茜が眩暈で倒れそうになったときだった
茜
‥‥
…
????
…っと!大丈夫ですか!?
茜
…だれ
????
私です…
茜
え・・なんd
セイル
私ですったら!!
ぼんやりと目を凝らすと 黄色い髪が風に乗ってゆらゆら揺れていた
セイル
主様…行きましょう
セイルは私を支えて 日陰に寝かせてくれた
セイル
なんで…無理をしたんですか?
十分後に 私はようやく状況を読み込むことができた
茜
セイルさん!?なんで!?
セイル
え…?気づかなかったんですか~?
茜
屋敷で…休んでるって
セイル
あはは・・すみません
セイル
本当はルカス先生が助けに行くべきだったね…
茜
…ちが
茜
ここ…学校だよ!?
セイル
学校だからなんです?
セイル
君こそ…休養が必要なんじゃない?
茜
‥‥ぅぅぅぅぅ
セイルが その時どうしてたかを話してくれた。
セイル
私は…ちょうどお昼ご飯の時間だったので
厨房へ行こうとしたら
厨房へ行こうとしたら
セイル
指輪が騒がしかったんです。
セイル
それで耳でよく聞いてみれば
何者かがあざ笑うような様子でこう行っていたのを聞きました
何者かがあざ笑うような様子でこう行っていたのを聞きました
セイル
『あいつ…外でも楽しくやれてるのかね』って
セイル
なので…他の執事に見つかる前に
ここへ来てみたら…
ここへ来てみたら…
セイル
君が倒れてたんですよ?
セイル
何があったかはっきり言いたまえ!!
そういうセイルは なんだか大人っぽかった
茜
・・・・・・・
茜
いつもは幼稚のくせに…
セイル
え?
茜
やっぱ…なんでもない・・
茜
私は…そういう恋愛的なこと
興味ないからね!!
興味ないからね!!
セイル
はっ・・別に恋愛なわけ…
セイル
私はただ…状況を聞きたかっただけで
も・・問診ですよ問診!!
も・・問診ですよ問診!!
茜
問診ならルカス先生に診てもらえるし!!
そういい、茜はひょいっと 起き上がった
茜
ほら!!私もう元気だよ!!
茜
じゃあね!!
たったった…と茜が行ってしまう
セイル
君には…休養が必要だって言ってるでしょ…
セイルは心配そうに見つめていた