みんなが。

教室の、学校のみんなが

俺を否定します

誰も、味方はいません

もう、俺の心はボロボロです

助けて下さい。

嘘じゃん…w

見た目が違うだけで差別されるの…？w

みーーんな、俺を否定するんだね…w

なんだよ…wぶりっ子ぶりっ子ってw

俺の心が鋼だと思ってんのかな……w

学校での授業の事

答えて間違えた

みんなに笑われた。

辛かった

けどね

急に（ﾊﾞｧﾝｯ）ってなってさ

振り向いてみたら

人気者で、可愛い

俺の好きな子がみんなを睨んでた

それで、「いい加減にしろよ」って怒ってた

次に「いい加減にしろよ」って言って、俺の手を引いた＿＿＿。

そして俺は屋上にきた。

好きな人がはっきりと言ってくれた時、かっこいいと思った。

そんな事を思いながら、ふと、好きな人の顔を見てみる

目はまん丸で、水のようで綺麗な瞳、その瞳に吸い込まれそうだ。

髪の毛は丁度いい長さで、サラサラしてる。空のような色、見ただけで癒される。

きっと、完璧な人

彼はそういうと、俺を抱きしめた。

暖かい、そして少し強い

彼は、俺と同じように泣いていた

俺は、彼から出た何粒もの涙さえ

綺麗だと思った。

俺は

この事件から1年、俺ところちゃんの指に同じ指輪がハマり、俺のお腹に小さな命が産まれているのは、また別のお話＿＿。

短編

彼だけは。