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獣たちと契約せし日
7話:主に隠した罪
夜は長かった。
ユイは一度も目を閉じられなかった。
隣で眠る真琴の吐息だけが、 静かに響いている。
伸ばしかけた指を、止める。
封筒のことが、頭から離れない。
守るためだったのか。
ただ怖かっただけなのか。
胸が重い。
気づけば、窓の外が白んでいた。
朝だった。
ユイは、一睡もできないまま朝を迎えた。
真琴が目を覚ます。
雨宮 真琴(アマミヤ マコト)
ユイ・ラビエル
少しかすれた声。
レオが起き上がる。
ノア、レンも静かに目を開け、 体を起こす。
ユイは封筒を握りしめる。
ユイ・ラビエル
四人の視線が、ユイに集まる。
空気が張り詰める。
ユイ・ラビエル
黒い封筒を差し出す。
ユイ・ラビエル
ユイ・ラビエル
ユイ・ラビエル
沈黙。
真琴が首を傾げる。
雨宮 真琴(アマミヤ マコト)
ユイ・ラビエル
雨宮 真琴(アマミヤ マコト)
責める声ではない。
ただ、純粋な疑問。
ユイは視線を落とす。
ユイ・ラビエル
ユイ・ラビエル
封筒を握る指先が、わずかに震える。
ユイ・ラビエル
一瞬、言葉が詰まる。
ユイ・ラビエル
息を整える。
ユイ・ラビエル
ユイ・ラビエル
ユイ・ラビエル
静かに頭を下げる。
真琴は少し考えてから言う。
雨宮 真琴(アマミヤ マコト)
1歩、近づく。
雨宮 真琴(アマミヤ マコト)
雨宮 真琴(アマミヤ マコト)
ユイの肩がわずかに揺れる。
ユイ・ラビエル
沈黙を破ったのはレンだった。
レン・フォクシア
レン・フォクシア
レン・フォクシア
レオが短く言う。
レオ・ティグリス
ノアが続ける。
ノア・ベアルド
レンが頷く。
レン・フォクシア
ユイが口を開く。
ユイ・ラビエル
ユイ・ラビエル
ユイ・ラビエル
ユイ・ラビエル
沈黙。
真琴がぽつりと呟く。
雨宮 真琴(アマミヤ マコト)
レンが静かに告げる。
レン・フォクシア
荷物をまとめる音だけが、静かに響く。
黒い封筒は、机の上に置かれたまま。
窓の外。
遠く、王都の方角。
風がわずかに冷たい。
それが偶然なのか。
それとも。
まだ、誰も知らない。
月が満ちる、その前に
#かざね
#ラウール