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煌めくway of life

第13話 - 夜会

2023年01月31日

#創作

#way of life

#ファンタジー

#異世界

🐇zero_🌟

白鳥碧桃

ここよ。自由に使ってね。

夜月死華

はーい！ありがとう！

死月華夜

あ、ありがとうございます…。

ﾊﾞﾀﾝ

夜月死華

ごめんね〜勝手に部屋一緒にしちゃって！

夜月死華

嫌だったらごめんね！

死月華夜

いや…！全然！

死月華夜

その…ありがとうございます…

夜月死華

いやいや！全然！

夜月死華

それより！タメ口でいいよ！

夜月死華

よろしくね！華夜ちゃん！

死月華夜

あ、うん…。よろしく…。死華…ちゃん…？

夜月死華

うん！なんでもいいよ！

死月華夜

じゃあ…死華ちゃんで…

夜月死華

はーい！じゃあ！もう遅いし寝よっか！

死月華夜

あ…僕床でいいよ…！

夜月死華

いやいや！一緒に寝るよ！ね！

死月華夜

あ…えと…うん…。ごめんね。

夜月死華

なんで謝るのー？全然おーけー！

夜月死華

ほら！早く寝よ？

死月華夜

…うん。

そうして僕らは深い眠りについた。

白鳥碧桃

…よかったの？あの子、受け入れて。

零

んー？べつにいいじゃーん？

白鳥碧桃

…蒼も来る予定だけど…あの様子じゃ来ないわね…。

零

んーかもねぇ

零

でももしかしたら……

玖城蒼

ごめん遅れたぁ！！！

白鳥碧桃

あら？来ないと思ってたわ。

玖城蒼

約束は守るよ〜

零

まあまあ、華夜ちゃんの利用価値だけお話しちゃうねー！

白鳥碧桃

…やっぱりその話…。

玖城蒼

んー。まあそうじゃなきゃ歓迎しないよなぁ…あんな怪しいのに…

玖城蒼

どーする？殺しちゃう？

零

いや、彼女から送られてきた子なら利用価値がある。

零

もしここ、零界が窮地に陥った時…

零

もしかしたら彼女…彼女が作った時空…
『月ノ都城』（つきのみやこ）に助けて貰えるかもしれない…。

零

彼女は助けるしかないんだけどさ…

零

まあそんなことで、利用価値があるよ。

零

それに月ノ都城から送られてきたんだ。

零

きっと強い。味方につけておくに越したことはない。

白鳥碧桃

…悪くない話ね。生かしておくことに賛成するわ。

玖城蒼

んー俺は詩に危害加えたら殺しちゃうけど〜

玖城蒼

それ以外なら別にいいよー

零

うん。お話はまとまったね！

零

じゃあ！解散！

白鳥碧桃

じゃあ、私は寝るわ。

玖城蒼

俺も早く詩のとこいかなきゃー！

白鳥碧桃

じゃあね。

玖城蒼

じゃーねー！

ﾊﾞﾀﾝ

2人が出ていって、僕らは2人きりになった。

零

ちょっと盗み聞きは良くないんじゃなーい？

零

はーづきちゃん♡

葉月

やはり気づいていましたか…。

零

そりゃーね。急に人送ってきてなんのつもり〜？

葉月

特に意味はありませんよ。あえて言うなら…

葉月

あなたが言ったことが本当か確かめるため…でしょうか。

零

そっかあ

零

それで？どうだったの？

葉月

こんなすぐにわかるとでも？

零

まあ無理な話だねー

葉月

…分かっているなら言わないでいただいても？

零

んーむり！

葉月

…そうですか。それは残念です。

葉月

では、私は帰りますので。

葉月

精々頑張ってくださいね。

葉月

霊王、幻影様？

零

…、

零

何を見た。

葉月

…あなたに教えるとでも？

零

教えろ。これは命令だ。

葉月

…さあ

葉月

私にもよく分かりません。

零

ﾁｯ…これだから葉月は…

葉月

…褒め言葉として受け取っておきますね。

零

どこも褒めてないけどね！？

葉月

まあいいです。

葉月

さようなら。

零

…じゃあね。

葉月ちゃんはさようなら。と告げて月ノ都城へ帰った。

それにはどんな意味があるんだろうなぁ…

零

…相変わらず分かりずらい。

まだ少し尺が余っているのでここからは番外編みたいな感じで玖城兄弟の様子を書いてみました！良ければ見ていってください！興味無い方はここで飛ばしていただいて結構です！

玖城蒼

うたー歯磨いたー？

玖城詩

…磨いた

玖城蒼

髪乾かしたー？

玖城詩

まだ。

玖城蒼

じゃあ俺が乾かしても…

玖城詩

むり。

玖城蒼

なーんでええ

玖城蒼

まあ無理って言われてもやるけどー♡

玖城詩

離せ

玖城蒼

むーり♡

玖城詩

…髪乾かさせてやるから離せ。

玖城蒼

やったー！

玖城蒼

ねぇ、詩。

玖城詩

…なんだよ

玖城蒼

詩はさ、死華のことどう思ってるの？

玖城詩

…何だ急に。

玖城蒼

いや、純粋に兄として気になってさ。

玖城蒼

詩、仲良い子なんてできたこと無かったじゃん。

玖城蒼

なのに、なんで死華とは仲良くするのかなって。

玖城詩

…あいつは

玖城詩

なんか違う気がするから。

玖城蒼

…そう。

玖城蒼

そういうなら俺も信用してみよーかなぁ

玖城詩

お前が信用してる相手ほど少ないものはねーだろ。

玖城蒼

んー？最近は多いよー？

玖城蒼

ここに住んでるみんなとか…信用出来る。

玖城蒼

だって…俺らみたいな境遇の人ばっかだもん。

玖城詩

…そうなのか？

玖城蒼

うん。みんなね。

玖城詩

そう、なんだ…

玖城蒼

はい！乾かし終わったよー！

玖城蒼

じゃあ！ねよ！

玖城詩

…うん。

玖城詩

お前床な。

玖城蒼

ええ！！一緒に寝るでしょ〜！

玖城詩

…やだ

玖城蒼

はいはい！きょうせーい！

玖城詩

ちょ！やめろよ！

玖城蒼

ちっちゃい頃みたいにさ、ね？

玖城詩

…別にいいけど。

玖城蒼

やったぁ！

玖城蒼

…おやすみ、詩。

玖城詩

おやすみ。

詩が眠りについて、俺は改めて思うことがあった。

玖城蒼

…詩。

玖城蒼

俺が詩を、何からでも守ってあげるから。

玖城蒼

詩はずっと…

玖城蒼

笑っててね…。

何からでも詩を守れるくらい

強くならなくちゃ…。

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