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主
こんにちは！
主
なつです！
主
『俺の存在意義 25』♡500越え、ありがとうございます！
主
この作品は『俺の存在意義 26』となります
主
僅かですが、春千夜嫌われ、ドラ春、犬春(イヌ春)、蘭はる(蘭春)要素が含まれております
主
地雷の方、ご注意ください
主
では、どうぞ！
灰谷兄弟宅
蘭
三途は自分のことを護らないらしいんだ
竜胆
え、どういうこと…？
蘭
なんというか、その、
蘭
普通人間って、何か自分に危害が加えられそうになったら手で庇ったり避けたりするだろ？
蘭
それをしないんだって
竜胆
…なんかそれ、おかしくない？
竜胆
人間の本能が無いってことだよね、
竜胆
そんなこと有り得なくない？
蘭
有り得ないよ
蘭
だけど、聞いてまわるうちに
蘭
そうとしか考えられなくなった
竜胆
…どんな話聞いたの？
蘭
有力な情報をくれたのは2人
蘭
乾青宗と龍宮寺堅
灰谷蘭の回想
D＆D前
蘭
ここが最後、ね
蘭
…
蘭
すいませ〜ん
龍宮寺
はーい
龍宮寺
いらっしゃいませ
蘭
あぁ買うつもりは無いけど、
龍宮寺
は？
蘭
まぁ情報くれたら報酬はやるから安心しろよ
龍宮寺
…お前カタギか？
蘭
えっwやっぱ分かんの？w
龍宮寺
誰だよ
蘭
まぁそんなことはどうでもいい
蘭
俺が欲しい情報は一つだけ
龍宮寺
なんだよ
蘭
三途春千夜について
龍宮寺
！！！！
蘭
？心当たりがありそうだね
龍宮寺
…お前は梵天か？
蘭
…まぁね
龍宮寺
中に入れ
蘭
はーい
D＆D店内の特別談話室
蘭
さて、話してくれるよね？
龍宮寺
一つだけ聞く
蘭
チッなんだよ
龍宮寺
春千夜は元気か？
蘭
は？なんでお前にそんなこと聞かれなきゃんねぇの？
龍宮寺
ｯｯｯ俺は春千夜を守れなかった
龍宮寺
けど、せめて今現在のことは少しでも知っておきたいんだ
蘭
……マイキーじゃねぇの
蘭
お前副総長でしょ
龍宮寺
"元"な、
龍宮寺
もちろんマイキーのことも気掛かりだ
龍宮寺
だが、今は1番春千夜が心配なんだ
蘭
ふぅん
蘭
まぁ元気では無いかな
龍宮寺
ｯｯｯｯｯ
蘭
ヤク、あー違法薬物っていうの？
蘭
やってるから
蘭
まぁ体には悪いよね
龍宮寺
……そうか
蘭
はい！
蘭
俺の情報は話した！
蘭
次はお前だよ？
龍宮寺
あぁ
龍宮寺
東卍時代のことだ
龍宮寺
春千夜は父子家庭で貧乏だった
龍宮寺
それでも妹さんのために金を稼いでいたらしい
龍宮寺
そして、その稼ぎ方が、
龍宮寺
身売りだった
蘭
は？
龍宮寺
当時三途は中三
龍宮寺
その年齢から必死だったんだ
蘭
……
龍宮寺
三途は基本的に自己肯定感が低かった
龍宮寺
抗争の時だって俺が殴られそうになるのを何度庇われたか分からないほどだ
龍宮寺
よく、"俺には体しか価値がありませんから"って
龍宮寺
いつも笑っていた
蘭
……
龍宮寺
誰かの為に、誰かの利益に、
龍宮寺
そんな風に生きることが春千夜にとって全てだった
龍宮寺
だが1度だけ、
龍宮寺
三途が本音を零したことがある
蘭
？
龍宮寺
"本当はこんな生活逃げ出したいんです
龍宮寺
けど、
龍宮寺
そうすれば、俺には居場所が無くなってしまうから"
龍宮寺
と言っていた
蘭
…こんなこと言えた立場じゃ無いけどさ、
蘭
お前はその時、なんで救えなかったの？
蘭
話を聞くに三途を大事にしてた筈だよね？
蘭
なんで？
蘭
なんでだよ！！！
龍宮寺
ｯｯｯ
龍宮寺
とても後悔している
龍宮寺
俺も一緒に逃げるって言いたかった
龍宮寺
けど、
龍宮寺
どうしても言えなかった
龍宮寺
結局、大切な人を救うことより、
龍宮寺
当時の地位を優先した
龍宮寺
