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【若井滉斗 side】
若井滉斗
夜のリビング。○○はお風呂、涼架と元貴はそれぞれ自室。 滉斗は一人、ソファでスマホをいじるふりをしていた。
(○○が誰を好きになっても、受け止めるつもりだった) (でも最近、明らかに“誰か”を見てる目をしてる)
涼架か。 それとも……元貴か。
若井滉斗
若井滉斗
「みんなが大好き」 そう微笑んだあの顔は、まるで“告白を無効にする魔法”だった。
若井滉斗
滉斗は立ち上がり、ベランダの風に髪を揺らせた。 誰にも聞こえない声で、ぽつりと呟いた。
若井滉斗
涙は言葉の代わりに、 そっと頬を伝っていった。