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野生のオタク
野生のオタク
これは僕が子供の時
どこからか綺麗な歌声が聞こえた
🈂️
僕は声の聞こえる方へと行った
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そこには可愛らしい顔の子が歌っていた
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🈂️
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🈂️
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これが僕達の出会いで
僕の初恋だった
かいくんと過ごす日々は楽しくて、他にも友達が出来て幸せだった
それでも、僕の想いがかいくんに届くことはない
そんなある日
🧐
🧐
🈂️
いいな
想いが伝えられて
伝わって
両思いで
僕もかいくんに、想いを伝えられたらいいのに
🧐
🧐
心友のなろっちなら、この気持ち分かってくれるんかな
🈂️
🈂️
それに
ステージもある
🧐
🧐
🧐
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今、かいくんが何か小声で言っていた気がした
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それから僕はずっとかいくんのそばにい続けた
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今伝えたらどんな反応するかな
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🈂️
🧐
🙅🏿♀️🌙
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🧐
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🈂️
それから数年後ステージが近くなっていた頃
🙅🏿♀️🌙
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🙅🏿♀️🌙
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🙅🏿♀️🌙
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🙅🏿♀️🌙
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かいくんがそう言った瞬間
僕はかいくんが何にそんな怒っているのか分かった
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そのままかいくんは走り去ってしまった
最後に見たかいくんの顔は
泣きそうになっていた
それから数日後、ステージ当日になった
ﾊﾞﾝｯ
🧐
死なないでとか言っといて、自分が死んどるやん
死ぬってどんな感じなんやろう
🧐
なろっちが泣いとる
そりゃそうやろうな、愛する人が目の前で死んだら
僕もかいくんが目の前で死んだら、
次のラウンドは僕とかいくん
🈂️
🔥
かいくん、さっきの見て動揺しとんかな
いつもより歌が下手になっている
かいくんを負けさせたくない
僕が
死なないと
僕はできるだけ下手に歌った
🔥
最後だから、この気持ちをかいくんに伝えとかんとな
僕はかいくんの方へ駆け寄った
🈂️
🔥
びっくりしてるのも可愛い
かいくんに会うのもこれが最後
僕はずっと
🈂️
🔥
ﾊﾞﾝｯ
野生のオタク
🈂️
🔥
野生のオタク
野生のオタク
野生のオタク
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