俺はただの意気地無しだ
蘭
………
蘭
お前の話は分かった
蘭
…もう1人いるだろ
蘭
そいつと話す
龍宮寺
…分かった、
龍宮寺
今呼ぶ
5分後
龍宮寺
いぬぴー、挨拶しろ
乾
乾青宗だ
蘭
うん知ってる
蘭
じゃ、話して貰おうかな
乾
三途についてだよな？
蘭
うん
乾
…三途ときちんと話したのは三天が終わってすぐ位だった
乾
三途が俺に話し掛けてきたんだ
乾
第一印象は女だと思った
乾
マスクをして、髪も降ろしていたからな
乾
…そしてココの話をされた
乾
今ココが何をしているか、
乾
どういう心持ちなのか、とか
乾
俺は有難かった
乾
ココとは疎遠になっていたから
乾
でも、
乾
問題なのはその後だ
蘭
？
乾
元黒龍の奴らが襲ってきたんだ
蘭
は？
乾
俺らの代は東卍に負けたからな
乾
その腹いせだった
蘭
ｯｯｯｯ
乾
本当に急だった
乾
そして不意に俺は殴られそうになった
乾
鉄パイプでだ
乾
でも
乾
三途に庇われた
蘭
?!
乾
正直驚いた
乾
普通人を庇う時は救わねぇとって思ってから動くだろ？
乾
けど、その時はそんな風に考えてたら確実に間に合わない距離だった
乾
つまり、三途は無意識下で人を庇うことを当然としていたんだ
乾
…
乾
その襲撃は結局俺たちの勝ちで終わった
乾
…三途は右腕折れてたけどな
蘭
なんで？
乾
俺を庇う時、確かに右腕を出していた
乾
恐らくその時に折ったんだろうな
蘭
……
乾
…元黒龍の奴らを返り討ちにした後、
乾
三途は不意に俺と目を合わせた
乾
すぐに目線は外されたが、
乾
三途は唐突に道端に咲いてあった花を抜いた
乾
青い花だった
乾
それを俺に手渡しながら三途は言ったんだ
乾
"お前にはお前しか出来ねぇことがある
乾
俺には絶対ぇ出来ないことだ
乾
…九井を頼むぞ"と、
乾
今にも泣きそうな顔で笑ってた
蘭
ｯｯｯｯｯ
蘭
そっか、……
蘭
その花って何か分かる？
乾
お前の右手側にあんだろ
蘭
え、
蘭
今でも持ってんの…
乾
種とっては植えてを繰り返してんだよ
乾
で、それはツユクサ
蘭
ツユクサ……
乾
花言葉はーー
乾
それと、…
蘭
？
乾
いや、何でもねぇ
蘭
ん、
乾
……
乾
三途のこと頼む
蘭
！
乾
俺にはもう会ってくれねぇだろうから、
乾
お前が、お前らが、
乾
護ってくれ
蘭
！
蘭
当たり前だろ
蘭
落ち着いたら三途連れて来てやるよ
乾
待っててやる
蘭
じゃ帰るわ
乾
おう
蘭
100万で良い？
乾
要らねぇよ…
蘭
えぇ…
乾
三途に使えよ
蘭
まぁ、…そうする
乾
ん(三途が初恋で今でも想ってるってことは、言わなくて正解だったな)
灰谷蘭の回想終了
竜胆
そっか〜…
蘭
竜胆はどう思う？
竜胆
うーん
竜胆
兄ちゃんと同じかな〜…
竜胆
そう思う以外どうすれば良いか分かんねぇよ
蘭
だよな
竜胆
でもまぁ！
竜胆
三途護れば良い話だよね！
蘭
！
蘭
そうだな
竜胆
明日三途のとこ一緒に行こ！
蘭
もちろん！
主
以上となります
主
いかがでしたでしょうか？
主
この物語の行方(ラスト、エンド)についてはいつでもリクエストを受け付けております
主
ココ春以外のcpでもリクエスト頂ければ必ず書かせて頂きます
主
ぜひ、コメントにてお書き下さい
主
最後まで読んでくださった方、本当にありがとうございます！
主
200以上のタップ、お疲れ様でしたー
主
どこか良くない点がありましたら、教えてください
主
すぐに直すようにします
主
では、またどこかで
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
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