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太宰
太宰
中也
太宰
中也
太宰
中也は肩をすくめた。
強がるみたいに、なんでもない声で。
中也
太宰
太宰の胸の奥がじんわり熱くなる。
中也が“治がいるから”と言ってくれることが――
この状況の中で、どれほど残酷で、どれほど幸せか。
太宰
中也
太宰
中也
太宰
中也
太宰
くすっと中也が笑う。
でも、目は真剣だ。
中也
太宰
中也
太宰
太宰が耳まで赤くなると、中也は嬉しそうに続ける。
中也
太宰
中也
太宰
太宰の心臓が跳ねる。
言葉が出てこない。
ただ、顔が熱くなっていく。
中也
太宰
中也
太宰は息を呑んだ。
中也の声には、怖いくらいの純粋さがある。
太宰
中也
太宰
中也は太宰の手を握り、指を絡ませる。
中也
太宰
中也
太宰の瞳が揺れ、
中也の指がさらにぎゅっと絡む。
中也
太宰
中也
太宰
中也
太宰は中也の瞳を見つめ、
そっと息を吐いた。
太宰
中也の頬がゆっくり染まって、笑った。
中也
太宰
中也
太宰
中也
太宰
中也
頬をぷくっと膨らまして考える。
太宰
中也
太宰
中也
太宰
中也は、太宰の袖を引っ張りながら
得意げににやりと笑う。
中也
太宰
中也
中也
太宰
中也
太宰
中也
太宰は思わず中也の顔を掴んだ。
太宰
中也
太宰
中也
太宰はぎゅっと眉を寄せた。
太宰
中也
太宰
中也
太宰
中也は耳まで赤くなり、照れくさそうに小さく呟いた。
中也
太宰は深く息をつき、手を繋いだまま続ける。
太宰
中也
太宰
太宰
中也
太宰
中也
太宰
中也
太宰
中也
太宰
中也のその声。
応援とも、甘やかしともつかないトーン。
そして最後につく小さな"♡"。
それだけで、太宰の理性が一瞬止まる。
太宰
中也
太宰
中也
太宰
中也はすっと太宰の手を取り、親指で優しくなぞる。
中也
太宰
中也
太宰
中也
太宰の胸がじんわり痛い。
罪悪感と、幸福と、依存の両方で。
中也
太宰
太宰は深呼吸をひとつして、中也の目をまっすぐ見た。
太宰
中也
太宰
太宰の指が、中也の頬へ滑る。
そっと触れ、温度を確かめる。
太宰
中也
太宰
中也
太宰
中也の表情が、少し揺れる。
図星だった。
太宰
太宰の手が中也の後頭部に回り、
そっと抱き寄せた。
太宰
中也
太宰
中也は太宰の胸に顔を押しつけ、
震える声で囁く。
中也
太宰
中也
太宰
その瞬間…一階から――
ガチャンッ
太宰母
太宰
一階から足音がコツコツと階段へ近づいてくる。
太宰
中也
太宰はそっと中也の頬に手を添えて、額をコツンと合わせる。
太宰
中也
太宰は息を殺しながら部屋を出て、階段を降りていく。
太宰
太宰母
太宰母
太宰
太宰は一瞬だけ固まるが、すぐに“長年の嘘つきスキル”をフル発動させる。
太宰
太宰母
太宰
わざと少し笑って、肩をすくめて見せる。
太宰母
太宰
心臓が爆音鳴ってるのを悟られないよう、軽く咳払いして誤魔化す。
太宰母
太宰
太宰母
太宰
太宰母
太宰
太宰は母がキッチンへ向かったのをしっかり確認し、できるだけ自然な足取りで階段を登る。
二階の自室のドアを、そっと、猫より静かに開ける。
中也
布団の中にもぐったまま、不安そうに覗く青い目。
太宰
太宰は急いで部屋に入り、ドアを閉じて鍵をかける。
中也
太宰
太宰はベッドへ行き、中也の頭をやさしく撫でる。
太宰
中也
太宰
太宰は中也の耳元に顔を寄せ、小声で囁く。
太宰
中也
太宰
そして太宰は中也の手を握り、両手で包み込む。
太宰
中也
中也の頬がほんのり赤くなる。
隠れ家の緊張感の中で、太宰の瞳だけは不思議と落ち着いていて――
その安心感に、中也はぎゅっと太宰の服をつまんだ。
太宰
中也
太宰
中也
コメント
5件
頭撫でる太宰さん良き✨️ちゅやも照れてるのかわ良き(^o^)これは思ったより早く見つかりそうだなぁ
グホォ太宰さんは過保護すぎると言うのも結構いいんだぞ!もぉてぇてぇ♡太宰さんのお母さん凄すぎん?笑一瞬で気配とかわかるとか!てかまじお母さんタイミング悪いなぁ笑もぉーちょい遅かったらイチャ((´ρ`*)ゴホンゴホン