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テミュラ
なぁ
そう俺たちに話しかけてきた
テミュラ
俺はお前らがこの世界を終わりに導くようには見えない
テミュラ
どういう事だ？
ハチ
？？？？
ビズ
終わ……り？
クロ
そんなこと言われる身に覚えがないな
クロ
どうしてそうなったんだ？
テミュラ
俺の弟がそう言ってた
シロ
弟ってあいつか
テミュラ
あぁ
ハチ
？
皆が見た先を見ると 端っこの方から こちらを警戒するように 星の子がこっちを見ていた
？？？
なんだよ！
テミュラ
カルバ
テミュラ
俺も気になる話してくれないか？
ハチ
(カルバ……)
カルバ
分かったよ……
カルバ
兄貴が言うなら
そう言って カルバと呼ばれた星の子は 恐る恐るこっちに来た
ハチ
(なんか、人多いなぁ……)
ハチ
(俺に兄弟、クロ兄、シロ兄)
ハチ
(テミュラって呼ばれた兄貴と)
ハチ
(カルバって呼ばれた弟……)
ハチ
(あと…………)
？？
………………
ハチ
(？？？)
ハチ
(誰だ？あいつ？)
一言も喋ってなかったから 気づかなかったが 端の方にひっそりと 星の子が立っていた
帽子を被り 目元はよく見えないけど 何となく表情筋が硬そうだなと思った
それくらい表情が変わっておらず ずっと同じ場所を見ているようだった
ハチ
(どこ見てんだ？)
ハチ
(………………)
ハチ
(兄弟！？)
ハチ
(えっ、な)
ハチ
(なんかしたのか！？兄弟！？)
ハチ
(え、えぇ……)
そんなことを考えてると カルバが話し出した
カルバ
世界を終わりに導くっつのは
カルバ
俺も他の星の子から聞いたんだよ
シロ
他の？
カルバ
そうだ
カルバ
見た目は雀だった
ハチ
…………
カルバ
いきなり雀が腕を掴んできたと思ったら
カルバ
助けてくれ
カルバ
この世界に終わりが来るって
カルバ
すっげえ焦ったように言ってきたんだよ
カルバ
それから
カルバ
それから…………
カルバ
あぁ……？？
テミュラ
どうした？
カルバ
思い出せねぇ……
カルバ
何も、思い出せない
シロ
は？
ハチ
ッ！！
シロ兄の低い声 キレてる
シロ
お前ふざけてんのか？
シロ
こっちは遊びじゃねぇんだよ
シロ
いっその事……
シロ
殺してやろうか？
ハチ
シロ兄！
ビズ
おい、やめとけ
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