

子供の目の前で親を殺すとかどんな思考した奴らだよ、

そうじゃなくてもあの子は生まれてすぐに病気で母を亡くしてる、

父さんが言うには子か自分のどちらかしか助けられないって医者に言われて兄さんの奥さんは迷わず愛莉珠ちゃんを産むと決めた、、、

あの子はもしかしたら自分が生まれたせいで、、、なんて考えているかもな、

平井

、、、、、、

松尾

その後に唯一の肉親である、正弘さんをも亡くしたことで糸が切れたのかもしれないな、、、

その上引き取られた先では愛莉珠ちゃんの心配より子供1人が増えた自分らの金の問題しか心配しなかった、

だから自然と全てに気を使って来たんだろう、、、

あの子にあって今日で4日経ってるのにいまだに笑った顔を俺も真生も見てない、、、。

父さん達でさえ見てないと言うんだ、

松尾

、、、まずいな、

平井

もしこのまま愛莉珠ちゃんがあの感じだとどうなるの?

松尾

分からない、

あの子の本音がわからない以上あの子の体にどこまでの異変が起きてるかがわからない、、、

平井

そんな、、、

そこで2人に頼みがある、、、

平井

頼み?

松尾

それはあの子のことでか?

あぁ、

俺と真生は愛莉珠ちゃんを迎えると決めた時に2人で決めたことがあるんだ、、、

平井

決めたこと?

あぁ、

愛莉珠ちゃんがうちに来たら輝と同じように愛してあげようってな、

松尾

、、、

平井

そうなんだ、、、ニコ

松尾

いや、待て弘

なんだ、

松尾

愛してあげる事はいいことだが輝と同じ愛し方はダメだろ💦

何故だ、

松尾

愛莉珠ちゃんと輝の歳の差を考えろ!💦

歳の差、、、

松尾

あぁ

平井

ひかりんは確か2歳だよね?

あぁ

松尾

対して愛莉珠ちゃんは今年13歳になる女の子だぞ!?💦

あぁ、そうだな

松尾

13になる女の子に2歳に対する愛情表現をそのままあげたら反応に困るだろ!💦

平井

あぁ〜確かにあれくらいの歳の子はすでに大人に近づいてるから、、、特に女の子は、、、

松尾

だろ?

なるほどな、

いやまぁとにかくだ!

お前達には俺と真生と一緒に愛莉珠ちゃんを気にかけてあげて欲しいんだよ、

松尾

俺らもか?

あぁ、頻繁にとは言わないが俺ら2人じゃ分からない部分もあるはずだ、

これからのあの子の人生だ、幸せにしてあげたいだろ?

平井

それは確かにそうかも、、、

少しでいい、お前達もあの子に歩み寄ってあげて欲しいんだ、、、

松尾

、、、話は分かった、、、が、その言葉お前の言葉じゃなくて真生のだろ、、、

!何故分かった💦

松尾

はぁ😔

松尾

お前がそんな優しい物言いで考えるような意味合いの言葉じゃないからな、

酷いな、

確かに物言いや言葉の並べ方は真生が言っていたことだが気持ちは一緒だ

平井

、、、俺にできることがあるならあの子を助けてあげたいから、

平井

俺は愛莉珠ちゃんに歩み寄ってみるよニコ

おぉ!そうか、ありがとうな

松尾

俺も祐樹と同じだ、会った瞬間からあの女の子は1人にしちゃいけない子だと思ってたしな、、、

その頃愛莉珠は?

2階へ向かう階段

愛莉珠

、、、、、、なんで、、、ボソッ

愛莉珠

あの2人だけじゃなくてどうしてあの人達まで私の事をそんなに考えてくれるの、、、ボソッ

愛莉珠

、、、(聞くんじゃ、、、なかったな、、、)((そう言って部屋に戻る

愛莉珠

ガチャッ((入る

愛莉珠

、、、なんでこんなに胸が痛いんだろう、、、

愛莉珠

ざわざわしてきゅっってなる、、、

愛莉珠

苦しい、、、

愛莉珠

、、、会いたいなぁ、、、ボソッ

愛莉珠

まぁでも会えるはずもない、、、か、

愛莉珠

お父さんもお母さんも幸せだったのかな、、、

愛莉珠

私を産んだ事、本当は後悔してる、、、かも、、、

愛莉珠

会って聞けたらいいのに、、、

愛莉珠

それに明後日はいよいよお父さんが亡くなってから初めての卒業式、、、

愛莉珠

卒園式ではお母さんがいなくて今度の卒業式ではお父さんか、、、

愛莉珠

これが神様のイタズラなのかな、、、

愛莉珠

イタズラなだけだったらいいなぁ、、、

愛莉珠

その方が運命って言われるより少しは楽に生きられる、、、

愛莉珠

どうか私の不幸が周りに移りませんように、、、((祈る

愛莉珠

卒業式は誰も呼ばない、、、

愛莉珠

そう決めてるから、、、話さなくたっていいよね、、、

愛莉珠

迷惑かけちゃうし、お仕事や輝くんのお世話の方が大切だから、、、

愛莉珠

、、、、、、、、、、、、

今日はここまでです! 見てくれてありがとうございます! コメント&♡も是非お願いします! それじゃあまた次の物語で会おうね! おつあや!

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