/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
樹莉
樹莉だよ
斗真
…誰だよ
樹莉
杉村 樹莉
樹莉
光子の婚約者だ
光子
違う
樹莉
そうだろ？
樹莉
小さい頃約束したじゃないか
光子
もうその約束に縛られるのはいや
斗真
光子が嫌がってるだろ？
樹莉
は？彼氏ズラしやがってよ！
斗真
お前だって婚約者ズラするな
光子
………
樹莉
光子はどうなんだよ
光子
…え？
樹莉
どっちが好きなんだよ
樹莉
俺とあいつ
光子
えっと…
斗真
おいやめろよ
樹莉
答えるまで出さない
光子
私は…斗真くんかな
樹莉
は？
斗真
え？
樹莉
なんで！？
光子
だって怖いもん樹莉
光子
もうやだよ
そう言って走っていった
その言葉を聞いて絶望したのか樹莉は
床に座り込んでいる
樹莉
なんで…お前なんだよ…
斗真
…その性格だよ
斗真
お前は執念ありすぎ
斗真
違う道を進んだら
斗真
きっと光も許してくれる
樹莉
……そうか
樹莉
ありがとう
俺が瞳を閉じて開く
すると樹莉はいなかった
斗真
光、探しに行くか
屋上
四章四話 斗真編
屋上に光子がいて…
しかし光子はなんと…
次回
奇跡と恩
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
