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1800年ほど前、日本は30ほどの小さな国にわかれていました。そのなかのひとつが、邪馬台国です。もともと日本には男性の王がいましたか、王座をめぐる戦争が70年以上も続いていました。その戦争をピタリと終わらせたのが邪馬台国の卑弥呼です。はじめての女性の王として卑弥呼が即位したところ、みんなが納得して平和な国になったといいます。一説によれば、卑弥呼は占いの力を使って人々を従わせていたそうですが、案外シンプルにケンカが強かっただけかもしれません。卑弥呼がなんらかのすごい力をもっていたことはたしかです。でも、卑弥呼の本当のすごさは、外国の力を利用したこと。239年、当時日本とは比べ物にならないくらい発展していた大国・魏(今の中国)に使者とみつぎ物を送り、
魏の王様に「卑弥呼こそが日本の王だ」と認めさせたのです。
このお墨付きによって、卑弥呼は邪馬台国だけでなく、他の国々もまとめあげることに成功!はじめての「日本の女王」として君臨します。