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盲目なミルクティー

第5話 - 第5話ご招待

2025年10月09日

#大人ロマンス？なのか？

#一次創作

永遠

フィミアドール

ねぇ、サラ。

サラ

何でしょう。

フィミアドール

海って行ったことある？

サラ

あります。涼しくて冷たいですよ。

フィミアドール

ふぅーん…そうなんだ

サラ

…お嬢様、海に行きたいのですか？

フィミアドール

…うん。

フィミアドール

行ってみたい

フィミアドール

いつか、必ず

サラ

…えぇ、連れていきます。

フィミアドール

でも、今日は誰かに呼ばれてるのよね…？

サラ

……はい。

フィミアドール

…サラ？

サラ

……

フィミアドール

…マリア様からのお誘い…？

サラ

はい、お茶会のお誘いを。

サラ

…

サラ

昨日の深夜に手紙が…。

フィミアドール

…深夜？

フィミアドール

誰が参加されるの？

サラ

表記はされておりません。

フィミアドール

…そう。

侯爵家だからといって

ご令嬢のお誘いをお断りするのは

それも

フィミアドール

昨日の深夜に今日…

フィミアドール

そんなに必死に…？

マリア様が私を必死にお誘いする理由は何かしら…

マリア

フィミアドール様！！

マリア

来てくださいましたのね！！

フィミアドール

本日はお招きいただきありがとうございます。

マリア

いいのよ！むしろごめんなさいね！

マリア

もうメンバーは揃っているから！

フィミアドール

…

一体誰が招かれたのだろう

マリア様主催のお茶会だから

結構位が高い人がいてもおかしくない

それとも女性のお茶会かしら

フィミアドール

(…いやいやいやいや)

ヴァルナ

お、この間の

ヴァルナ

元気にしていたかい！

フィミアドール

…ステラ様がお元気で何よりです……

ヴァルナ

ははっ。ヴァルナでいいよ

ヴァルナ

それにしても今回の顔ぶれはとても異色だね…

フィミアドール

…あの、

ヴァルナ

うん…？

フィミアドール

もし、よろしければ

フィミアドール

この場にいらっしゃる方々を教えていただけませんか。

ヴァルナ

あぁ、いいよ

ヴァルナ

まずは、、おっと

ヴァルナ

あちらから来てくれるようだよ

フィミアドール

え…

あぁ、君は…

フィミアドール

…?!

フィミアドール

(こ、この声は…!!)

シリル

こんにちは、ローリス嬢

フィミアドール

リストランテ殿下…お、お久しぶりです。

ヴァルナ

え、君達いつの間に知り合いだったのさ

シリル

この間お見合いをしてね

ヴァルナ

お見合い?!本当なのかい？？

マリア

す、ステラ様…

ヴァルナ

うん？なんだい、マリア嬢

マリア

(ﾎﾞｿｯ)殿下にそんな口の利き方でよいのですか？

ヴァルナ

あぁ、ははっ

ヴァルナ

シリルと俺は友人なんだ

シリル

うん、そうだね。

マリア

そ、そうだったのですか?!

マリア

失礼しました!!

ヴァルナ

いやいや、いいんだよ(笑)

フィミアドール

(私も衝撃だ…!!)

フィミアドール

(でも、お二人方隣国の方だものね)

シリル

それで

シリル

今日はどうして招待してくれたのかな

マリア

あぁ、それはですね

ﾊﾟｻ

ヴァルナ

？

ヴァルナ

これはなんだい？

マリア

ふふっ、これはですね〜

マリア

「愛か名誉か」ですわ!!

ヴァルナ

…

シリル

…

フィミアドール

…あぁ

フィミアドール

一度小説で出てきました。

フィミアドール

トークゲームのようなものですよね

マリア

そうですわ!!

マリア

私が見ていた小説にも出てきましたの

マリア

ルールを説明しますわね

サラ

では私がさせていただきます。

マリア

ありがとう、サラさん!!

サラ

いえ

サラ

まず、この山札にはテーマが書かれております。

サラ

そのテーマに

サラ

’’愛’’か’’名誉’’か

サラ

答えるものとなっています。

サラ

簡単に言うと

サラ

軽い口論になりますね。

フィミアドール

(口論って…)

ヴァルナ

ふーん、楽しそうだね

ヴァルナ

1回試してみよう。

マリア

では、私が引きますわね

ﾊﾟｻ

マリア

えっと…

マドレーヌに合う茶ブランシュ・ベル or アールグレイ・ロワイヤル

フィミアドール

素敵なテーマですね

シリル

そうだね

マリア

ふふっ、では一斉にいいましょう

マリア

私は…

フィミア）ブランシュ・ベルマリア)ブランシュ・ベルヴァルナ)アールグレイ・ロワイヤルシリル)アールグレイロワイヤル

マリア

綺麗にわかれましたわね。

マリア

では話し合いを始めましょうか

話し合い開始

マリア

まず、ブランシュ・ベルはとてもいい香りがしますの!!

フィミアドール

確かジャスミンとバニラが使われていましたね。

ヴァルナ

香りで言ったらアールグレイ・ロワイヤルも負けてないぞ

シリル

アールグレイ・ロワイヤルにはベルモットの柑橘香で

シリル

スッキリした香りがするね。

ヴァルナ

それにマドレーヌのバターの甘さを引き立てるんだ。

マリア

う、ぅぅ

フィミアドール

(マリア様…苦戦してるわね)

フィミアドール

私は、ブランシュ・ベルをマドレーヌと一緒に頂くと

フィミアドール

マドレーヌの焦げ目とブランシュ・ベルの甘い香りが癖になります。

マリア

(フィミアドール様〜!!)

フィミアドール

それと、ブランシュ・ベルには別名

フィミアドール

「白の貴婦人茶」とも言われています。

フィミアドール

一度召し上がってはいかがでしょうか。

シリル

おぉ…それはいい響きだね

シリル

私はブランシュ・ベル派に変更だ。

ヴァルナ

し、シリル!!

ヴァルナ

…はぁ、仕方ない

ヴァルナ

俺もブランシュ・ベルにしよう。

マリア

あははっ！やった！！

フィミアドール

(マリア様…とても無邪気な方ね)

フィミアドール

(こっちまで笑顔になってくるわ)

マリア

では次、引きますね

マリア

次は〜…

婚約者が政略結婚が決まってる中真実の愛が芽生えたら義務or心

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永遠

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