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¦ 小 戸 森 こ だ ま side ¦

神 楽  。

ひゃっほーい !海アル ~ ッ !

志 村  新 八  。

ちょっ 、 神楽ちゃん 速いよ !!

坂 田 銀 時  。

あんま はしゃぐんじゃ ねーぞ 。

はしゃぎ散らかす 神楽ちゃんたちに 頭を掻きながら面倒臭そうに 声を掛ける 銀時さん  。

何故 、 私が万事屋さんと海に来ているのかと言うと ____  。

元々 、 おねーちゃんのストーカーに同行していると 、

海へ行くための準備をしていた万事屋さんたちに 容易くバレてしまい 、 

せっかくだから ──  、 という新八さんの言葉で 、 おねーちゃんに同行していた私も海に行くことになったのだ 。

坂 田 銀 時  。

こだまは 、 泳がねーの ?

坂 田 銀 時  。

ずっと パラソル で 座ってるみてーだけど 。

ビクッ

小 戸 森 こ だ ま 。

あっ 、 えと 、 わ 、 私は大丈夫 、 です  …

ま 、 まさか 話しかけられるとは … 

銀時さんとは あまり話したことがなくて 、 ついどもってしまった …… 、

ちゃんと話せるようにならないとな 、 

そんな風に落ち込んでいると 、  普段全く聞き慣れない声が耳に  入ってきた  。

沖 田 総 悟  。

──── あり 、 旦那じゃねーですかィ 。 

… !!!

シュッッ

やばい っ 、 と思い 、人見知りLv100の私は 咄嗟に銀時さんの 背中に隠れた 。

銀時さんとはさっき言った通り 、 あんまり話したことは無いけど 、 

おねーちゃんから 、 一応話は聞いているから大丈夫だろう 。

坂 田 銀 時  。

お 、 総一郎クンじゃねぇか 。サボりか?

沖 田 総 悟  。

旦那 、 総悟です 。
まあそんなとこでさァ 。

そんな二人の会話に耳を傾けてみる 。

なるほど … 、 この人は 総悟さん と言うらしい 

ところで 、 と 言葉を続ける総悟さん 。

沖 田 総 悟  。

そいつ 、 えらく怯えてるみてーですけど 、 どうかしたんですかィ ?

ッ … !? !?

小 戸 森 こ だ ま 。

ぁ ッ 、 ぇと …  、

小 戸 森 こ だ ま 。

ぇぁ ッ … ────

私がパニックになり 、 どうしよう 、  と焦っている時 、 ある声が 私の言葉を遮った  。

猿 飛 あ や め  。

銀さあああん ッ !!  こだまちゃあああん !

小 戸 森 こ だ ま 。

ぉ 、 おねーちゃん … !!

大声を出して私と銀時さんをまとめて抱きしめる おねーちゃん  。

小 戸 森 こ だ ま 。

おねーちゃん ~ … !!
良かったぁぁ … っ

私はそう言い 、 おねーちゃんを抱きしめ返す 。

銀時さん 、 心做しか苦しそう … 、 多分もう離れるのも諦めたんだろうな … 。

沖 田 総 悟  。

あり 、 そいつ 雌豚ストーカー の 妹 なんですかィ ?

坂 田 銀 時  。

厳密にはちげーけど 、 俺のストーカー曰く 、 妹的な存在なんだとよ 。

沖 田 総 悟  。

どーりで 、 性格があんなに違うわけなんですねィ 。

私とおねーちゃんに撫で回されている間に そう説明してくれる 銀時さん 。

気付いたら 少し遠くの方へ 移動してたみたい 。

猿 飛 あ や め  。

こだまちゃんは泳がないの ? ?

小 戸 森 こ だ ま 。

私はやめとこうかなぁ … 。

小 戸 森 こ だ ま 。

おねーちゃんは行ってきていーよ ッ !

銀時さんと一緒に 、 ! と付け足すと 、

おねーちゃんはすごい勢いで ぴゅー ッ と 去っていってしまった 。

小 戸 森 こ だ ま 。

うーん … 、 何しよう … 。

結局 、 おねーちゃんが去っていった後 暇すぎて 皆とは少し離れた海岸に来たのだ 。

小 戸 森 こ だ ま 。

水 綺麗 ー … っ

ここの海岸 、 綺麗だなぁ … 。

沖 田 総 悟  。

そーですねィ 。

小 戸 森 こ だ ま 。

ッ !? !?

小 戸 森 こ だ ま 。

ぇあっ 、 

聞かれてた … ッ !? ていうか 、 いつから居たの … !?

沖 田 総 悟  。

そんなに身構えるんじゃねーや 。

小 戸 森 こ だ ま 。

や … 、 えと … ッ

ど、ど、ど、どうしよう … !?!?

やばい … 、 近くにはおねーちゃんも 、 万事屋さん達もいないし … !!

沖 田 総 悟  。

… 話すの 、 苦手かィ ?

小 戸 森 こ だ ま 。

ッ !!

総悟さんの 問いに 精一杯頷く 。

沖 田 総 悟  。

ふは っ 、 すげー あほ面でィ 。

小 戸 森 こ だ ま 。

へ ッ 、 !?!?

小 戸 森 こ だ ま 。

ご ッ 、 ごめんなさい … !! お見苦しいところを …… 。

あ 、 あれ … !? なんか勢いで普通に話せちゃった … !?

いっつも 、 初対面の人とは 一言も話せないのに … 。

沖 田 総 悟  。

ふっ 、 心の声全部ダダ漏れでィ 。

小 戸 森 こ だ ま 。

ぇあ ッ 、

はッ 、 恥ずかし … !!

小 戸 森 こ だ ま 。

い 、 今のは忘れてください … !!

沖 田 総 悟  。

そんな林檎みてーな顔して言っても意味ねーですぜィ 。

小 戸 森 こ だ ま 。

う … 、

─────────────────────

小 戸 森 こ だ ま 。

で 、 でも ありがとうございます 、 !

小 戸 森 こ だ ま 。

初対面で普通に話せた人 、 総悟さんが初めてなんです 。

勇気を振り絞って 、 感謝の気持ちを伝えて見ると 正面の総悟さんは 一瞬目を見開いた 。

沖 田 総 悟  。

んじゃあ 、 俺で 人と話す 練習でもするかィ ?

!!

生まれてから 、 ずーっと 極度の人見知りだっけど 、 その案は思いつかなかった 。

小 戸 森 こ だ ま 。

いいんですか … っ !?

沖 田 総 悟  。

いいから 提案してんでィ 

小 戸 森 こ だ ま 。

ふふっ 、 ありがとうございます ッ !

人見知りガールの奮闘記 。【 沖田総悟 】

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