「最後だけでも___」
青
青
桃
桃
僕は青 高校1年生 僕には幼なじみがいる
だけど……
半年くらい前に交通事故にあって今は病院にいる。 だが、
君は起きる様子はちっともなかった。…
ピピッピピッ
僕はまだ夢の中
起きようとしても、
僕の体は全力で拒否する
何を考えても何も思いつかない。
とりあえず今は、頑張って起きることしか考えられなかった。
そう思って、自分の重たい体をゆっくりと起こしていく。
あの人に早く会うためにも
数分してやっと僕の体が起きてくれた。
そしたら、
急に電話がかかってきた
青
……
青
…もしもし………
震えた声で言う
病院の先生
あ、蒼瀬 青さんで間違いないでしょうか?
青
…はぃ…
病院の先生
急な報告なんですけど…。
病院の先生
桃さんが……
青
…ッ………
僕は嫌な予感がした。
そしたらいつの間にか
僕は走っていた。
僕は走り続ける。
疲れても僕の足は止まろうとはしない。
ただ走り続けている
もう少しで病院に着く
そう思って一気にスピードをあげる
そしたら
前から大きなトラックが走ってきた。
ドンッ!
大きな音が町中に響く。
僕は、今は信号が赤なのにそれを無視してしまったみたい。
もう少しで君に会えたのになぁ…泣
最後だけ……
最後だけでもいいから
君に
青
ぁぃたかッたなぁ……
まだ君に話したいことがあったのに…
どうしてなのかなぁ…
そう考えていると、
僕の視界は真っ暗になっていった…………。
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