直への執着

起き上がる

見るからに地下のようだ

思考が追いついていない

記憶が蘇る

一気に顔が真っ青になる

こちらに近付いてくる

恐怖で体が動かない

快斗は近付いて

直の頬に手を当てる

恐怖で涙が出てくる

目を逸らす

手を離す

快斗は部屋に戻る

玄関に着く

ドアノブを握る

ドアを開けようとするが

ドアは開かない

ドアを必死に叩いて

助けを呼ぶ

　快斗は直にゆっくりと

近付く

快斗が直の口を塞ぐ

直は黙り込む

口の中に無理矢理何かを

入れられる

　飲み込む

目の前が眩む

意識を失った直は

そこで倒れ込む

足に何か違和感がある事に

気づく

見てみると

鎖が足首に付けられていた

鎖の先を見る

先には人1人入れる

クローゼットがあった

勢いよく中を開ける

直は居ない

後ろのクローゼットから

音がした

扉を無理矢理開ける

ゆっくり頷く

震えている

口の中に無理矢理

詰め込められる

直に近づき

唇にキスをする＿

目を逸らす

〜数時間後〜

台所に行く

何も無く

窓も新聞で塞がれていて

あるのはベッドと電球だけ

ベッドに横たわる

快斗が直の体を抱きしめ

唇にキスをする