ヤン
ヤン
ヤン
莉音
ヤン
ヤン
ヤン
ヤン
ヤン
ヤン
ヤン
⚠️莉音は人形を運んでいます
⚠️口でです
莉音
ポトッ
莉音
莉音
莉音
ガチャッ
莉音
ヤン
ポトッ
莉音
莉音
(ヤンに人形を渡した)
ヤン
莉音
莉音
ヤン
莉音はほぼ定期的に甘えたくなる。
なんでかは分からない
けど頼られてるから嬉しくなる
そんな自分がウチは大嫌いだ
何がなんでも
虐められても、パシられても
頼られてるからうれしい
それで片付けられる自分が昔から嫌だった
ヤン
莉音
また、
また自分から離れられたら嫌だから
莉音
莉音
莉音
ヤン
ヤン
無理に笑顔を作っても。
どうせ莉音や振未には筒抜け。
莉音
莉音
そんな自分が本当に嫌いだ
〇振未の部屋〇
莉音は振未にさっきの事を話した
超能力で、莉音は人の心を読める
ヤンの状態も全て分かるのだ
振未
振未
(振未は持っていた本を机の上に置いた)
振未
振未
莉音はその言葉を聞いて顔を俯かせた
莉音
実を言うと、莉音はそんなヤンを見るのが2回目だ
その日は莉音が体調悪い日だった。
〇莉音の部屋〇
莉音
その日莉音はベッドの上で辛そうに呼吸をしていた
莉音
ヤンの顔を見れないくらい。
その日はヤンと莉音だけしか家に居なかった
ヤン
莉音
あれ、全然違う…
そう分かったのはヤンの声色でだった。
いつもは凄い元気なのに
莉音
無理に顔をヤンの方に向けて
ヤン
莉音
莉音
莉音
無理に声を出したせいか
その後ずーっと咳き込んだ
ヤン
ヤンは莉音のタオルを交換しながら呟く。
ヤン
ヤン
莉音は悲しそうな目でヤンを見つめる
莉音
莉音
深く呼吸してから呟く。
莉音
莉音
声が掠れちゃったけど
伝わればいい。
莉音
莉音
ヤンはずっと俯いていた。
莉音
莉音
莉音は震える手でヤンの頬を触る。
微かな笑顔で
すぐに消えてしまうような
そんな笑顔で
ヤン
莉音
ヤンの涙を手で拭いながら
莉音
莉音
莉音
莉音
その時のヤンの顔は
見た事ないくらい
涙でぐちゃぐちゃだった
ヤン
莉音
莉音
莉音
涙を堪えながらそう言う莉音を
振未は静かに見つめてから
口を開いた。
振未
振未
振未
振未を見つめながら
莉音
莉音を撫でながら振未は微笑んで言う。
振未
振未
振未
莉音(そういえば、言ってたな…ヤン本人も)
莉音
莉音
呆れたように莉音の腕を掴んで立つ振未
振未
振未
振未
莉音は涙を手で拭いながら頷いた。
莉音
振未
ガチャッ
莉音
ヤンは咳止めの薬を飲んでいた
振未
振未の耳元で莉音が囁く
莉音
莉音
莉音
小声で振未が返事をした
振未
莉音はその返事を聞いた後に
ヤンの方に駆け寄り背中をさする。
莉音
ヤンは一瞬驚いたような目をした後
落ち込んだような表情に戻る
ヤン
ヤン
ヤン
振未は呆れたように言う。
振未
振未
振未
深呼吸をしてから
振未
ヤン
振未
振未
振未
振未
振未
振未
ヤンはその言葉に圧倒された後
静かに答えた。
ヤン
ヤンは泣きながら叫ぶ。
ヤン
ヤン
ヤン
ヤン
ヤン
ヤン
ヤン
そのままヤンは俯いてしまった。
莉音
莉音
莉音
莉音
莉音
その言葉の後に
ヤンの目から涙が溢れた。
ヤンは昔からちゃんと愛されたことが無かった
彼氏が出来ても、彼女が出来ても
結局は離れられて
だから人を愛すことも
人のそばにいることも
怖くなっていた。
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