TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

ドロップ

一覧ページ

「ドロップ」のメインビジュアル

ドロップ

1 - ドロップ

♥

12,545

2024年12月03日

シェアするシェアする
報告する

ドロップ ードロップ

桃赤

割と短いです

4時間目の終わりを告げる チャイムが鳴り

各々の昼休みを過ごす。

友達と弁当を広げる女子

購買に走る男子

他クラスに行く人。

騒がしい教室の中で 一人、後ろの席で

飴を口に入れた。

んま…

窓の外を眺め

大きく後ろに仰け反る。

トンッ

あ、ごめんなさ、ッ

…って桃くんか

誰かに当たり反射的に謝り乍 後ろを振り返る。

そこには友人の顔があった。

なんだよその反応w

ぃでッ

そう言い乍 俺にデコピンをしてくる。

桃くんのせいで

大怪我した~ッ

さいて~

そう騒ぎ立てる俺を 無視し話しかけてくる。

何食ってんの?

どろっぷ

そう言って姿勢を直す

俺にもちょうだいよ

やだ

ドロップの缶を後ろに隠し チラッと缶の中を覗く。

いーこと思いついた。

えぇ

いいじゃん1つくらい

…じゃ、あげるよ

そう言って飴を口に突っ込む

んぐッ

ありがと…

…って

辛ッ

これハッカでしょッ!

ww

ひどい…

ちゃんとあげたよ?w

いい反応が見られて満足した俺は

ドロップの缶を再び振り中を覗く

カランッ

軽い音が鳴る。

中には濁った透明の ドロップが2つ。

ハッカしかないじゃん。

なに、もう1個くれんの

そんな俺の様子を見て 不機嫌に声をかけてくる。

もうハッカしかないけど

ハッカはもういい…w

諦めたか、

そう思い缶のフタを閉める。

残りは兄ちゃんにあげよ

鞄に缶を突っ込んでいると

赤は何舐めてんの?

そう聞いてくる。

いちご

俺にもいちごちょーだい

さっきの話を聞いてなかったのか

鶏と同等の頭なのか、

だから無いってッ

呆れながら返事をすると

じゃあ赤から貰う

意味の分からない返事が返ってくる。

はッ?

意味がわからず

そう声を漏らしたら

チュッ

んッ!?

周りの目も気にせず

直ぐに口を塞がれた。

軽いキスを交わし

距離が離れる。

いちごの味…笑

そう笑いかけてくる俺の彼氏は なんだか子供っぽく

それでいてかっこよかった。

顔が紅くなるのを感じる。

ばかッ…!

俺はそれを隠すように 俯き

彼の胸を叩いた。

ドロップ ードロップ

この作品はいかがでしたか?

12,545

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