綾乃
ある日夏の暑い空の下に一人の少女がいた。
その日の気温は40度を越えていて誰もが汗をかく気温
だがその少女は汗をかいていなかった。
少女はこの季節には不自然で肌が日焼け止めをしている人よりも遥かに白かった
すると少女がこちらに気付き歩いてきた。
麗香
こんにちは
さっきから私の方を見ていた気がするのですが何かありますか?
さっきから私の方を見ていた気がするのですが何かありますか?
顔立ちがモデルよりも綺麗で見とれてしまった
麗香
あの~?
綾乃
あっ!いえ!何も...
麗香
そうですかトコトコ
綾乃
あっ!お名前は!
麗香
麗香です。
綾乃
麗香さんですか!私は綾乃です!
麗香
綾乃さん!
綾乃
というか肌めちゃくちゃ白いですね?
汗もかいてないし......
何をしてこんな白いままでいられるんですか?
汗もかいてないし......
何をしてこんな白いままでいられるんですか?
麗香
......私実は幽霊なんです
綾乃
ゆ、ゆゆゆ、幽霊!?
麗香
はい。5年前の冬ここで亡くなりました。誰かと話したのは5年ぶりです。
綾乃
さ、寂しかった?
麗香
はい。とても...成仏させられないままですのでいつ消えるのかがわからないし......
綾乃
時間が止まったままの状態で幽霊だから汗をかかずに白いままでいられるんですね!
麗香
早くここから消えて、新しい生活をしたいです。
綾乃
そうなんですか...
綾乃
......あれ?
麗香
?どうかしましたか?
綾乃
いえ、手が透けているのでさっき透けてたかな?と思いまして。
麗香
あれ?ホントだ!というか足も
綾乃
もしかして!
麗香
!やっとですね?
短い時間だったけれどありがとうございました!
短い時間だったけれどありがとうございました!
綾乃
私も!麗香さん......麗香の来世で友達になりたいな!
麗香
!私も!
綾乃
約束だよ!
麗香
うん!じゃあ...またね!
綾乃
うん!
そうして麗香は消えた
私は大人だけれどまだ学ぶ事がたくさんある。 この前の麗香のことでは 人間はどんなに少ない時間でもこの人なら大丈夫!と不安に思うことが全くなければ信じあえる。ということを学んだ気がする
本当にこれが正しいのかわからない、そんなの正しくないと思う人もいると思うけど、今はどんなに後悔したってそう思いたい
それにこの世に正解などない気がするから。
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