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いつからこうなんだったっけ
すち
いるま
なつ
今日も、また同じ……
すち
いるま
なつ
頑張っても、認めて貰え無い。
頑張っても、何も変わらない。
らん
みこと
らん
みこと
あぁ……あぁ、あぁ…!!
らん
こんな地獄から、早く解放して。
パチリと瞳を開けば見知った天井が視界に入る。
寝苦しくかいた汗に濡れた髪が頬に張り付いて気持ちが悪い。
らん
ヤバい、と思った時には手遅れで、胸を押さえて咳を零しながらヒュウヒュウと息をする。
あぁ…でもこれで望む解放が得られるなら幸せだ……。
手の届く位置にあるそれに手を伸ばすことなく苦し気な呼吸を零しながら瞳を閉じる。
コンコン
みこと
みこと
あぁ…何で、本当にタイミング、悪いなぁ…。
みこと
みこと
慌てて部屋に入って来た みこと が、らん が手に取らなかったソレ…吸入器を手に取って らん の口に当てる。
優しいな…みこと は……。
だから、お兄ちゃんたちに怒られるんだよ。
薬を吸い込んで数分も立てばいつも通りの呼吸が戻って来る。
みこと
みこと
らん
らん
みこと の手を借りて起き上がり、数秒頭を押えて息を整える。
らん
らん
みこと
みこと
らん
らん
みこと
らん
いつもいつも らん の心配をしてくれる みこと はとても優しい。
だから らん のせいで兄たちに怒られる回数が増えた事に申し訳無さを感じている。
部屋を出ていった みこと を見送って頭を押さえながらベッドから出た。
みこと
みこと
らん
リビングのソファには唯一の弟である こさめ。それから、上兄弟三人の すち、いるま、なつ が居た。
ダイニングテーブルには らん の食事と みこと の食事が置かれており、座って手を合わせて食事を摂り始める。
すち
こさめ
すち
すち
こさめ
ビングのソファ付近で行われている会話に、らん は耳を塞ぎたくなる。いつもそう、いつもこう。無理なら、らん もしてるのにな……。
みこと
すち
みこと
突然の みこと の申し出に食事の手を止めてパッと みこと を見る。そんな事を言ったら…。
いるま
みこと
いるま
いるま
みこと
すち
すち
みこと
すち
ほら…やっぱりこうなる。
すち
ねぇ、俺と こさめ は一つしか年齢違わないよ?俺だって甘えたいんだよ。
らん
らん
らん
みこと
らん
すち
みこと
すち
みこと
手を合わせてご馳走様した みこと は鞄を肩に掛けて慌しく家を出ていった。
体調を崩している こさめ は生まれた頃から病弱で、だからこそ兄たちは過保護になっている。
すち が こさめ を姫抱きしてリビングを出ていき、なつ が洗面所へと急ぐ。
そうして残った いるま は未だに食事の手を止めている らん に近づいて来た。
いるま
らん
いるま
らん
いるま
いるま
こうなったら向こうが満足するまで らん は聞いている事しか出来ない。
何を言ったって都合のいい様に受け止められるのだ。
いるま
いるま
いるま
らん
いるま
いるま
じゃあ、今までずっと家に居た らん の事を一つでもちゃんと見てくれたことはあるの?
いるま
らん の成績表なんて見てもくれないのに、どうして成績が悪いって決めつけるの?
いるま
いるま
らん
らん
いるま
いるま
こさめ のためになろうと、こさめ の兄になろうと、らん は らん なりにきちんとして来た。
それすらも見てくれては居なかったのだ。
ガタンと音を立てて立ち上がりスクールバックを引っかけて玄関へ。
こさめ
らん
靴を履いて玄関扉を開けた時、不意に背後から こさめ の声が聞こえて来て振り返る。
階段の上で、すち に止められている こさめ が居た。
こさめ
すち
こさめ
こさめ
こさめ
こさめ
らん
こさめ
こさめ
憎らしくて、そうして愛らしい弟。
何も知らずとも気付いてくれたのは、殺したい程憎らしい君だけだよ。
ガチャンと玄関が閉まり、そうして鍵が閉まった音が響く。
こさめ が怒鳴る事はそう多くはなく、体調を崩してフラフラとしながら座り込む。
すち
こさめ
こさめ
こさめ
こさめ
こさめ
座り込んで泣きじゃくる こさめ の背を撫でながら すち が顔を上げこちらを見て来る。
だが、なつ は首を横に振り、らん を追いかけて廊下に出てきたのだろう いるま を見下ろしても、首を横に振った。
らん の顔色の悪さなど、全員、見て居ない。
すち
こさめ
なつ
すち
愚図って泣きじゃくる こさめ を姫抱きした すち が こさめ の部屋に入っていく。
その背を見送って なつ は一階に降り、いるま と共にリビングへと入った。
なつ
なつ
いるま
いるま
なつ
いるま
いるま
なつ
こさめ は病弱なため幼い頃からずっと、らん を除く兄弟がずっと側にいた。
らん は こさめ に近付くことも話しかける事も無かった。
大丈夫か、とも。何か助けは必要か、とも。何も声を掛ける事は無かったのだ。
いるま
なつ
いるま
なつ
なつ
いるま
なつ
なつ
幼い頃から構って欲しいがために嘘ばかり吐いてこちらの時間を奪おうとして来た。
両親に愛されて育った俺たちとは違い、こさめ はそうでは無かった。
それに普通に生活は出来ない程に病弱で、兄弟の誰かが見ていないと解けて消えてしまいそうな程に儚い。
なつ
なつ
すち
すち
いるま
すち
いるま
すち
医者として働き、そうして家では こさめ の世話もしている。
すち は全員分の食事も作っているし、家事は分担しているがそれでも働き詰めなのは すち だ。
すち
いるま
すち
すち
らん の残した食事をゴミ箱に捨て、洗い物を始めた すち を見て、いるま と なつ は仕事のために準備を始めた。
すち
いるま
なつ
みこと
らん
こさめ
俏亜
璃亜
俏亜
璃亜
俏亜
璃亜
璃亜
俏亜
璃亜
俏亜