アカイロに染まる

桃×赤

◤◢◤◢注意◤◢◤◢ 赤くんマフィアです

いつもどうり朝起きた

いつもどうり歯を磨いてご飯を食べた

そこまではいつもどうりだ

ポストを覗いた

紅色の小さな封筒が入っていた

覗いてみる

どうせイタズラだろうな

くだらない内容だ

「今日、16時あなたを殺しにいきます」

脅迫はこぇな

こんなんで俺を騙せると思ってるのか？

そんなに俺はバカに見えるか？

嫌な感じがした

あんな脅迫手紙なんか忘れていた

気づいたら16時前

異変が起こった

近所の人の悲鳴

その後に俺の家の窓がガタガタ

おかしい、ここはマンションの6階だ

外に人がいるわけ───

いた

赤髪の男だ

左右で目の色が違う

そいつは赤と言うらしい

聞いたことがある

あぁ、思い出せない

拳銃を取り出した

まってくれ、俺はまだ君を思い出せてない

泣いていた、ように見える

ﾊﾞﾝｯｯ!

銃弾は俺の顔を少しかすった

そこから赤く温い液体が溢れ出す

赤は拳銃を構えた

俺は赤を抱きしめた

そう言い俺は

ベランダから飛び降りた

最後に聞こえたのは誰かの

「馬鹿」

その言葉だった