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召喚されし異能力者

第2話 - ２

292

2023年02月07日

#ツイステ

ネム

リドル・ローズハート

――『オフ・ヴィズ・ユアヘッド』！

ユズハ

魔法封じの魔法……？

グリム

ふぎゃっ！？なんじゃこりゃ！？

リドル・ローズハート

ハートの女王の法律第23条「祭典の場に猫を連れ込んではならない』
猫である君の乱入は重大な法律違反だ
即刻退場してもらおうか

グリム

オレ様は猫でもねぇ～！

ユズハ

（うるさい……静かにしてればいいものを）

グリム

こんな首輪直ぐに燃やして……
あ、あれ？炎が出ねぇんだゾ！

リドル・ローズハート

ふん！僕がその首輪を外すまで君は魔法を使えない
ただの猫同然さ

グリム

にゃ、にゃに～⁉
オレ様はペットじゃねーんだゾ!

リドル・ローズハート

心配しなくても君みたいなペットこっちから願い下げだ。
ま、学園からつまみ出される頃には外れてるよ

アズール・アーシェングロット

いや～相変わらず素晴らしいですね。
どんな魔法でも封じてしまう、リドルさんのユニーク魔法。
絶対に欲しい………じゃなくて。
僕なら絶対にかけられたくありません

ユズハ

…………（今一瞬闇が見えた気がする…）

ディア・クロウリー

どうにかしてください！
貴方達の使い魔でしょう！？

ユズハ

え……違います

ディア・クロウリー

しっかり躾を………え？
貴方達のじゃない？

ユウ

見知らぬケモノです

ユズハ

うん

ディア・クロウリー

……そ、そうでしたっけ？
ごほん！では学園外に放り出しておきましょう。
鍋にしたりはしません。私、優しいので

ユズハ

（この世界って猫食べるの？）

ディア・クロウリー

誰かお願いします。

グリム

ぎにゃーっ！離すんだゾ!
オレ様は絶対…絶対大魔法士になってやるんだゾー…………!

ユウ

なんかちょっと可哀想

ユズハ

でも……不法侵入に魔法で皆を危険な目に合わせたとしたら……打倒な判断

ユウ

うーん

ディア・クロウリー

少々予想外のトラブルがありましたが入学式はこれにて閉会です。
閣寮長は新入生を連れて寮へ戻ってください。

ディア・クロウリー

…………ん？ディアソムニア寮のドラコニア君の姿が見えないようですが

獅子の耳を持つ男

あいつがいないのはいつものことだろ？

ターバンの男

あれ？もしかして誰も式のこと伝えてないのか？

美しい男

そんなに言うならあんたが伝えてやればよかったじゃない

ターバンの男

うーん。でも俺あんまあいつのこと知らないんだよなー

またざわつく会場

生徒A

ドラコニアって…
まさかあの"マレウス・ドラコニア？

生徒B

この学校に通ってるってマジだったのかよ……。

生徒C

怖ぇぇ……

老人口調の男

―――おお、やはり。
もしやと思って来てみたがマレウスは来ておらんのか
まだ式典の知らせが来ていなかったと見える

アズール・アーシェングロット

申し訳ありません。
決して仲間はずれにしたわけじゃないんですよ

ユズハ

？

ユズハ

仲間はずれみたいだけど…………

リドル・ローズハート

どうにも彼には声を掛けずらいオーラがあるんだよね

老人口調の男

まあよい。
ディアソムニア寮の者はわしに着いて来るがいい。
……あやつ、拗ねておらねばよいが…。

その後会場からは人がどんどん去っていった会場に残っているのはユウユズハクロウリーこの三人だ

ディア・クロウリー

―――さて、ユウさん、ユズハさん。
大変残念なことですが………
貴方達はこの学園から出ていってもらわねばなりません。
魔法の力を持たない者と女性をこの学園へ入学させるわけにはいかない。
心配入りません。闇の鏡が直ぐに故郷へ返してくれるでしょう。

ユズハ

（無理だと思うけど……）

ディア・クロウリー

さあ、扉の中へ。強く故郷のことを念じて……

ユウ

ほっ…………

ユズハ

……

ディア・クロウリー

さあ闇の鏡よ！
この者たちをあるべき場所へ導きたまえ！

闇の鏡

…………

ディア・クロウリー

ご、ごほん………もう一度。
闇の鏡よ！この者たちを………

闇の鏡

どこにもない…

ユズハ

やっぱりね……

ディア・クロウリー

え？

闇の鏡

この者たちのあるべき場所はどこにもない。
無である

ディア・クロウリー

なんですって？そんなことは有り得ない！
ああ、もう今日は有り得ないのオンパレードです

ユズハ

実際に今起こってるしあり得るよ

ユズハ

今までに無かっただけ、そうでしょ？

ディア・クロウリー

ええ。
私が学園長になってから、こんなことは初めてどうしていいか…
そもそも貴女達どこから来たんです？

ユズハ

私達を疑い始めた……
被害者は私達なのに……
私は日本……ヨコハマだよ

ユウ

ぼ、僕も日本です

ディア・クロウリー

聞いたことのない地名ですね
私は世界中から来た生徒の出身地は全て把握していますが
そんな地名聞いたことがない。

ユズハ

図書館で調べるのは？
さっきまで私達がいた図書館で

ディア・クロウリー

そうしますかね

ディア・クロウリー

ですが！その前にお説教です！

ユズハ

え？なんで？

ディア・クロウリー

なんでじゃありません！全く……
あの場に飛び込んで死んだりしたらどうするんですか！

ユズハ

え？
終わりだけれども

ユズハ

ポートマフィアにだって死は憑き物でしょう？

ユズハ

それがどうしたの？

ユウ

どうしたの？って

ユズハ

人は死んだら終わりです
だから私だって死んだらそこで終わりです
それにあそこで死んだなら私の生はそこまでですよ
私の運命はそこで終わった、これだけでしょ？

ディア・クロウリー

死ぬことが問題なんです！

ユズハ

それなら太宰さんが可哀想です
それに人はどうせ死ぬでしょう？
あそこまでの炎はそれほどでもないですし、私はあれ以上の死に近い経験を
していますから

ユウ

それはどういう…

ユズハ

あ、気にしないで此方の話です
それに私はここで死んでもよいのですよ？
銃か何か持っていますか？
自殺だってしますけど、

ディア・クロウリー

自殺はダメでしょう？！

ユズハ

え？
ダメなの？

ディア・クロウリー

はぁ……

ユウ

だめでしょ……

ユズハ

別に死んでもあの人のもとへ逝けるし
太宰さんだって自殺しようとしてますよ？

ユズハ

それのなにが………

ユウ

ダメだよ？！

ユズハ

（………辞めてよ、それをいうの）

ユズハ

（中也にもそういわれたし、太宰さんにも敦にも……）

ユズハ

（それに生に感情なんて持ってどうする………）

ディア・クロウリー

―――さん！ユズハさん！

ユズハ

！

ユズハ

な、なに？

ディア・クロウリー

話聞いてました？！

ユズハ

え、あ、ごめんなさい。

ユズハ

聞いてなかったです

ユウ

僕たちは一度一緒に図書館に行ってユズハはその後、寮長と会ってもらうってさ

ユズハ

ありがと、

to be continued

ネム

ごめんなさい、風邪ひいちゃったので少し遅れました

ネム

また復活したらいっぱい書くのでお待ちください

ネム

なんで僕はこんなにも体が弱いんだ、、！

ネム

強くなりたい、誰か方法を教えてください

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